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なぜ”まだ”電子書籍じゃダメなのか?「紙」にしか加味出来ない絶対的なブランド力とは…

谷 洋二郎  2012年4月27日

電子書籍じゃダメな理由タイトル画像

電子書籍で有名なプラットホーム知ってますか?

電子書店パピレス サイト画面

イキナリですが、これが本日の答えです(笑)

例えば、音楽の分野について考えてみて下さい。
CDなら「タワーレコード」、電子なら「iTunes」とか「レコチョク」が有名ですね。

つまり、「iTunes R&Bチャート1位だったよー」って言われたら、「すげぇー」となると思います。
これは、iTunesという電子音楽を販売するプラットフォームが、有名でブランド力があるからです。

では、上記の画像にもありますが、「電子書店パピレスの小説部門で1位だったよー」って言われて、「すげぇー」ってなりますかってことです。
そもそも、電子書店パピレス自体が知られていないので、そこで1位になっても、著者のブランドを引き上げることが出来ないんです。

電子音楽でも、「着うた」なら、オリコンがランキングを取っています。
オリコンなら、誰でも知っているブランド力ですから、ランキングにも説得性が出て、歌手のブランドも加味されるわけです。

ということで、”まだ”「国民的なプラットフォーム」・「国民的なランキング指標」が電子書籍という分野においてないんですね。

「電子書籍」は、作品に集中出来るだけの体制が整っていない

honto サイト画面

ブランディングというのは、人が勝手に作り上げているイメージを理解するところに本質があります。

ぱっと聴き応えで、「俺ね、電子書籍を出版することになったんよー」というのと
「俺ね、書籍を出版することにしたんよー」と、どちらが、「すげぇー」と思うかです。

要は、「すげぇー」の積み重ねが、紛れもない真実の「ブランド」になるんですね。

さらに、電子書籍は、サイトからダウンロードしたり、メールで送られてきたデータを解凍したり、その手順がどうしても「作品」というより「ファイル」を扱っているような感覚にされてしまう性質を含んでいます。

そうなると、電子書籍は「作品」というよりは、「手軽な余暇」として、ブランドの味を持ってしまう危険性が出てきます。

ちなみに、「電子書籍」はダウンロードの仕方とか、読み方とか、操作の仕方、これは教えないと分からない人が結構いると思います。
しかし、「紙媒体」は、どうでしょうか?本の読み方、ページの開き方とか、習いましたか?
こういうことが大事なんです。実は、紙媒体の書籍は、コンテンツを受容する「行動規則」を、全員がほぼ理解しています。
それが、作品を作品をたらしめている理由なのです。

ということで、電子書籍は、”まだ”、コンテンツを「作品」と思わせる「行動規則」が整っていないんですね。

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作り手側への訴求ばかりし過ぎている…

ブクログのパブー サイト画面

上記の画像に挙げた、パブーを見ても一目瞭然です。
電子書籍は、作り手側が、手軽に本を出せるという利便性があります。
言い換えれば、「誰でも作れるコンテンツ」なのです。

今後の時代の流れでは、電子書籍=「YouTubeの素人動画の書籍版」みたいなブランドになりかねません。
特にパブーのようなサイトは、誰でも簡単に電子書籍を出せるため、低レベルな作家・素人の方に、「ブランド」を引き下げられる可能性があります。

ということで、電子書籍は、”まだ”、一定のレベルのある人間しかリリース出来ない状況になっていないんですね。

どうせ、電子書籍を出すなら、「紙の書籍」を出して、一定の反響を得てから、電子化すると良い

最後にですが、電子書籍も、動画を入れたり、インタラクティブ性を加えたりと、リッチコンテンツとして、プロモーションするのには、最適です。これは、「紙」の本には、出来ませんから。あと、電子カタログにも使えます。

ただ、今回、前提にあるのは、「作家のブランディング」としてのお話です。

紙媒体でも、自費出版・協同出版というのが増えており、素人でも、本を出す時代にはなってきました。
しかし、電子書籍と違い、「最初から売れないモノ」は、書店に置かれません(笑)
書店にもスペースがあり、淘汰されていくので、やはり「紙」というのは、ブランディングには使えるわけです。

一昔前なら「ケータイ小説で有名になった作家」さんを聞いたことありますが、「電子書籍でブレークした!」や「スマホ発!」みたいな作家さんは、まだ聞かないような…

ぜひ、メディアの変遷を「ブランド」という切り口で見てみてください。

(END) Thanks for reading!

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