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都市部なのに、ド・ローカル?福岡のTV・タレントが激的に面白くない理由

谷 洋二郎  2012年7月3日

福岡 ドォーモ スクリーンショット

愛知のメーテレは全国に下ろしている番組が沢山あるのに、福岡は「地域内完結型」のモノしか作っていない…

ゴリケン パラシュート部隊 斉藤 画像

それこそ、メーテレの『キングコングのあるコトないコト』でナベプロのアンガールズ田中が事務所の先輩であるパラシュート部隊の斉藤について語った回があった。それは、

福岡と他の都市では、仕事の取り方がまったく異なる

ということだ。

テレビ局がタレントのキャスティングするということではなく、タレント側がスポンサーやお偉いさんとの直接交渉することで、番組出演を獲得していくという話だった。

つまり、都落ちしたタレントなら、誰でも「福岡」という枠が空いていることを意味していて、単純にタレントパワーがあるとか、魅力があるということでのキャスティングではないらしい。

全国規模で活動するタレントが冠番組を持っていないのも特殊だと言える。
北海道のUHBだって、未だに『タカトシ牧場』なんてやってるし。
全国区のタレントが地方でMCをやっているという事実が、単純に、ローカルタレントの比較対象になって、それがローカルタレントによい緊張感を与えていると言える。

ローカルタレントが「常に一番」な福岡では、どうしても、あぐらをかいている状況になってしまう。

2015年に福岡でもロンドンブーツ1号2号田村淳の『ロンプク☆淳』、ナイツの『ナイツのHIT商品会議室』がスタート。

この記事を執筆した当時は2012年は、キー局と福岡ローカル局という構造だったが、そもそもテレビというコンテンツが全体としてローカル番組化しているうようにも感じられる。

20年以上も、寡占状態の番組に出続ければ、「有名にならない」方が可笑しい

山本華世 画像

福岡と言えば、やっぱりこの人。
山本華世は福岡で抜群の知名度を誇り、雑誌『日経エンタテイメント』では、「福岡の上沼恵美子」と称されるほどだ。

しかし、山本華世と上沼恵美子では気質がまったく異なる。

こういう時は、一言で解決する。じゃあ、「山本華世の特徴って何?」といきなり聞かれて、ぱっと答えられる福岡の人は存在するだろうか?

これは、他の福岡のタレントも然りだ。これが、東京との決定的な違いとも言える。

上沼恵美子なら、もちろんトークだろう。毒舌かつ、クレームっぽく、まくしたてるトーク。
自分自身がおばさんであるという立ち位置を認め、他の立場の女性を立てつつも、突っ込むとは突っ込む。

自分自身の個としての主張をするから、視聴者にも個が伝わり、それが認められ、タレントとしてのブランドになる。

山本華世の場合、タレントとしての特長は「親しみやすさ」とか「人柄」なんて、答えが返ってきそうな気がする。

両者の違いを表にすると、以下の様な形になる。

タレント 山本華世 上沼恵美子
個性 無味無臭 激しすぎる
MC術 博多弁普通女子 濃厚関西女子
性格 ナルシストという意味での自分大好き 自己発信という意味での自分大好き
ブランド 低い 高い

ロケをする際に一般の人が絡みやすく、そして、20年以上も、寡占状態の番組に出続けていたため、知名度も自然と形成される。

で、これが、まさしく「福岡の都市部なのに、ローカルな住民性」なのだ。

タレントだけでなく、そもそも福岡人がタレント性のあるコンテンツを求めていない

実は、自分が福岡に来て一番びっくりしたのは、都会的な「ガツガツ感」が思ったよりもだいぶないということだ。
福岡は、九州の中ではダントツで都市部なのに、それでいて、「群れる」「均一性」という印象が未だに強い。
さらには、都市部なので、施設・サービスが充実しているから、「群れ易い」環境を生み、交流会、セミナーが多発。
もっと言うと、ネットワークビジネスが盛んなのも特徴で、「個」をどんと!確立するような県民性ではないらしい。

また、都市部であるにも関わらず、平均年収が全国で21位(平成20年 統計元は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)だったりもする。

結局、次にあげる中上真亜子にしても、「普通の人」がスクリーンに出て、地域のことをワイワイ紹介しているのが、福岡県民も心地よかったりするのだろう。だから、才能溢れるタレント、上から目線で凄いことを成すヒトは、「スゴイ」という感情の前に、「同調の対象外」として見られるんだろう。

ただ、これは、韓国などと比較した場合、日本全体に潜んでいる傾向とも言える気がする…

商店街を変えようとして、イノベーターが本気で取り組もうとしても、その取り組みのコンテンツに注目されず、ハイレベルな新参者が入ってくるという事実を拒否し、排除しようとする動きが高まる。

福岡のタレントが自ら、TV局やスポンサーやお偉いさんの内に入ることで、商店街側へ回ることができ、純粋に良いコンテンツを作っている人たちに商店街側からのフォーカスはない。

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都落ち(業務提携切れ)した中上真亜子が、意気揚々とやれる地域

中上真亜子 画像

ナベプロに所属になって、東京進出した翌年に、いきなり『クイズ・ドレミファドン!』に出たのをテレビで見掛けて、かなりの違和感を覚えた記憶がある。

圧倒的に知名度が低いタレントが、しかも新春の特番にキャスティングされるとは、枕営業を疑われても仕方がない。
確かに『クイズ・ドレミファドン!』はナベプロが主でやっている番組だから、事務所の力もある。

番組はクリス松村がひたすら答えまくって、FUJIWARAがガヤで凄くて、的な回だった。中上真亜子は、ぜんぜんイントロに答えられず、かといって、番組を盛り上げるアクシデント起こすわけでもなく、すごく「不自然な出演」となっていた。

もし、知名度が低いのに、知名度を上げるためになんとか送り出してもらえたのなら、死ぬ気で、曲覚えて、「実は私、すごく音楽大好きなんです!」と、イントロに詳しいから出演したんだという自然さを演出するくらいやらないといけないはずだ。

福岡以外の人は、どういう気持ちで見ていたのだろう。

このように、山本華世のときにも述べたが、「中上真亜子の特徴は?」って聞かれて、未だにピンと来ない。
いや、やっぱり、そんな強いタレントイメージは、福岡には必要ないのかもしれない。

そういえば、福岡土着のカリスマって言われて、頭に浮かぶようなタレント存在しない。
これもまた、福岡のみならず全国のテレビに言えることで、国民的なスターなる人物はだんだん生まれづらくなっているように感じる。

しかしながら、福岡は都市部であり、九州はリアルに福岡頼みであり、キャナルシティとか平日に行くと、「ここ外国のショッピングモールか?」というくらい中国人と韓国人客で溢れ、外国からの間口にもなっている。福岡は国家戦略特区にもなっている。

福岡ローカルのバラエティのせいで、意外にキー局の番組を観れなかったりするため、福岡の番組も刺激的なものがあればと思う。

結局、県民性と番組キャスティングの構造の関係でずっと変わらないかもしれない。

いずれにしても、福岡のTV・タレントが激的に面白くないと感じている視聴者の方が一部なのかもしれない。

(END) Thanks for reading!

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