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玉置浩二、新たな伝説から考えるポップスター論。ロッキンオン野外フェスからFNS27時間の系譜。

谷 洋二郎  2013年8月6日

安全地帯

『FNSうたの夏まつり』でシャ乱Qに魅せた楽しすぎる振る舞い

玉置浩二 FNSうたの夏まつり

2013年7月29日~8月4日は、まさにゴールデン”安全地帯&玉置浩二”ウィークだった。

・奇跡の8枚組DVD『安全地帯 AND 玉置浩二 RARE ARCHIVE 2012』が届く。
・『FNSうたの夏まつり』でのコラボレーション
・『ROCK IN JAPAN FES 2013』に出演
・『FNS27時間テレビ』「真夏のなでしこ歌謡祭」で大トリ

こんなに活躍したアーティスト居ないのではないだろうか。
きくちPさんの国民的歌手待遇はいつも有難いばかりだ。

個人的ツボは『FNSうたの夏まつり』でのシャ乱Qへの対応。
あれは共演しているようでまったく混じり合ってない希に見るコラボ。
「別に」騒動の時の沢尻エリカに教えてあげたいくらいのするり抜けだった。

病み上がりが精神的な部分に影響したのか何なのかはもう推測にしかならないのですが、昨年のV6×雅-MIYAVI-で行った『愛なんだ』に比べると、本質的な魅力はお茶の間に届かなかったのかなという感じを受けた。

2012年のV6×雅-MIYAVI-『愛なんだ』は誰が見ても、日本一を証明させられる印籠になり得るから。

私自身は、TVショーで玉置さん歌を披露する時に、いつも抱く心理があって、それは…

・ここに突き抜けたオンリーワン&ナンバーワンが居るということを分かって欲しい

という厚かましさだ。いつも伝わて欲しいという本人達すら望んでないかもしれない余計な感情が湧いてしまう。
なので、TVではフェイクをガンガンにシャウトしまくってくれた方がなんだか安心したりする。
一般の人には分かりやすいから。

しかし、今回はムラがある時の「スポット」な魅力が出たように思える。
そのスポット的な魅力も、普段を知っていないと魅力と感じられないのではないか不安になったが、実際は「人間的な自由度」が以前にも増してフォーカスされていた。

特に興味深かったのは、ナインティンナインのお二人がラジオで玉置さんのパフォーマンスを絶賛していた点だ。

まぁ、半分イジリも込みかもしれないが、岡村は共演を熱望するくらい人間的な魅力を感じていたようで嬉しかった。
2013年08月01日放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン(ANN)』にて、『FNSうたの夏まつり』での玉置さんについて供述した場面の文字起こしはこちらをどうぞ。

ある意味、フジテレビから贔屓されているようにも見える。

ただ、自分の印象的には、業界人というか、プレイヤーの人からはすごく認められていて、たまたま『FNSうたの夏まつり』と『FNS27時間テレビ』が近い日にあったために、そうした印象が拭えなくて、玉置浩二の変則的なメディアへの露出の仕方はある程度の評価がないと無理な訳で、そんな評価はあるにも関わらず「面白いものに飛びつくワイドショー」的な報道ラッシュも浴びていて、でも、よく考えたらマイケルジャクソンみたいな動きだなって、俯瞰して捉えると玉置さんという人物は本当に「人生に一人」的な人物かもしれない。

そんな彼と一生を誓うメンバ4人も「生き方」を含めて素晴らしいとしか言い様がない。

私は書き手として、いろんな本を書いている中、その創作脳の影響は、井上陽水から最も受けている。
一番最初に虜になった歌手です。そして、玉置浩二自身は井上陽水から下って知ることになった訳だ。

私が陽水さの玉置さん両者の好きなところは…

・純粋
・ムラ
・テキトー
・深み
・振り幅

といたところだ。

第35回日本レコード大賞に選ばれた『無言坂』を作曲したのも玉置で、あんなブッ飛んだイメージから演歌を作曲するなんて今の若い人は想像出来ないかもしれません。

PUFFYの『アジアの純真』とか『渚にまつわるエトセトラ』とか、あの歌詞は陽水さんで、エネルギーの方向性は違えど、「純粋」「ムラ」「テキトー」「深み」「振り幅」ってのが審査項目なら、この両者が右に出るミュージシャンはそうはいないだろう。

演歌を作曲するロックバンドのボーカルなんて今の若手じゃ考えられない。
玉置さんの凄さは、他の記事で重々に伝えているんで、今回は割愛で。

PUFFYがアイドルでもなく、アーティストでもなく、アイコンで居られるて、しかも「変なリズムで息の根が長い」のは、完全に陽水の空気感に似ていて、いや奥田民生さんとの掛け算でさらなるモンスターが出来上がったのかもしれない。

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実は15分早くステージを終えたロッキングオン

玉置浩二 ロッキオン
驚くことに『ROCK IN JAPAN FES 2013』の持ち時間を大幅に残し終わったそうだ。

twitterのタイムラインを見ると、その動き自体を含めて評価した方も多かったようですが、これは明らかにフジテレビとのダブルブッキングな訳だ。

というのは、『FNS27時間テレビ』「真夏のなでしこ歌謡祭」で大トリを務めるために、ロッキンオンでの演奏を早く終わらなければならなかったということだ。

ロッキンオンに来ている人数って確かにテレビに届く人数からしたら、ごくわずかかもしれない。
しかし、その「ごくわずか」は、最後まで演じれば、確実に玉置さんに虜になる「ごくわずか」だったように思える。

なぜなら、野外フェスという舞台でガチで音楽を身に来る訳で、騒ぎに来た連中を含め、比較対象のバンドマンがいる中、安全地帯のステージングというのは圧倒的な魅力がどうしても出てしまうからだ。

なので、どうせならロッキンオンの聴衆に、持ち時間いっぱいで、もう戻ってこれないくらいの虜状態にさせるチャンスだったのかもしれない。

しかしながら、TVもまたチャンス

安全地帯

TVとは未だにパラダイムシフトを起こせる唯一のメディアだと感じている。
パラダイムシフトというくらいだから、国民的な常識の変動レベルのことであって、まさしく『FNS27時間テレビ』「真夏のなでしこ歌謡祭」で大トリっていうのが、そのチャンスだったような気がした。

TVを前にしながら、ここでも私のおっせかいで厚かましい心は発動した。
本人が楽しくやっていれば、ベストだと分かっていても、やっぱり全員に本当の魅力を知ってほしいという心が湧いてしまう。

でも、歌った田園は本当に自由過ぎた。
2012に魅せたモノとまるで違ったし、何よりサビ以外は原曲がほぼなかった。

田園は素晴らしい曲だ。玉置浩二は素晴らしい歌手だ。
そして、ミリオンヒットを記録した田園は多くの人に知られている。
舞台は日曜日、18時代、全国放送フジテレビ、圧倒的視聴者。
生放送、生歌、実力が分かりやすく伝わる環境。

懐かしのテイストで、今のパフォーマンスをなぞってしまえば、翌日から『田園』は話題になり、オリコンを再浮上したのではないだろうか。
CDが置いてないなら、それはそれでますます話題になり、出荷してしまえば今のオリコンランキングなんかうなぎ登りで上がっていくはずだ。

でも、そんなことすら関係なく、その日しか見られないモノをどんな場所でも届ける彼は、本当の唄い人かもしれない。

先ほどオリコンの話もあげたが、情報が多すぎて、欲求の種類も個人個人が違いすぎる時代だからこそ、国民的ポップスターというのは生まれないかもしれない。

安全地帯は

・TBSの『ザ・ベストテン』、日本テレビ『ザ・トップテン』年間第1位に輝く
・FNS歌謡祭では史上初で唯一となる2年連続で最優秀歌唱賞

など、トップを経験しながらも、自由にギアチェンジをして、ポップとはかけ離れたコアな側面も持ち合わせている。

ただ、それは80年代から現代を生きていたからこそ出来たことなのかもしれない。

時代は2010年代、売れる要素が本質とだんだん相関しなくなってきているような気がする。
イベント性だったり、分かりやすさだったり、そうした側面がフィーチャーされる。

ロッキンオンで弾けた玉置浩二は、日本で誰よりもグローバルな歌手だ。そして現役だ。

私自身、J-POPはすべて好きだ。何でも聞く。
レンタル屋、ネット、ラジオで本当に良い曲を探している。

でも、J-POPにおいては、玉置浩二、安全地帯をどうしても耳に入れてしまう。
多分、どこかで来るんだろうと思う。彼らの本質が眩しいぐらいに全面に広がり、誰しもがその光を目に入れ、心から分かってしまわざるを得ない日が…

それがきっと、FNS関連だと思っている。
そして、それがロッキンオンで閉ざした「15分」の何よりの恩返しだと思う。

(END) Thanks for reading!

面白歌ネタ系J-POPになっています!宜しければ、ご視聴よろしくお願いします!

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