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ファッションモデルとは?役割としての「今-ここ」、個性としての「今-ここ-あなた」

谷 洋二郎  2015年3月1日

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福岡のファッション雑誌にコラムを寄稿しました

ファッション雑誌『LIRY』の中で2Pブチ抜きでコラムを執筆させて頂きました。
2015年第6号で『14人のモデル』がテーマになっています。

テーマに沿って、私が執筆したテーマも『モデル』。
私自身、テレビや雑誌ウォッチャーとして【変化当て】というのを小さい頃から行ってきたことが、今回の仕事に活きてきました。

ちなみに【変化当て】というのは、番組や誌面をウォッチして、その本体からそこに起用された人物の未来がどうなっていくのかを予測することです。

このサイトの記事にも予測が当たっている内容があります。
例えば、『内村のザワつく夜』は初回の放送を見て、ゴールデン進出すると予測し、それが当たっています。
2回目の放送で、初回との違いを述べて、ゴールデンに上がった際に即終了するケースを述べて、そのケースを番組が踏んでいます。
『ヒットの予感『内村とザワつく夜』の魅力とキャストの妙』

また、ファッション雑誌では、スナップで掲載された素人女性がチェックしていたところ、non-noフレンズ→MISS TOKYO GIRLS COLLECTIONグランプリ→ソロファッショングラビアという風にステップアップしています。
『女の子千里眼~モデル渡辺早織の素人スナップから東京ガールズコレクショングランプリまでを追った件』

自分が「当たる!」「ブレークする!」と予測できる機会にあるとき、それは別に早く気付いたということではありません。

確かに抽象的概念としての一般視聴者からすればスピーディーな変化を捉えているかもしれませんが、ほとんどのコンテンツや人物は、ある程度の支持がある状態ではないと、一般視聴者の目に映るステージには出てきません。

業界人から推されているにしても、ファンから推されているにしても、既に一部の人は気づいていて、後押しの作業の途中に、自分が一般視聴者より一足先に気付くというだけなのです。

話題が逸れましたが、『LIRY』でのコラムの内容を記しておきます。本文は敬体ではなく常体になっています。

『LIRY』は、福岡のファッション雑誌で2013年に創刊されました。
福岡の方で興味のある方は、福岡市内のTSUTAYAになら、確実に置いてあると思いますので、手に取ってみて下さい。

【 福岡のモデルは「今-ここ」の繋ぎ役 】

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モデルという言葉には様々な意味が存在する。模範、見本、手本、標準、表現、基準、表現のために使用される対象物…。

そして、福岡のファッションモデルのモデルたる所以は「ファッション表現のために使用される対象物」になりうるかどうかに尽きるだろう。

これは雑誌を起点としたファッションモデルに限った事ではない。マスメディアから放たれる多くの人間と言うのは、福岡において「表現のために使用される対象物」にしか成り得ないケースが多い。

それは「今-ここ」をつなぐためだけの存在としてモデルが用意されているということだ。

ブレークスルーしたモデルが作り出す「今-ここ-あなた」

私がコンテンツを面白いと感じるときがある。コンテンツが「今-ここ」の二次元を超えるときだ。「今-ここ」という関係にある一つの要素が加わり、コンテンツが立体になるのだ。

「今-ここ-あなた」。

モデルが「今-ここ」のつなぎ役ではなく、「今-ここ-あなた」という立体の一面を作る主役となる場合だ。

つまり、「今-ここ-あなた」の「あなた」をモデルが担うのだ。

だから、モデルの役割は表現のために使用される対象物だけに留まらない。モデルという兜を脱ぎ捨てたその人間のありのままの個性が大きな財産にすらなってくる。商用であろうが、作品であろうが、広告であろうが、「今-ここ-あなた」という三点が運命の出会いを果たしかのような出来栄えになったモノを見ると、それだけで何だか嬉しくなる。

「○○からブレーク」という女性は言い換えれば、「今-ここ-あなた」から反響を勝ち取ったモデルとも言えるだろう。特に放送時間の短いCMやページ数の少ない誌面をきっかけとしてブレークスルーした女性は、まさしく「今」と「ここ」で視聴者や読者がみるべきだったのは「あなた」なのだと納得させる力を放っている。

それは時代の流れや価値観、監督やディレクターや制作スタッフのクリエティブ力がそうさせているかもしれない。ただし、多くの場合、コンテンツがブレークして脚光を浴びるのは、監督でもなく、スタッフでもなく、コンテンツ自身に映された出演者たちなのだ。

クリエティブの栄光は制作側でなく、ステージに立つ側がかっさらっていく

「今-ここ」を仕上げたクリエイター達には、なぜか「裏方」という言葉が寄り添ってくる。そして、栄光はモデルとしての「あなた」が持っていくことになる。音楽ならば、作曲家より歌手。ドラマなら、脚本家より俳優。ダンスなら、振付家よりダンサー。

コンテンツを受容する聴衆にとっては、ステージで確認できる要素こそ納得し、心を奪われやすい。それがコンテンツの発信と受容の仕組みの一つと言えるだろう。

モデルは単なる表現の対象物になることもあれば、「今-ここ-あなた」で突き抜け、「あなた」のパーソナリティで多くの人を魅了することもある。

読者の模範になるか、標準になるか。視聴者が模範として憧れるか、標準として落とし込むのか?モデルという意味の中にある「見本」という言葉。「見本」にもいろんな言い回しがある。同じ見本でも「ただの見本」と「みんなの見本」では意味が大きく変わってくるだろう。

だからこそ、モデルとして突き抜けるかどうかは、常に紙一重だとは言えないだろうか。コンテンツを流布させる道具の種類が多く、拡散の感度が昔よりもずっと高いだけに、カリスマになるかどうかの紙一重はどこまでも肉薄になっているのではないだろうか。

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多様化する価値観と多チャンネル化するコンテンツ

しかし、コンテンツの発信手段が沢山あり、拡散の感度が高いということは、それだけコンテンツが溢れやすい環境にあるということでもある。

最もキャッチーで反復可能なコンテンツのひとつであるJ-POPというジャンルですら、オリコンチャートの1位の曲を「国民の共通認識」にしずらい時代になっている。価値観が多様化したことにより、コンテンツも比例して多ジャンル化し、それぞれのフィールドで、それぞれの動きが起こり、全ての情報を追えなくなり、各々の情報の接し方に偏りが出てきている。

これは表現としてのコンテンツだけでなく、人生を一つのコンテンツに見立てたときに、あらゆる出来事に納得させてくれるはずだ。分かりやすいところでいえば、晩婚化や離婚率の上昇などがそうだろう。「多い」ということは、選択と理解が複雑化させてしまうのだ。

「今-ここ-あなた」で福岡を魅了するモデルの誕生に期待

では、ここで福岡に話題を戻していこう。福岡の一般人にもっとも影響力のあるコンテンツを流しているのはやはりマスメディアだろう。マスメディアが発信しているコンテンツは視聴者にどう映っているだろうか?

視聴者である我々は福岡の「今‐ここ‐あなた」を感じる瞬間はあるだろうか?やはり、福岡において出演者は「今‐ここ」をつなぐための存在としてのモデルでしかないのだろうか?福岡の視聴者は、福岡のローカルタレントの名前を何人言えるだろうか?コンテンツを制作する人たちは、舞台に映る出演者の個人名の記憶を焼き付けるぐらいの「今-ここ-あなた」作りはなされているだろうか?

私は以前に、福岡のタレントを「テレビコンパニオン」と揶揄したことがある。福岡のファッションモデルは雑誌の仕事をどのように取り組んでいるだろうか?「今‐ここ」を作る対象物として起用された際に、見本になりすましながらも、自分の個性をを突き抜けさせるチャンスを常に伺っているモデルはいるだろうか。

私が見てみたい光景が一つある。それは福岡オリジナルのファッション雑誌(今-ここ)から、福岡のモデル(あなた)が突き抜け、全国の人々を魅了することだ。そして、そのモデルの個性が含まれたコンテンツが福岡をトップに各地方に降りていく。

「LIRY」という雑誌がそうなるかもしれないし、そうならないかもしれない。福岡のクリエイターとモデルが作り上げる「LIRY」は、「What’s カワイイ?」というテーマに切り替え、2年目に突入する。2年目の「LIRY」で、モデルたちが雑誌として「今‐ここ」の一部の役割を果たしながら、「あなた」を意識したくなるような誌面が増えていくことを楽しみにしていこうと思う。

ちなみに雑誌を制作しているのは福岡のモデル・タレント事務所のエレガント・プロモーションさんです

エレガントプロモーションのサイトはこちら
(雑誌上の表記は有限会社エレガント)

雑誌に自社の広告をまったく入れないという潔さを放っていたので、紹介させて頂きます。
福岡でモデルやタレントの仕事に興味のある方は、サイトをチェックしてみると良いでしょう。

今回の2015年第6号は、モデルのインタビューがかなり多く掲載されているので、モデルのリアルも読み取れるはずです。
長文ご拝読ありがとうございました!

(END) Thanks for reading!

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