入試の裏技!本文を読まずに、国語が解ける!センター試験のホントのカラクリ
センター試験だからこそ、本文を読まずに解けちゃうんです!
まず、ここを知っておいてください。3年間、必死で予行練習をする『模試』と『センター試験』は違います。
何が違うかというと、問題を作る「大学入試センター」が、選択問題の文章を作り込み過ぎるんですね。
ここが重要です。作り込みすぎちゃうんです。
一見ややこしい選択肢。実は、ちゃんと紐解けば、答えにたどり着く。
大学入試センターは、練りに練って、1つの答えをややこしくしようとして、選択肢を作ります。
逆の言い方をすれば、「どのようにややこしくしているか」が分かれば、本文関係なしに、答えが見えてきます。
不幸なことにも、裏技を知らない人にとっては、本文が理解出来ているのにも関わらず、どれが正しいか分からないこと現象が起きてしまうんです。
ここで、普段の模試とのギャップにやられ、力を発揮出来ない生徒が続出します。
2011年度のセンター試験で8年ぶりに試してみましたが、目視でやって、見事正解しました
上記の画像は現代文の問題です。解き方は至って、簡単。各選択肢を因数分解して、共通項を洗い出すだけ。
まず、この場合、「経済学という学問は、Aで、Bということ」と、文章が二分構成になってます。
なので、Aの共通項、Bの共通項を比較していきます。
では、Aから。
・「差異」が(1)(2)(3)
・「利潤」が(1)(2)(3)(5)
・(2)「排除」と(3)「退け」が類似
・(4)「否定」と(5)「批判」が類似
・(1)「暴き」が仲間はずれ
続いて、Bの部分。
・(2)「重商主義」仲間はずれ
・「労働」が(3)と(5)
・「富」が(3)と(4)
このことから、(1)(2)は確実に違う。てか、(3)だけ異様に共通項が多い。
ってことで、これは、超分かり易いケースの(3)だなって。
では、答え合わせ。正解しました!
ブログだから文字にしましたが、自分は目視で因数分解してますから。
あと、この問題は、特別に簡単に解けました。
センター試験の選択肢を紐解くノウハウは、かなり沢山あります。
そして、何回もこういった方法で訓練していくうちに、感覚的に答えが分かるようになるのです。
自分は80点代から140点代に。友達は80点から170点代に。なんと、友達は東北大学に合格!
もともと、自分は国語が苦手で、80点ほどしか取れませんでした。でも、約2倍まで増えて、国立に合格できる点数になりました。
自分は本番でも、現代文しか読んでません。古典と漢文は、文章すら読んでません。
それで、面白い事実がありまして…自分と同じ点数でスタートした友達は、170点代にまでなりました。
自分と何が違ったのかというと、「本文を読むのだけはとにかく速かった」ということです。
つまり、本文は理解出来るけれど、選択肢で並べられると分からない。
だからこそ、この裏技で、選択肢への迷いがなくなり、効果的になったのです。
あくまでも裏技。裏技を使えるようになるのにも、凄く時間が掛かるということ
自分と友達は、第1回共通試験時代から、すべての国語の問題を裏技だけで解く練習をしました。
そして、何回も検証しました。明日、明後日、身に付くものではありません。
裏技と言えども、様々なパターンに対応した、多くの小技を覚えなければなりません。
ただ、3ヶ月あれば、十分間に合います。
私が編み出した技ではありません。考案者は試験研究家の津田秀樹氏です。
津田さんは、山口高校時代になんと択一式テストの法則を発見。筑波大学在学中に選択式の問題を選択肢のみで解く方法を開発して、同級生や受験生に家庭教師として指導しながら、1986年当時大学生にして出版。そして、彼の本の読者だった編集者の勧めで公務員試験関連の本を執筆し、これが好評だったため再び脚光を浴びるようになります。以後、さまざまな試験対策本を執筆しています。
2014年度版の『センター試験マル秘裏技大全【国語】』の内容は、以下の通りになっています。
PROLOGUE 「そんな~?」とつい声が出てしまうセンター試験の裏事情
第1章 笑ってしまうほど 正解が見えてくる
・隠しのテクニック
・正確の隠し方を知っていれば、見つけ出すのは簡単だ
第2章 最初に選択肢をひとつずつ読んでいくときにもう×肢がわかってしまう裏技―これが×肢の目印!
・常識的解答
・良識的解答
・否定的な選択肢は×
・極端な選択肢は×
・限定されている選択肢は×
・添加表現
・他の知識
・難しい選択肢は×
・強い表現の選択肢は×
・具体的な選択肢は×
・付加部分
・同じ内容の選択肢は両方×
・矛盾した選択肢は×
・ふらついている選択肢は×
・その選択肢だけ見てわからないのは×
・わけのわからない選択肢は×
・考えてみるとおかしい選択肢は×
・前半と後半のつながりの悪い選択肢は×
・バカバカしい選択肢は×
・正論すぎる選択肢は×
第3章 選択肢どうしを比較するだけで ×肢や正解がわかってしまう裏技
・話題性が欠けている選択肢は×
・グループ分け
・同じ言葉
・対応・そのまま
・問いを関連させて解く
第4章 ×とわかった選択肢を使って 正解を知る裏技
・×肢が正解を教えてくれる
・絡み合い
・逆グループ分け
・含む・含まれる
この目次だけを閲覧して、なんとなく分かった気になっている方は非常に危険です。
あらゆるテイストの文章問題に対応する手掛かりとして、第2章が存在します。
さらに、第2章の定義は若干の揺らぎがあるため、あらゆるテクニックで判断材料を増やし、選択肢のみから正解を導くようなスキルが必要になります。
特に第3章の「グループ分け」「同じ言葉」「対応・そのまま」は、それぞれの選択肢を因数分解し、第2章のテクニックと組み合わせることで、何が×で、何が正解かをよりはっきりさせることが可能です。
私的センター試験対応マニュアル
裏技を使いこなせるようになるにも時間が掛かります。そこで、実際にセンター試験の国語の点数をガチ上げしたい方へのススメは
1、『センター試験マル秘裏技大全【国語】』を30回以上黙読する
2、黒本『大学入試センター試験過去問レビュー国語 2016』で実践する
3、自己採点し、裏技本を読みながら分析する
4、第1回から全てのセンター試験の過去問を解く
5、『センター試験マル秘裏技大全【国語】』を読みまくる
期間にして3ヶ月あれば、大丈夫だと考えています。
サクッと取り入れるぐらいなら、やらない方がマシです。
覚悟ができてないと、テクニックが揺らぐだけでなく、マインドが揺らいで、正解を選ぶ機会を自ら失ってしまいます。
私自身は高校3年生の9月から受験勉強に本格的に取り組み、国立の長崎大学に後期で合格することができました。
前期で受けた大学のセンター試験のボーダーが900点中690点ほどだっため、苦手過ぎる国語でもある程度点を稼ぐ必要がありました。
9月から古典や漢文の細かい文法をカバーしながら点数を上げる可能性よりも、裏技を鍛錬せる方が、時間も勉強量も少なくなると思い実践しました。
国語の試験だから、国語の知識が重要。
でも、実際は、国語の試験だから、試験の知識も重要です。
センター試験はまるでスポーツのようですね。
公務員試験も同様です。なので、もうマーク試験辞めた方がいいのに…
マーク試験とは、成績を管理しやすいというメリットがありますが、学力が正しく判断されないというデメリットが常につきまといます。
それこそ、自分は、センター試験と面接だけでしたので、かなりお得な想いをさせて頂きました。
センター試験は、本当に見直されるべき制度の1つだと思っています。
なぜなら、この裏技の手法が使えないようにマーク試験の選択肢を組み立てると、今度は純粋な正解が見えやすくなる方向になってしまい、全員が高得点、センター試験が学力を比較対象する尺度として通用しなくなります。
大学に入ってしまえば、専門分野に特化するのですから、学力じゃない基準を作って欲しいものですね。
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2012年4月3日
(END) Thanks for reading!