RECOMMEND *

『ジャンクSPORTS』は、俳優さげまん番組!サブMCがことごどく下降してしまう理由

谷 洋二郎  2013年3月21日

しゃべらない若手俳優をセンターポジションに置く異色の番組

しゃべらない若手俳優をセンターポジションに置く異色の番組

『ジャンクSPORTS』(ジャンク・スポーツ)は、フジテレビ系列で2000年4月11日から2010年3月21日までレギュラー放送されていた、スポーツを題材としたトークバラエティ番組である。

普段、バラエティへの露出が少ない様々な分野のスポーツ選手を大勢に集め、スポーツ選手の知られざるプライベート、真剣なスポーツシーン以外のお茶目な一面、ギャラ・待遇の裏側などを、浜田雅功のツッコミとブッコミで、笑いながら楽しめる番組として、人気を博した。

『ジャンクSPORTS』の最大の特徴の1つとして挙げられるのが、「しゃべらない若手俳優をセンターポジションに置く」ということだ。

そして、今回、私はこのサブMCとして扱われた俳優陣たちに注目したい。

というのも、、『ジャンクSPORTS』そのものは、10年以上にも及ぶ長者番組になったにも関わらず、キャスティングされたレギュラーの俳優陣は、ことごとく、本業が収束してしまっているからだ。

もし、『ジャンクSPORTS』が女性だったしたら、これからピークを迎えようとした時に俳優に寄り添った『ジャンクSPORTS』という女性は、まったくの「さげまん」である。

ということで、過去のMCを時系列的に振り返りながら、『ジャンクSPORTS』におけるサブMCがことごどく下降してしまう「俳優さげまん現象」が、なぜ起きてしまうのかを検証していくとする。

初代サブMC「金子賢」

金子賢は、PRIDE参戦など、当番組をキッカケに路頭に迷う

番組を見ていた著者自身は、当時中学生・高校生ながらに、「金子さんはなぜに真ん中に居るのだろう?」と終始疑問だった。

「スポーツ×トークバラエティ」という図式には、若手の俳優とは、似つかわしかった。
それに、金子自身が積極的に喋ってスポーツ選手とのコミュニケーションが発生するという訳でもない。

金子賢自身が「不良っぽい成り」にも見える部分があるし、スーツを来ていると「プチヤクザ」のようなオーラが出ているようにも見える。

金子賢自身が、スポーツ選手に絡んで、そのスポーツ選手と面白い化学反応が起き、そのスポーツ選手がゲストに来た時には、それが「お約束」となる。

2000年から2006年まで、サブMCを務めたのだから、番組側がもう少し、動きを出せるように仕向けてあれば、その6年間で、何かしらの「化学反応」と、コアな視聴者が楽しみにするような「お約束」が作れたハズだ。

『ジャンクSPORTS』では、浜田雅功がスポーツ選手から「スポーツ選手であることのオイシイ話」をことごとく聞き出す。

それで金子賢が「スポーツ選手への憧れ」が触発されたとまでは断定しないが、彼自身は、2004年、「ようやく全身全霊をかけて打ち込める物が見つかった」と格闘家に転向。所属事務所の強い慰留に応じ、芸能界引退は留まったものの、芸能活動を休止して総合格闘技の試合に出場することになった。

もちろん、このことも、俳優としての「格」に傷を付けることになった。

本来は、あらゆる方面に手を出していたとしても、演技になると、「その役の人間そのもの」であるかのように思わせるぐらいが、俳優らしさなんだろうが、それを「若手」の頃に、求めるのは難しい。

この点において、沢尻エリカなんかが「若くしてダントツに突き抜けていて」、業界内でも評価されている部分だろう。

話は逸れたが、要は、我々は「印象のない金子賢」を深夜時代からゴールデン時代まで、ひたすら見させられる訳だから、「まったくしゃべらない人」というゼロの評価を6年に渡って、視聴者へすり込んだことになる。

2代目サブMC「石垣佑磨」

『エースを狙え!』『H2~君といた日々』等、スポーツ青春系に強かった石垣

石垣佑磨と言えば…

・エースをねらえ!(2004年、テレビ朝日)
・H2〜君といた日々(2005年、TBS)

のスポーツ青春系の好演が目立ち、さらには…

・エンジン(2005年、フジテレビ)
・ゆくな!龍馬(2005年、フジテレビ)

のような「月9出演」や「坂本龍馬」を演じる等、『ジャンクSPORTS』のサブMCにキャスティングされる2006年以前までは、かなりの絶好調だった。

しかし、『ジャンクSPORTS』のトークは「舌好調」とはいかなかった。

金子賢と同様にしゃべらないキャラ。

特技はテコンドー、シンクロナイズドスイミングということもあり、プライベートでも、スポーティーな面を存分に見せている。

もはや、トークに参加するにはうってつけの俳優と言えるだろう。

それが金子と一緒。番組中は、「静かなる佑磨」を見させられるだけ。

役柄的にも、無邪気で明るく元気なキャラクターをしっかりと演じてくれることから、バラエティで静かな状態を晒すことは、明らかにマイナスだ。

それは、ドラマを観てファンになった視聴者からすれば、毎週、モヤモヤしながら「静かなる佑磨」を見届けなければならない。

「ドラマでアクティブなキャラ」×「バラエティでおとなしい」ということであれば、ギャップが掛け算するかもしれない。

しかし、「おとなしいこと」と「無口」なことは違う。
無口というのは、金子賢の分析でも記述したように、「ゼロ」の評価を作ってしまう。

「ドラマでアクティブなキャラ」に掛け算される値は「ゼロ」なのだ。

ゼロは何を掛けてもゼロだから、結果はゼロ。

スポンサードリンク

3代目サブMC「大東俊介」

『ジャンクSPORT』をキッカケに、バラエティへの進出へ

大東俊介のサブMC期間は、2009年3月22日から番組終了の2010年3月21日までのため、期間は相当短い。

また、大東俊介に関しては、アスリートに質問を振る機会があり、金子・石垣に比べてトークにもある程度参加している。

ただ、トークに参加すれば良いというモノでもなかった。

金子賢や石垣佑磨よりも「しゃべっている」という印象が、バラエティへの適応性を事務所に理解されたのか、大東は、『ジャンクSPORTS』が終わった次のクールから、『心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU』というトークバラエティでの加藤浩二の相方として重要な役割を果たしている。

若くしてバラエティ色を強めるということは、俳優としてスクリーンやテレビを通して、観ている人に伝える時には、その印象を拭わなければならない。

それは、視聴者自身が感じることでもあり、彼をキャスティングする制作側の頭をよぎることでもあるのだ。

付き合った男を必ずダメにする女のような『ジャンクSPORTS』の構造

以上、3人のサブMCの分析を通じて分かることは…

・ゴールデンの時間帯に「無口」で「ゼロ」な状態を晒された
・若手時代に、バラエティ色を付けてしまった
・俳優としてのスクリーン・TVから想起されるパーソナルイメージとミスマッチな扱われ方をした
・『ジャンクSPORTS』を通して、俳優とは別の視野が広がり、広げてしまった

ということだろう。

特に、『ジャンクSPORTS』の与える「ゼロ」という印象が一番の要因だと言える。

テレビというのは、「ゼロ」の印象が続くと、ゼロの印象が積み重なって、それが視聴者にとって「ブレーク感」から「フェードアウト感」になってしまい、結果、「飽き」というマーケット的空気感が出来上がり、それを察知したプロデューサー等のキャスティング側からのオファーがなくなり、それが何回も繰り返され、露出が減るという流れが起きるのだ。

ただ、彼らの歩んだ道が間違いだとはまったく限らない。
彼らは、ドラマや映画の出演は未だに獲得しているし、長いスパンで見ると、こういった経験が素晴らしい俳優としての歳の取り方をしていくことだって十分あり得る。

ぜひ、彼らの今後に期待したい!

※大東俊介は旧芸名。現在は、大東駿介。

(END) Thanks for reading!

面白歌ネタ系J-POPになっています!宜しければ、ご視聴よろしくお願いします!

LINEスタンプ
10万DL
人気2位
LINE Award
ノミネート
ヴィレバン
全国グッズ化
森永製菓
ミニストップ
コラボ多数
面白ネタ本
絵本詩集
ビジネス書等
多ジャンルの
書籍を出版
株式会社設立
代表取締役に
個人事務所
一人きりで
日々奮闘中
仕事・職業は
Web制作
著者
ライター
クリエイター
出身は宮崎
大学は長崎
熊本を経由し
福岡と東京で
主に活動