RECOMMEND *

クリエイターEXPOで感じたこと。これからは、メディア・ブランド・コンテンツ、3つを自分で高める時代

谷 洋二郎  2012年7月11日

クリエイターEXPO ロゴ

東京国際ブックフェア等と同時開催!400人のクリエイターがブースに出展し、出版社、メーカー、広告代理店などと商談を行う

2012年7月4日~6日、東京にて、「クリエイターEXPO」というモノに出展した。
クリエイターの集いで、最も有名なのは、「東京デザインフェスタ」だろうが、明らかに違うのは、クリエイターEXPOは「対業界人」向けの出展、デザインフェスタは「対一般人」向けの出展。

しかしながら、そもそも、職人気質なクリエイターが、ブースで商談をする訳だ。
そして、「対業界人」向けに出展するなんていうこと自体、「ほぼ初」の人たちばかりで、一般の方へ綺麗に作品を見せる手法ではなく、「仕事を獲りに行くブース」の見せ方をしなくてはならない。

電通、博報堂、講談社、小学館、朝日新聞、毎日新聞と、数を挙げたらキリがないが、来場者も、名だたるメディア事業に携わる方が多く、普段は会えない役職の方と、直接対面で話せるという貴重な機会。

そして、クリエイターEXPOで体験した3日間で味わったのは、業界的な「期待感」と「危機感」だった。
クリエイター自身が、開拓心を持つことが大事だということもひしひしと感じた。

ブース出展者の実績がハンパない!「コンテンツ力」という意味では、年の功は大切!

自分は「作家ライターゾーン」に出展していて、まず、出展者の実績が意外に凄いということに驚いた!
「anan」や「Zipper」名だたる女性誌に連載し、毎年、数冊も単行本を出している占い系のライター。
芸能人のPV、また、ホラー系のDVDをリリースしたこともある、脚本家、映像作家。
今までに出した著書が100冊近く、ビジネス書から小説まで幅広く手掛ける作家。
現在は大女優の主演作のドラマのストーリーを担当したシナリオライター。

他にも、イラストレイターゾーン、グラフィックデザイナーゾーンにも、見たことある作品もあり、「新進の…」というよりは、「実績をさらに上乗せしたい!」という士気の高いクリエイターさんが集っていたような気がする。

そういった意味では、日々自分の持っている「コンテンツ」を積み重ねていくことの大切さを痛感した。
自分なんか、本はたったの1冊だし、かろうじで、森永製菓さん、ミニストップさんとのタイアップという実績があるくらいだった。

ただ、20代の出展者は、本当に少なかった気がする。それこそ本を毎年出していて順調な作家さんに、「何でこんなに実績あるのに、出展したんですか?」と聞くと、「こういう業界人向けに出展出来る機会は初だから!」とおっしゃっていた。

そういった意味では、若いうちに、こういう出展のチャンスに有りつけ、かろうじで出せる実績を用意出来ていたのは、とても大きいような気がした。
でも、コンテンツは毎年、毎年、進化して、あらゆるニーズに「完成した状態で出せる用意」をしておくことが大切だと感じた。

後述するが、特に「書籍関連」で言うと、「やりたいことで飯は食えそうにない」からだ。
それよりかは、対メーカーの商業的なニーズに置き換えることの出来るコンテンツを、いかに幅広く用意することが何より大切だと感じた。

出版社はお金がない?具体的な商談は、メーカーや広告代理店からが大多数!

実績を引っさげたクリエイターさんが集合しました!

商談が10時にスタート。マッチングしそうな企業の方がブースの前に来て、話し掛けてくる。
おそらく、作家、ライターは、普段から企業から仕事を貰っているので、今までの「コンテンツ」を、書籍化してくれる「版元」があればなぁ…っていうのが、一番の願いだったかもしれない。

しかし、フタを開けてみると、出版社は話を聞いてくれるが、そもそも、書籍を出すマネーパワーがないかのように、話が具体化しない。
むしろ、そもそも、そういった意識を持って、ブースに来ていないのかもしれない。

実際に、招待状を贈って、来ていただいた出版社があった。
キー局の名だたる番組を作っていた方が作った出版社で、実績も豊富であるが、正直に「お金がない」と言われた。

自分は、出版社を自分で作って、利益を上げているが、そもそも、「通常の出版の仕組み」は、ビジネス向きではない。
まず、版代が高い。そして、それを流通するのに、「取次店」が何社も間を入り、「書店」へ降りる。
そして、高くて1冊数千円の本の売り上げを、分け合うのだ。

ブースの近くに、今年2冊の本を出版を控えた作家さんが言っていたが、「今は印税10%行かない」らしい。
自分がその方に、セルフパブリッシングという手法を教えると大変興味を持っていた。

さらに、今は「コアビジネス」の時代だ。というか、コア・ターゲットを探せる環境にあり、そういったターゲットに伝える環境もある。
そんなニーズの「コア化」が進む中、「書店」という「キャパシティ」が決まっているのだ。
しかも、書店というのは、ほとんどが「もっとも標準な一般層」向けの店づくりをしている。

そうなると、そもそも、「本を出版社が作って、流通を取次店に任せて、書店で売る」というシステム自体がヤバいことになる。

スポンサードリンク

ということで、来年はガールズイラストレイターさんと一緒に、自社から本を出すことに!成功のカギは「メディア」力!

イラストレイター shihoさん イラスト

ここで、大切なのが「メディア」だ。これは、リアルでも、ネットでも良い。ただ、本を出したときに、版元、もしくは著者が、直接ユーザに「売る」ことの出来るメディアだ。

もっと言うと、ユーザではなく、ターゲットユーザだ。欲しい層、ファンを最初から囲ってしまうメディアを作ってしまうのだ。
自分が「たにちゃんねる」という出版社で、『爆笑ピクト』を売っていた時も、ソーシャルメディアに関する「セミナー」というリアルメディア、作品ブログという「ネットメディア」、フェイスブックやツィッターという「ソーシャルメディア」を使っていた。

そのファンの潜在数を多くするように、日々メディアを育てること。これからは、作家が直接、メディアから売る時代になる。
そうすれば、リトルプレイスのコア・ターゲット狙いでも、利益を出せるのだ。現に、爆笑ピクトは、利益を上げている。

しかも、出したいモノが出せる。1作家、1ISBN、1ドメイン時代かもしれない。

とは言いつつも、やはり、先人の「有名企業」から「全国区」に広がる力は大きすぎる!

セルフプロモーション力、もしくは、クリエイターをマネジメントすることが必要

自分としては意外だったのが、『爆笑ピクト』の求められ方である。
いや、これは、自分自身のクリエイターとしての求められ方かもしれない。
爆笑ピクト』は、書籍としては、そこまで求められなかったが、「キャッチーでシンプルでインパクトのあるコンテンツということで、広告代理店、メーカーの評価がすごく高かった。

それこそ、森永製菓さんやミニストップのタイアップは、割と気まぐれと思っていたのが、また別の大手製菓メーカーと繋がりのある代理店さんから同様のタイアップを行いたいと言われたり、有名デパートに雑貨を卸しているところから、雑貨の企画から担当して欲しいとか、シールやTシャツの版権のやり取りだとか…

結局、そういった大手からのタイアップをされることで、こちらのブランドも同時に引きあがるという現象が起きる。
歴史のある大手企業が、日々作ったブランドと知名度は、やはり、1人のクリエイターとは、日々の進度が違い過ぎる。

あらゆるメディアで発信出来る時代だからこそ、個人でブランドを築いていけそうであるが、それだけライバルのコンテンツも多くなるし、何せ、現在は「実用的なモノ」にお金が動く傾向にある。そういった意味で、大手企業からのブランド継承は、避けては通れないだろう。

PS:そういえば、レコード会社は、アーティストをマネジメントするのに、出版社は、作家をマネジメントとかじゃなくね?

日々「コンテンツ力」「メディア力」「ブランド力」を高めること。
これは、クリエイターだけじゃなく、これからの現代を、より「頼らずにひとりで生き抜く」ポイントだろう。

そして、ヒトとしても、「キラキラ」するような魅力を放てるようにと、自分は強く感じた。
下半期、序盤の7月。夏の特番が嬉しい時期。ぜひ、今後ともよろしくです(最後だけ敬体)。

(END) Thanks for reading!

面白歌ネタ系J-POPになっています!宜しければ、ご視聴よろしくお願いします!

LINEスタンプ
10万DL
人気2位
LINE Award
ノミネート
ヴィレバン
全国グッズ化
森永製菓
ミニストップ
コラボ多数
面白ネタ本
絵本詩集
ビジネス書等
多ジャンルの
書籍を出版
株式会社設立
代表取締役に
個人事務所
一人きりで
日々奮闘中
仕事・職業は
Web制作
著者
ライター
クリエイター
出身は宮崎
大学は長崎
熊本を経由し
福岡と東京で
主に活動