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超訳【ソクラテス】彼はカウンセラーの元祖だった!

谷 洋二郎  2014年11月4日

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ソクラテスの5WIH

もし、あなたが「ソクラテスって一言でいうと、何をした人なの?」と、聞かれたらどう答えますか?
本サイト的超訳は以下のようになります。

誰が…ソクラテスは
いつ…紀元前469年から紀元前399年に
どこで…アテナイ(ギリシャ共和国の首都)で
何を…自分自身に問い続けることを
どうした…問答法(助産術)を使って追究した

つまり、「ソクラテスは紀元前469年から紀元前399年にアテナイ(ギリシャ共和国の首都)で自分自身に問い続けることを問答法(助産術)を使って追究した」人になります。

まず、この5WIHがあれば、誰に尋ねられても、対処することができます。
では、この5WIHをより掘り下げていきましょう。

5WIHから、さらに深い質問をされたときに、答えられるようになります。

ソクラテスのいつ

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紀元前469年から紀元前399年。

ソクラテスが生まれたのが紀元前469年、死んだのが紀元前399年になります。
アテナイの石工と産婆との間に生まれます。
アテナイで哲学的議論を繰り広げ、アテナイの若者が次々とソクラテスに従事するようになります。

そして、これがソクラテスの紀元前399年の死に繋がります。
アテナイの若者の心を惑わしたという罪で告訴され、死刑を宣告されました。
有罪が決まり、とうとう毒ニンジンの杯をあおって、紀元前399年に亡くなりました。

ソクラテスのどこで

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アテナイ(ギリシャ共和国の首都)で。

前述の「いつ」で、ソクラテスはアテナイで哲学的議論を繰り広げて、アテナイで命を引き取ったことは述べました。
もう一つ、ソクラテスを語る上で大切な「どこで」があります。

それが、デルフォイです。
デルフォイは古代ギリシャ中部にあります。
デルフォイにはアポロン神殿があり、「アポロンのお告げ=神託」が聞けるという場所でした。
その神託(予言)は、「神社のおみくじ」のようなものです。
よく当たるおみくじだったため、多くの国家が政治・外交の指針を決めるために、神託(予言)を求めていました。

ソクラテスが貰ったデルフォイの神託は「ソクラテスが一番賢い」ということでした。
これに打ちのめされ、ソクラテスは賢い人を探しまくり、神託が誤っていることを証明しようとしました。

しかし、そこで分かったのは、多くの賢者は、知識が限られているか、誤っているかのどちらかに過ぎないということでした。
どんなクイズ王でもミスはします。いつかはミスをするという視点に立てば、ミスをしていない時期は、単に知らないことを言っていないということになります。それは知識が限られているということだとも言えます。

そこで、ソクラテスはデルフォイの神殿の入り口に掲げられている「汝自身を知れ」こそが重要であることに気付きました。
世間および自分についての知識を獲得するには、まずは自分自身の無知という限界に思い至り、一切の先入観を退ける必要があるということです。

「汝自身を知れ」=「無知の知」。
アテナイだけでなくデルフォイも、ソクラテスの哲学にとって、非常に重要な土地になります。

ソクラテスの何を

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自分自身に問い続けることを。

ソクラテスが一番興味を示したのは、私たちが自分から適用している概念です。
それは良い、悪い、正しい、間違い、などのように、普段は瞬間的に判断を決める価値観のことです。

ソクラテスは、自分たちが何者であるかを理解することこそが哲学の第一課題と考えていました。
彼は「吟味されることのない人生など生きるに値しない」という言葉を残しました。

日常において反射のように当たり前になっていることを、徹底的に吟味し、問い直すことが、本当の「真」を導き出す方法だと考えていました。

ソクラテスのどうした

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問答法(助産術)を使って追究した

ソクラテスは自分自身に問い続けることを、問答法(助産術)を使って追究しました。

では、問答法(助産術)とは何でしょうか?
簡単に言えば、しつこく、しつこく、疑っていくということです。
正確には疑いではなく、「純粋な質問=問答」で、それは嫌味な問いかけではなく、より良い方向を「優しさと根気で生まれせる=助産」させることなのです。

この問答法(助産術)は、自分自身の対話だけでなく、相手と対話し、相手の善を導く際も同じことが言えます。

自分は何も知らないという態度で吟味を開始し、ひたすら問いかけを積み重ね、相手の論証に潜む矛盾と、知識のうちに潜むギャップをあらわにし、少しずつ洞察を引き出してゆく。ソクラテス自身がゆっくりと問答を繰り返し、「ある観念の誕生」と感動的に立ちあえる状況は、産婆をしていた母の姿になぞらえて「助産術」とも呼ばれることになりました。

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ソクラテスの元祖カウンセラーだった

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ソクラテスは、セルフカウンセリングのプロです。
セルフカウンセリングとは、自分で自分をうまくカウンセリングすることです。
そこで大事なのは、知っている自分を、知らない自分で見ていくことです。
「汝自身を知れ」=「無知の知」。

また、ソクラテスの相手との対話は、問答法(助産術)の中で、相手にとって新しい観念を感動的に誕生させます。
その手法は、ソクラテスが問答し、相手が答えた内容に対し、さらに問答を繰り返すことによって、辿り着く観念です。
その観念は、相手の中にもともとあった観念。
でも、その人一人では導き出せない観念。

これこそ、まさにカウンセリングだと言えるでしょう。

さて、今日のおさらい

「ソクラテスは紀元前469年から紀元前399年にアテナイ(ギリシャ共和国の首都)で自分自身に問い続けることを問答法(助産術)を使って追究した哲学者」

アテナイで活動、アテナイの若者を魅了し、死刑。
「デルフォイの神託」=「一番賢いのは、ソクラテス」。
「汝自身を知れ」=「無知の知」。
「問答法(助産術)」。

ソクラテスの自己へ向き合う姿勢は、元祖セルフカウンセリング。
問答法(助産術)を他社に向ければ、元祖カウンセリング。
ソクラテスは、カウンセラーの元祖。

以上です。
※あくまでも、本サイトの超訳・見解になります。

参考文献:ウィルバッキンガムほか(2012)『哲学大図鑑』小須田健訳、三省堂

(END) Thanks for reading!

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