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音楽業界の不思議!井上陽水の独特で特異過ぎる数字の動き

谷 洋二郎  2012年11月29日

井上陽水 イメージ

圧倒的独自路線!やはり、数字に個性は出る。

日本の音楽史において、私が最も尊敬する歌手の一人に井上陽水が居る。
理由はあまりにも自由な動きで、ムラが多すぎて、それがランキングにも、顕著に出ている。
そして、聴衆にまったく媚びない。媚びないかと思えば、語り継がれるような名曲を作って「大衆受け」をやってノケル。

本記事では、語り尽くせないため、印象的なモノをピックアップし、井上陽水をあまり知らない方のために、彼の残した数字と個性を説明していくことにする。

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まず、音楽業界の「入り込み方」が個性的だ。
もともと、井上陽水は歯医者になるために、大学受験を三度も失敗している。
それで、なくなく歌手と職業を選ぶことになる。

そして、福岡RKB毎日放送のラジオ番組「スマッシュ!!11」で自宅録音した『カンドレ・マンドレ』がローカル・ヒットになる。
しかし、これは、3年間在籍した予備校で陽水が知り合った人脈を生かし、番組終了後にリクエストさせたことで起こった意図的なブームだった。

ただ、陽水は、これがキッカケとなり、CBSソニーからデビューを果たすことになる。

ピカソ的アート感漂わせる陽水だが、意外と戦略的な側面もあり、セルフプロモーションに長けているあたりは、とても興味深い事実だ。

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まず、この頃の日本における聴衆リテラシーに、自分としては敬意を評したい。
なぜなら、この『氷の世界』というアルバムは、かなり個性が入った独特なテイストにも関わらず「大衆的ブーム」を巻き起こしたということは、聴衆自体も、「それを良し」と聴けるだけのリテラシーがあったということだ。

現在の10~30代が、『氷の世界』を邦楽として、すんなり受け入れるような事は、どうやら難しい気がする。
それだけ、ウレセン重視、分かりやすいモノが売れる時代になってきたのかもしれない。
自分は85年生まれなので、70年代の空気感などは、まったく想像が付かない。それだけに、どのようなモノだったか感じてみたい。

話を逸れたが、『氷の世界』の113週連続トップ10は、衝撃的な数字ではあるが、もっと凄いのが、以前に出した72年デビューアルバム『断絶』から、『陽水Ⅱセンチメンタル』、『陽水ライヴ もどり道』までもが、ヒットの連鎖が広がり、74年のオリコン年間アルバムトップ10に、4アルバムがランクインしたということだ。

『氷の世界』とテイストの違う、74年からは、2年前にリリースされた『断絶』や『陽水Ⅱセンチメンタル』までも、ブーム級のヒットになったことは、当時の井上陽水のパーソナリティーに影響力があったことを示している。

売れないモノは売れない!40年以上に亘ってムラを飛ばし続ける偉大な歌手

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陽水と言えば、シングルはほとんど売れない。
というか、1曲で彼を判断出来るほど、私たち一般徴収は、聴覚に長けていないし、良いものを嗅ぎ分ける嗅覚を持ち合わせていない。
それに、陽水のマイペースさは、アルバムという複数局の縦軸があってこそ、魅力的になるのだろう。
だからこそ、70年代の『氷の世界』、80年代の『9.5カラット』、90年代の『GOLDEN BEST』と、各年代でミリオンセラーを輩出出来たのだろう。
それに、2000年代にリリースした『UNITED COVER』もミリオンに迫るセールスだ。

とは言っても、『夢の中へ』『少年時代』等、時代を左右されない「歴史級」「教科書級」の名曲をシングルである。

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シンガーソングライターとしても、天下一品!

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中森明菜の『飾りじゃなのよ、涙は』、安全地帯の『ワインレッドの心』『恋の予感』、石川セリの『ダンスはうまく踊れない』。
『9.5』とは、他のアーティストに作った曲をセルフカバーしたアルバムだ。

第二次陽水ブームと生まれるまでになった当アルバムだが、もっとも注目すべきは、中森明菜も、安全地帯も、アーティストを代表する曲を輩出してしまったということだ。

玉置浩二と違い、井上陽水が他の歌手へ作った曲は、ヒットした印象が薄いが、中森明菜と安全地帯の顔になる曲を作った功績はデカイ。
そして、このアルバム9週連続1位で、2作目のミリオンセラー。

歌声を抜きにすれば、1作目の『氷の世界』と、アーティストが違うんじゃないかと思える程、幅広いテイストでヒットを巻き起こしている。

とうとう売れなくなって、完全フェードかと思いきや、2000年に入ってからもやってくれました!

井上陽水 イメージ

今度は、陽水世代よりも古い曲を、カバー。
そして、それを2000年に売れるような空気にするから凄い。

確かに、井上陽水の『コーヒールンバ』は、一発で耳に残る。
そして、2002年には『Blue Selection』で、ジャステイストにチャレンジしたり…

数字の動きが特異過ぎる!しかし、これこそアーティスト!

ムラを散在させながら、1つ1つの衝撃的ブームも持ち合わせる歌手。そんなアーティストは他に居るだろうか。
ほとんどの歌手は、安定的にヒットが続き、ゆっくりと下降して、フェードアウトしていく。

出たい時にフェードインして、売れなかったら売れなかった、たまにドーンと世間を動かすような曲を生み出し、突きたいときに、世の中を突く。
井上陽水。アングラも、ポップも、どっちでもやれる歌手、色に染まらないし、染まる歌手。

俺は、あと1ブーム期待している。

ああ、玉置浩二とタモリさんとやってた、特番またやってくれないかなーーー!

(END) Thanks for reading!

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