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ウンナンが面白くない訳じゃない!ダウンタウン・とんねるず、お笑い第三世代のMC術を比較して分かること

谷 洋二郎  2012年5月18日

ウッチャンナンチャン イメージ画像

番組だけで判断していいのか?「MC」とは、「本人」が笑いを取るのが仕事ではない

今回の記事は、ウッチャンナンチャンの魅力を、「MC」という切り口から、分析した。
その際に、彼らと同じくお笑い第三世代として活躍する「ダウンタウン」と「とんねるず」のMC術を比較の対象として挙げた。

そこで見えてくるモノは、それぞれに違った魅力があり、ソレがハマった時に、「長寿番組」になったり、「ブレーク」が起きているということだ。

それでは、さっそく見えていこう!

まずは、ダウンタウン。これは、誰でも、「彼ら」が面白いと思える分かりやすいMC術だ!

ダウンタウン 反射型天下MC術

反射型というのは、「自分に返ってくる」ということだ。
何が返ってくるかというと、「笑い」である。

一番、ダウンタウンのMCの特徴が如実に出てるのは『ダウンタウンDX』だろう。
この番組は、毎回10名ほどのゲストを呼び、ある話題を「数字」や「ランキング形式」で発表して、トークを行うバラエティだ。

それで、主役は「ゲスト」で、話もゲストが行うのだが、やたらと「松本がボケて、浜田がツッコむ」という形が多い。
では、何に対して、松本がボケているのかというと、ゲストの話だ。
「ゲストの話」に対して、「松本がボケて、浜田がツッコむ」のだ。

これは、実は、ダウンタウンが漫才をしているのと、変わらないのだ
「ある話題」に対して、「松本がボケて、浜田がツッコむ。これが「漫才」だ。

つまり、毎回やってくるタレントをフィルターに通し、自分たちが面白いということを、一般視聴者が認識できるレベルに、番組を進めているのだ。
ゲストが持ってきた話題が、ダウンタウンの笑いとして反射するのだ。

もっと言えば、ゲスト+松本+浜田の三人組で漫才をしているようにも見える。
だから、全員が主役で居られるのだ。

だから、彼らが「天下」的なイメージを与えることが出来る。何せ分かりやすいのだ。

アイドル性と独自のコネクションと個人事務所だということをフルに活かしている

巻き込み型コアMC術

他のお笑いタレントと違うのは、女優・俳優、大御所まで、同等のレベルで会話出来る能力だろう。
そして、破天荒なことをしても「許される感じ」と「すっきりした感じ」を備えている。

過去で言うと、女装した石橋貴明が工藤静香の顔にスカートをぶっこんだり、松嶋菜々子なんてSMチックなコントで下ネタ発言バンバンしていた時期もある。というか、この辺の女優イジリは、挙げたらキリがなくなる(笑)

「食わず嫌い王決定戦」や「きたなシュラン(きたな美味い店)」では、毎回、バラエティにあまり出ない女優や俳優が参加するが、「番宣感」をあまり与えさせないぐらい、ドラマや他の番組とは違った人間的な部分を、とんねるずが引き出しているように思える。

これを、ダウンタウンがやると、女優や俳優に対して、うわべの箇所で、笑いを取って、取り敢えずは、楽しい番組になるって感じかもしれない。
そもそも、石橋貴明と木梨憲武が、プライベートに興味津々で、ガンガン聞いちゃうっていのうが、いいのかもしれない。
ウンナンも、そんなにガンガンは聞けないだろうから。

で、今回スポットを当てたいのは、「巻込型」である。絶対に視聴者が知らないスタッフを番組によく出したりする。しかも、毎回のように。
特に、フジテレビジョンの石田プロデューサーは、昔からコントにも使われ、未だにイジられ続けられている。
そうした成功事例のひとつが「野猿」である。スタッフで結成されたグループを、オリコンランカーにしているのだ。

この二人は、そういった意味で、「超大物」と「超無名」の扱いにくいコアな2つの層を巻き込むのがすごくウマい。
木梨憲武が『ゲンセキ』で選んだオリラジとハリセンボンは瞬く間に売れていったし
石橋貴明の『うたばん』に出て、キャラ化され、売れたアーティストは、モー娘。をはじめとし、沢山居る。

だからこそ、『とんねるずのみなさんのおかげでした』だけで充分なのだろう。

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堅実で一生懸命で「抑え目」だからこその魅力がある

顕在型コアMC

そして、最後にウンナン。彼らは、一番、視聴者に分かりにくい魅力を持っている。
なぜなら、「番組が面白かった」とか「ゲストが面白かった」という感想持たせるようなMCをしているのだ。
それは、「ウンナンのおかげ」とまで、落とし込める視聴者なんてほとんどいない。
なのに、つまらなければ、「ウンナンのせい」なんてことになる。

最近では、『ザ・イロモネア』を一通りみれば、各ネタを通す中で、あだ名を付けられたり、ある性格を発見されイジられたりと、ネタの進行の合間しかトークがないという短時間の中で、ネタ中の芸人の動きを捉え、そこを付いて、笑いを発生させる技術は秀逸だと言える。

さらに、その笑いが、ウンナンに山分けされることは、あまりになく、参加している芸人に、すべてフィードバックされるのだ。
だから、ウンナンが居なくてもいいと思っていても、実は居ないといけなかったりする。魅力が「潜在」するのだ。

あと、ウンナンのイイところは、真面目に忠実なところだ。
だからこそ、ドキュメンタリーに向いている。『ウリナリ』や『気分は上々』等のヒット番組は、まさに、その賜物だろう。
バラエティでやりながらも、ガチでやることによって、社交ダンス、ドーバー海峡横断、ポケビ、ブラビなど、ブームとも言える現象を起こしている。

上記の企画、すべてを、ダウンタウン、とんねるずがやれたかというと、それは無いような気がする。
加えて、『ウンナンのホントコ』の「未来日記」の主題歌として大ヒットした福山雅治の『桜坂』。
あの時の回「スケッチブック」の脚本は、南原清隆である。

まぁ、その名残で、多趣味な南原が、情報番組等の出演が多くなり、めっきり「お笑い色」がなくなったのは残念だけど。
唯一、南原がフィーチャーされるのは、ウンナンのツーショットトークの時だろう。あれは、南原主導でやっている感じがする。
きっと、内村は、オフィショットトークのつもりでやってるんだろう。普段は、暗いらしいから(笑)

そんなこんなで、最近は、そういった大掛かりなドキュメントバラエティがなくなったから、ウンナンが再び「長寿番組」を持つことはないかもしれないが、主役として思いっきり振り切れる番組を作って欲しいものだ。

ウンナンに、ドラマが与えられ、魅力がぐっと顕在化するのが、また見たい。

(END) Thanks for reading!

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