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超訳【プラトン】現実だけを見ても理想は掴めない!

谷 洋二郎  2014年11月6日

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プラトンの5WIH

もし、あなたが「プラトンって一言でいうと、何をした人なの?」と、聞かれたらどう答えますか?
本サイト的超訳は以下のようになります。

誰が…ソクラテスを師としたプラトンは
いつ…紀元前427年から紀元前347年に
どこで…アテナイ(ギリシャ共和国の首都)で
何を…事物の正しい姿や完全な姿を知る方法を
どうした…イデアという言葉で追究した

つまり、「ソクラテスは紀元前427年から紀元前347年にアテナイ(ギリシャ共和国の首都)で事物の正しい姿や完全な姿をイデアという言葉で追究した」人になります。

まったく意味が分からないかもしれません。
プラトンは、この世の現実でベストとされるものは、この世とは切り離された世界にある理想を参考にして出来上がっていると言っています。

理想が映し出されるこの世とは切り離された世界のことをイデアと呼びました。

今回は、超訳として、オリジナルで図を作りました。

一般的な理想の考え方

一般的な理想の考え方 図表

私たちは、普段、目の前に映る現実をいろいろ考慮し、現実の中で理想を創り上げます。
現実的な理想も、現実離れした理想も、そこには現実との距離感があり、現実は理想の素材とされています。

プラトンの考える理想の考え方

プラトンのイデア論 図表

そもそも、現実というのは、理想を体現に完成させたイデア界の影に過ぎないという考え方です。
つまり、現実だけを見つめていては、究極の理想に辿り着けないという考えです。
プラトンは、イデアこそが真の「現実」であり、私たちの周囲の世界は、それをモデルにして作られたものに過ぎないとしています。

よりよい世界を作るためには、「イデアを知り、私たちの世界がイデアの不完全なかたちだと知る」というのが、プラトンの理想を追究する手法になります。

さて、ここまで来たところで、プラトンの5WIHについて述べていくことにしましょう。

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プラトンの誰が

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ソクラテスを師としたプラトンは

プラトンを語る上で、ソクラテスは切り離せません。
ソクラテスについては『超訳【ソクラテス】彼はカウンセラーの元祖だった!』で解説しています。ソクラテスについてまったく理解のない方は、合わせて読むことをおススメします。

最も有名な哲学者の一人であるソクラテスですが、実は、彼は書物を何も残していません。
そこでソクラテスの弟子であるプラトンが、師から学んだことを後世に残しておくことを決心し、『ソクラテスの弁明』で、法廷でのソクラテスの弁論を自分なりに再現し、対話篇でソクラテスを主人公として活躍させました。

その他、『国家』にも、ソクラテスの議論を対話篇の形式で記しています。

ソクラテスの哲学を洗い出していく中で、プラトンは、ソクラテスの「自分自身に問い続ける」に対して、一歩踏み込んだ考えを頂くようになります。

自分自身に問い続ける際に利用される概念が、何を言わんとしているのか?
私たちの判断基準となっている概念そのものにも、「どんな時代や社会にも等しく妥当する姿」があり、それを知ったうえで、自分自身に問い続けなければ、真は導き出せないのではないか?

それがプラトンの至った考えでした。

プラトンのいつ

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紀元前427年から紀元前347年

プラトンは、347年に亡くなるまで、学頭(学校長)を務め、生涯現役の教育者でもありました。
「アカデミー」という言葉は誰でも知っていますよね?

実はこれはプラトンがアカデメイアという地方に学園を設立したのが語源とされています。
地方名がそのまま学園名として継承され、現在の教育機関を「アカデミー」と呼ぶようになっています。

プラトンのどこで

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アテナイ(ギリシャ共和国の首都)で

基本はアテナイですが、ソクラテスがアテナイで処刑された際、失望し、南イタリアとシシリーで数年過ごすようになります。
そして、紀元前385年頃にアテナイに戻ってきて、アカデメイアを設立します。
アカデメイアは古代ギリシアのアテナイ北西部の地域になります。

プラトンの何を

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事物の正しい姿や完全な姿を知る方法を

本書の冒頭で触れましたが、プラント言えば「理想論」です。
プラントの「何を」と聞かれたら、「理想を」、「理想を」、「理想を」と、強調して言いましょう。
理想を細かく言うと「事物の正しい姿や完全な姿を知る方法」になります。

よく「プラトニック・ラブ」という言葉を聞きますよね。
あの「プラトニック」とは「プラトン的」という意味なのです。
ただし、一般的な認知の「プラトニック・ラブ」が「プラトン的ラブ」とイコールではありません。

プラトンが言うところの理想、イデアを追究した愛という要素においての「プラトニック・ラブ」ということです。
プラトニックとは、イデアを追い求めるという意味が派生し、現在では用いられています。

プラトンのどうした

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イデアという言葉で追究した

プラトンのイデアとは、「その事物の永遠にして完璧な現実」のことです。
見かけの世界とイデア界というのがあり、私たちが過ごしているのは、イデア界から映し出された不完全な見かけの世界だと定義しています。

では、目に見えないイデアというのを、私たちはどうすれば知ることができるのでしょうか?
プラトンの哲学に沿って考えるのであれば、目に見える現実は不完全な見かけの世界。
ということは、その不完全な世界だけを考慮しても、不完全な理想しか抱けない。
イデアを知ることで、私たちの過ごす現実は、より過ごしやすく、完璧な理想に近づくことができるようになる。

プラトンの論じるところでは、魂には理性が備わっており、魂を介してイデアの領域が知られるとしています。
イデアについての生得的な記憶を呼び覚ますには、魂に備わる能力である理性の助けが必要としています。

よく言われる図形の事例

例えば、数学では正三角形や直線をよく使いますよね。
ただし、この世の中に直線という二次元なものは存在しません。

必ず、どの物体にも厚みがあります。
ノートに書いた直線だって、シャーペンの芯の僅かな厚みが存在します。

さらには、線をどこまでも伸ばしていくと、細かい単位では、必ずどこかでズレているかもしれません。

正三角形も同様です。

このように、私たちは、世の中には存在しえないものを、定義として持ち出します。

私たちが「まっすぐ走ろう」と考えているときに、人々は世の中には存在しえない「完璧な直線」であるイデアをイメージし、足を動かし始めるかもしれません。

こうした推論が、ソクラテスの哲学の追究と交わって、プラトンはイデア論を導くことになります。

さて、今日のおさらい

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「ソクラテスを師としたプラトンは紀元前427年から紀元前347年にアテナイ(ギリシャ共和国の首都)で事物の正しい姿や完全な姿を知る方法をイデアという言葉で追究した哲学者」

アテナイで活動、アカデメイアを設立。
「ソクラテスの弁明」「国家」。
「イデア」=「その事物の永遠にして完璧な現実」。
「プラトニック」=「プラトン的」。

プラトンの考えでいけば、自分の過ごす現実から何かを導き出すよりも、もっと遠くの深いところを理性で掘り起こすことが、良い人生の選択をくれるような気もします。

プラトンの論理は、ある種、引き寄せの法則、潜在意識に近い部分もあるのではないでしょうか?

イデアを探す旅に出ると、新しいアイデアが出るかもしれません。

以上です。
※あくまでも、本サイトの超訳・見解になります。
参考文献:ウィルバッキンガムほか(2012)『哲学大図鑑』小須田健訳、三省堂

(END) Thanks for reading!

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