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優位に立ちたい人の心理と特徴

tani-channel-com  2020年1月7日

あらゆる物事や関係の中で、「自分の優位性を主張しなければ、気が済まない!」という人って、厄介ですよね。優位に立ちたい人とひとたび関われば、優劣の渦に巻き込まれます。

そもそも明確な勝負のないコミュニケーションの場面で「優位に立とうすること」が、される側からしたら、良い気分はしないんです。

そこで、今回は「優位に立ちたい人の心理と特徴」について解説していきたいと思います。

優位に立ちたがる人の心理・理由

心理1:優位に立たないと自分の身が脅かされてしまう

優位に立ちたいは、人生の優先順位が「優位に立つこと」になっています。優位依存症とでも言いたいくらいに「優位を欲する」ことをします。

人の下に立ちながら楽しむ程の余裕を知らずに優位性を感じていないとその場に存在することが窮屈になってしまう

要は、「これ以上自分を傷つけたくない」のです。

優位に立ちたいと思い、優位性のことばかり考えている人の人生が豊かなにならないのは想像がつくと思います。「自分が優位であることを実感しないと、自分の身が脅かされてしまう」と感じているわけです。

優位に立ちたい人の中には、「自分が優位に立ちたがる癖」を直したいと考えている人も少なくありません。

心理2:優位性が処世術であると強く刷り込まれている

優位に立ちたがる人は、優位に立つことが、処世術として成立してしまっています。その処世術とは、「一過性の自己否定感を和らげる」「その場しのぎの自己肯定」とも言えるでしょう。

過去の欲求が解消されずに堆積しているからこそ、常に承認されることを強く求めているのです。

要優位に立ちたい人とは、「優劣から来る自己否定感にじっくり向き合えない、向き合いたくない」という心理を常に持っているのです。自尊心が高く、心に余裕がある人ほど、その場の自己否定をサラッと受け止めます。幸福度が高く余裕のある人は、「相手に譲る」「相手を立てる」ことを処世術にしていきます。

心理3:自分が自分で存在意義を感じていない

ジャンルに問わず、何かと優位に立ちたがる人は、自分で自分を確立していません。人生の哲学や価値観の軸を持っていないと、その場に流されやすくなります。

哲学や価値観の軸がないということは、人生における自己対話が薄いことを意味します。自己対話が薄いと、自分で自分の存在意義を感じることも少なくなります。そうなると、日常的なことから自分の存在を確認しようとします。流行にも流れやすくなりますし、他人を巻き込むことが多くなります。

自分が自分で存在意義を感じていれば、自己評価で自尊心を得られます。自分の変化や成長に対して、自分で楽しんだり、喜んだりできるため、他人との会話で優位に立とうなんてしません。

優位に立ちたい人の特徴

余裕のある人どうしの会話は、お互いの可能性や価値観を尊重し合いながら、お互いをマッシュアップしていきます。お互いがお互いをコーチングし合いながらも、相手の個性や情報に対して知的好奇心を刺激するので、とても良い関係になります。

余裕のある人どうしのコミュニケーションに「優位性のマウンティング」という状況は存在しません。

一方、優位に立ちたがる人は、以下過去の否定や不満が積もり積もって今の自分を作り上げて、「納得できない自分に価値を作ることで納得させる」ような行動を取ってしまいます。自分を納得させるための材料として相手があり、その手法が「優位に立つ」ということになるわけです。

具体的には、優位に立ちたい人は、以下のような特徴を持っています。

特徴1:優劣以外のコミュ力が低い

優位に立ちたがる人は、優劣を度外視した人間関係や状況への対応能力が著しく低いです。例えば、ある集団の人間関係が、性格の相性のみで成り立っていたとします。その集団はお互いに優劣を意識していません。そんな輪の中では、優位に立ちたがる人は混乱をきたします。

優位に立ちたがる人は、優劣以外のコミュ力が低いのです。人生は優劣以外にも多様な関係性があります。そのため、優位に立ちたがる人は、多くの場面で、基本的にコミュニケーションパフォーマンスが低いと言えます。

特徴2:頭ごなしに否定する

優位に立ちたい人は、できることなら「なる早」で優位に立ちたいですから、頭ごなしに否定することは非常に多くなります。

話す内容も、自然に「上から目線のアドバイス」が多くなるでしょう。相手に対する否定が多くなるので、相手の気分は高まらないでしょう。例えば、デートの時ですら、異性へ競争意識をもってしまい、相手を否定し、自分の優位性を占めそうとするのです。

特徴3:周囲を客観視できていない

優位に立ちたがる人は、基本的に痛い行動を取ります。本人の視野は「自分が優位であることが見えること」へ向かいます。客観視するために視野が使われないため、自分では自分が痛いことに気づきません。

そのため、優位に立とうとすることをなかなか止めてくれないのです。

優位に立ちたい人を軽くかわすコツ

優位に立ちたい人とのコミュニケーションを軽く交わすコツをご紹介します。コミュニケーション時以外の対処法は、次のセクションでご紹介しています。ここでは、あくまで実際に会話をしている際にうまく切り抜けるコツをご紹介します。

コツ1:会話の登場人物をどんどん切り替える

会話の構造を「優位に立ちたい人 VS 自分」から外すと良いです。なので、第三者の話題を入れると、自然に自分がマウンティングを受ける可能性は低くなります。次から次へと、話題を変えると良いでしょう。

会話を大きく変更するには、「あっ、そういえば!」といった「展開を変えるをフレーズ」を自分に対して独り言を呟くよう入れていくことです。その後、「田中さんの事なんですが…」「これって、もし、佐々木さんだったらどうですかね?」「部長って奥さんと遊園地とか行くのですか?」と、話題をすり替えていきます。

コツ2:相手の価値観を話題にする

前述のコツ1のように、話題をどんどん変えていくことが、優位に立つ人をかわすコツです。報告・連絡・相談などで、最低限の会話が終わったら、時事ネタや芸能ニュースなどの第三次情報を放り込むのがベストですが、厳格な上司に対してはなかなかできるものじゃなりませんよね。

そこで、便利なのが「価値観トーク」です。相手の価値観を掘り下げるのです。「そういえば、最近じゃ、パラレルキャリアなんて広がってますが、部長的には、あれって、正直ありですか?」という会話でも良いでしょう。

仕事や業界のことについてトピックをサラッと取り上げ、「ぶっちゃけ、●●さん的には、どう考えてますか?」という会話です。

優位に立ちたがる人に価値観を聞くと、「優位に立つこと」よりも、「価値観を自己開示すること」のほうが気持ちよくなる可能性があります。相手が価値観を言った後、「ありがとうございます!参考になりました!」とぱっと締めることができます。

このやり取りが習慣化すれば、「部長、ちょっと今回も聞いていいですか?」と簡単に話題を変えやすくなります。価値観を語ることで、気持ちよく自己開示できるため、最終的には、あなたと話すときだけは、優位性を取ることを忘れてしまうようにもなるでしょう。

コツ3:変態扱いをする

優位に立ちたい人に、こちらが明確な「劣」を突き付けると、バチバチした会話が始まる可能性があります。しかし、「優」とも「劣」とも取れない言葉を投げ掛けると、一瞬キョトンとし、そのままを会話を終着させる「隙」が生まれます。

「普通の人とはぜんぜん違いますよね」
「やっぱ変わってますよねー」
「なんかアングラですね!」
「いやー一匹狼感ありますよね」
「それにしても個性的ですね」

一番ラクなのは、変態、変り者扱いをすることです。会話の頻度にもよりますが、時折、変態扱いのカードを切ることで、、優位に立ちたい人を交わすことができます。

あなたへ「優位に立つ」ことが、「労を要することだ」と認知するようになれば、優位に立ちたがる人は、あなたを通して優位に立とうとすることをしなくなっていきます。

優位に立ちたい人への対処法

優位に立ちたい人への対処をしようと思った際、その人との関わりをどうしようかと考えていませんか?

実は逆で、優位に立ちたい場合の対処は、私たちが別の場所や人との関わり方で輝くこと

この視点が非常に大事です。優位に立ちたい人への対処法は、以下の方法があります。

対処法1:同志見つけ、情報を共有する

社内で優位に立ちたい人がいて、その人の行動が強いストレスになる場合は、その情報を共有できる同志をなるべく見つけるようにしましょう。

同志と情報をシェアしていれば、優位に立ちたい人の優位な絡みが「単なるネタ」になります。「あぁ、これは、田中先輩に話したら、きっと笑うだろうなー」という風に楽しめる可能性が出てきます。

対処法2:他のコミュニティを豊かにする

自分が他のコミュニティや他の人から絶対的に受け入れられていて、賞賛を得ているという状況が、優位に立ちたい人が何人かいたところで、心にびくともせずに、「しょうがないから相手をしてあげるか」となります。

優位に立ちたい人が社内にいるのであれば、社外のコミュニティや人間関係を豊かにしていって下さい。優位に立ちたい人がママ友グループ内にいるのであれば、趣味や習い事のコミュニティや人間関係を豊かにしていって下さい。

対処法3:社会的スキルを積み上げる

社会的スキルを積み上げながら、自尊心を高めていくこと、これが最も地味ですが、最もパワフルな対処法です。いろんなスキルを身に付け、そのスキルで成果や実績を上げていく。

もっと踏み込むと、成果や実績を出しながら、様々な人との出会いを広げていく。すると、素敵な実績や人間性を持った人ほど、あなたに声を掛けてくるようになります。

優位に立ちたい人の傲慢な絡みが気にならなくなりますし、最終的には、優位に立ちたがる人がいない世界へ導かれるでしょう。

モンスターレベルなら即刻逃げることも視野に入れるべし

辞めたほうが人生は豊かになるケースも多々ある

優位に立ちたがる人が、あまりにもモンスターレベルなら、そのコミュニティからは即座に離れることも検討するべきです。

職場の場合は、正直、すぐに辞めて、転職した方がいいんですが、今度は転職が怖かったり、キャリアアップできないとかの不安が天秤に掛かってくると思います。

でも、それってチャンスですよ。モンスター環境から抜け出すために、スキルアップしていけば、転職が成功できる自分に近づいていきます。偶発的な事故(アクシデント)が起きた時に、選択できる行動が多い人は、すぐに劣悪な環境から良い環境へシフトできます。

優位モンスターから抜け出すことをモチベーションの1つに、自分を引き上げましょう。

そして、別れ際に優位に立ちたいモンスターに、今の環境よりもさらに待遇の良いところが決まったことをサラッと報告してあげると、その一撃だけで必殺です(笑)

もしかしたら、辞めようとする際は、優位に立ちたい人へのトドメを刺すことを可哀想と思い、それをしないくらいに幸福度が高まっているかもしれません。

日々、自分を少しずつでも引き上げておくと、別の舞台に移動して活躍できる可能性が増えていきます。今は自分の力で変えていくことができるのです。

優位に立ちたがる人を変える方法

方法1:「優位に立つこと」への「認知」を変える

優位に立ちたい人を根本的に変えるには、認知を大きく変える必要があり、これにはかなりの労を要します。

はっきり言ってそこまでする価値はないでしょう。そして、優位に立とうとする人が、筋が通ってない批判ややみくもにバカにした態度でまったく相手が動じないとなると、その手法では優位に立てないと悟り始めます。

「あっ、今、優位に立とうとしてますよね。それ、今の時代に年上がしたら、一番ダサい行為ですよ!」

上記のようなことを何度も、多様な立場の人が、当人に投げ掛けてやっと変わっていくはずです。結構な労力ですよね。

いずれにしても、「優位に立つことはダサい」「優位に立とうとするなんて子供過ぎる」といった認知へすり替えることが、優位に立ちたがる人を根本的に変える方法です。

方法2:自尊心を高められる行動プロセスを組み込み

普段、自分の行動で自尊心を感じられないから、相手を巻き込むわけです。なので、当人が「行動を積み重ねながら、その都度、自尊心が高まる感覚を味わう」ことができれば、他人を必要としなくなります。

職場では、数字としての結果だけでなく、小さな行動を評価していくと良いでしょう。

方法3:他人の良い点を習慣的に記入させる

方法2が土台になっていれば、他人の良い点を定期的に記入させると、さらに効果的です。他人の良い点を探し、他人の良い点をアウトプットすることが習慣になります。

自分が普段の行動プロセスで自尊心が少しでも高まっていれば、相手を褒める余裕が少なからず出てきます。

会話で褒めさせるよりも、紙などに記入させたほうが、習慣化させやすいです。

最後に:優位に立ちたい人に寄り添う「あなた」は素敵

優位に立つのではなく、人に優しく在りたい

優位性の正しい視点は、他人よりも、自分の過去・現在・未来を見極めるものとして使うべきだと思います。

俯瞰した自己対話の中で、過去の自分と今の自分の差を感じ、今の自分に優位性を感じることができれば、それは強固な自尊心に結びつきます。そして、未来にはどうなっていたいのか、次の優位性を探すと、より本当の自分が見えてきます。

目先で中味がない内容で、相手の優位に立つことは、むしろ、自分の余裕のなさを露呈し、相手の下にひさまづいているようなものです。優位に立つのではなく、人に優しく在りたいですよね。だって、その方が、人生が「易しく」なりますから。

サイト著者について

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Yojiro Tani

谷 洋二郎

クリエイター、個人経営者

ヒアリング、カウンセリング、コーチング、コンサルティング、ディレクション、インタビューなど、あらゆる形態のコミュニケーションに長け、企業や個人向けにデザイン、ライティング、マーケティングの3つの能力でサービスを提供。自ら制作したLINEスタンプ「爆笑ピクト」は、クリエイターズスタンプ全国2位、10万ダウンロードを突破。Amazonで販売した『目の保養本』は新着総合1位、個人出版で1日10万円の印税を叩き出す。心理学・脳科学・成功科学などを独自の見地で研究。不安定で多様な場所へ繰り出すクリエイターという職業を通じ、日々、様々な知見やスキルに向き合い、ノウハウ化に努めている。

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