RECOMMEND *

自費出版トラブルとは?【自費出版トラブル大全】

谷 洋二郎  2018年2月14日

2018-037-00

自費出版トラブルは多様な問題を引き起こしています。私自身は、

・新風舎で自費出版
・自分で出版社を作って書籍を出版
・他の出版社から印税契約で出版
・Amazonで雑誌をKindleとして出版
・Web上で独自に電子教材を出版

と、多くの出版体系を経験しています。今回は、巷の自費出版トラブルに興味のある方、そして、これから自費出版をしようとしている方に、自費出版トラブルを分かりやすく解説していきたいと思います。

自費出版トラブルとは自費出版ではない

本当の自費出版というのは、自分で原稿を書いて、自分で印刷会社に持っていって、本が出来上がり、自宅で管理して、手売りするような形態を指します。

実はISBNコードを取得すれば、数万円で出版者(社じゃなく者)登録ができ、バーコードを本に着けることができます。このバーコードがあるだけで、正式な出版になるため、図書や雑誌などの出版物を発行した出版者(社)は、その出版物を国立国会図書館へ納入することが法律で義務付けられ、ちゃんとした本として国会図書館へ保存されることになります。

話は逸れましたが、巷でトラブルになっている自費出版トラブルは、「とある出版社が個人へ売り出した商業出版の形態と類似した出版スタイル」になります。

知っておきたい10個の自費出版トラブル

トラブルというのは、当事者同士の認識のズレによって生じるものです。出版という特性上、本を出したことがない個人の方と、本を作っている側の出版社では、出版に対する認識がかなり違うのは言うまでもありません。

そうやって、以下の10個のトラブルが自費出版におけるよく起こり得るトラブルになります。

<よくある自費出版トラブル>
・勧誘し過ぎトラブル
・コンテスト商法トラブル
・価格高過ぎトラブル
・共同出版トラブル
・印税ひど過ぎトラブル
・編集しなさ過ぎトラブル
・本屋に並ばないトラブル
・まったく売れないトラブル
・在庫管理トラブル
・アフターケアゼロトラブル

俯瞰してみれば、出版には精通しないけれど本を出したい想いが強い個人と、売り上げを上げるために焦り過ぎた出版社のエネルギーがぶつかった結果のトラブルと言えます。

では、上記のトラブルを1ずつ完結に説明していきたいと思います。

勧誘し過ぎトラブル

2018-037-01

めちゃくちゃ勧誘が激しいです(笑)出版説明会に参加したり、コンテストに応募したりすると、めちゃくちゃ出版を進めてきます。出版者によっては、「スクール商法」や「アンソロジー商法」というものがあります。

スクール商法は、ライターや作家養成スクールを開講し、その生徒たちに自費出版を営業する手法です。

アンソロジー商法は、大勢(100人~400人)の個人の執筆した1ページから数ページの作品が寄せ集めになった書籍を販売する手法です。一度、自分の文章が本になったという夢を見させて、出版の営業を畳みかけます。出版経験のにない個人へのアンソロジーを出せば、家族や知り合いが買います。400人のアンソロジーで、1人当たり5冊の売りが見込めれば、2000冊は売れます。出版社としてもリスクが低い手法になります。

このように、本を出し痛い人のために誠意を尽くしているようなアプローチを高額な自費出版へのクロージングへ繋げることで、トラブルを呼んでいるわけです。

価格高過ぎトラブル

2018-037-03

自費出版の費用は100万円切る当たりから200万円以上するくらいの費用だと思います。高いと思いますよね?実際に印刷屋の初版の版代がモロに高いんで、実は100万円~200万円で本を出せるのって、価格としては高くないです。

表紙、紙質、カラーなど、こだわれば、一気に価格は跳ね上がります。

私の感覚からすれば、自費出版トラブルを招く人は「本ができる価格と労力」をかなり低く見積もっていると感じます。

お金を貰っている出版社からすれば、「この金額ではこれくらいしか動けないよね」というテイですが、お金を払っている個人からすれば、「こんなに金額を払っているのにこれだけしかしてくれないの?」という思いに駆られ、トラブルへと繋がっていると言えます。

コンテスト商法トラブル

2018-037-02

コンテスト商法や賞商法などと呼ばれますが、コンテストを開き、「惜しくも大賞を逃した」とか「敢えて入賞させる」ことで、出版を煽る営業手法です。コンテストで応募した作品をめちゃくちゃ褒めてきます。

これって、仕事を度返ししたら、作者の想いを踏みにじった行為になる可能性が出てきますよね。作品をコンテストへ贈ることで、その作品が出版社側からしたら、かなり強い営業ツールになるわけです。作品とは出版したい人からすれば、アイデンティティですよね。それを握られたら、営業で出版へ心を傾かせるのは難しくないですよね。

一生懸命執筆してコンテストへだした作品で、ミイラ取りにミイラにされる感じです。

消費者庁から3ヶ月の業務停止命令を受けた自費出版サービスを行う日本文学館では、コンテスト受賞者の6割超を捏造していました。コンテスト商法や賞商法する出版社は、賞の数がめちゃくちゃ多いです。「とりあえず、実績として賞が欲しい」という人に対して、敷居を下げて、多くの応募を狙います。

さらに悪質なのが、「今回特別に〇〇賞というのを創設し、〇〇賞に選ばせて頂きました」という後出しジャンケンみたいなことをしてきます。しかし、その賞、多くの人に送りまくっているわけです。コンテストや賞が公正でなく、そもそも自費出版へ繋げるために開かれているということもトラブルを生む要因となっているのです。

共同出版トラブル

2018-037-04

自費出版サービスでは、「共同出版」や「協同出版」というワードが出てきます。印税契約も付いているので、本当の著者になったような気分になりますが、がっつり出版費用を払っているわけです。普通の印税契約は、費用は掛かりません。さらには、初版で5000部を刷って、価格が1000円で印税が8%なら、最低保証印税として40万円は貰えます。

印税ひど過ぎトラブル

2018-037-05

上記の「共同出版」「協同出版」形態に繋がりますが、例えば、「印税は初版を売り切ってからの売れた部数のお支払いになります」みたいな酷い契約をしてくる場合があります。

これがなぜ酷いかというと、「制作費としてお金も払っているのに、初版の印税がカウントされない」のはどう考えても、リスクのバランスが作者に有り過ぎるからです。

サービスとしての誠意に掛ける場面を個人の方が多く感じるため、自費出版サービスは表面化しやすいと言えます。

編集しなさ過ぎトラブル

2018-037-06

これは結構辛いですよ(笑)印刷された書籍に誤植が結構あるみたいな…編集はやればやるほど、人件費がかさみます。私は普通に書店に並ぶような普通の出版社から印税契約で出版したことがありますが、校正を入れても、誤字が結構ありました。最終確認で自分で見つけたこともあります。

言ってしまえば、出版社には余裕がないのかもしれません。

編集については、出版したことがない人は、事前に指摘したりすることはできませんよね。出版って、多くの人の多くの作業で成り立つ複雑なものなんですが、その説明が雑過ぎると、色んな工程での雑さが本を出来た後に露呈され、頼んだ個人は「想定したサービスとまったく違う」と不満足感が多くなり、トラブルを生むといえます。

実は、こういった案件の成功は、頼む側のディレクションやヒアリングスキルもめちゃくちゃ求められます。客といえども、仕事人として向き合わないとカモられてしまうのです。

本屋に並ばないトラブル

2018-037-07

並ぶわけありません。並んだとしても訳の分からない場所だったり、超短期間です。この部分も説明不足だったり、事前に内容を偽ったり、誇大していると思われます。

まったく売れないトラブル

2018-037-08

ほとんどの作者の本は売れません。ニーズに寄せた作品にしたり、SNSやメディアでファンがいたりしない限りは、世の中に存在していないのと同じになります。夢が壊れた気分になりますが、仕方ありません。

在庫管理トラブル

2018-037-09

本を出版社が在庫管理する際のトラブルです。まず、共同出版や協同出版ということで、本が出版社の所有物として契約されていると、売れの残った本を手元に預かる時に費用を取られる可能性があります。

また、引き続き、出版社に管理してもらう場合は、倉庫の管理費用が年間10万円ほど掛かる場合があります。

最初に3桁万円のお金を払って、また、結構なお金を取られる。このことがトラブルを生むケースもあります。

アフターケアゼロトラブル

2018-037-10

これがトラブルの最終的な発火材料になるんじゃないかと思いますが、「とにかく作ったら終わり」みたいな自費出版サービスが多くて、もちろん、出版社の尺度からすれば、それはそれでいいと思いますが、出版後のアフターケアを定期的に取るような仕組みにしないと、不満がどんどん大きくなった時の吐き出し場所がないですよね。

なら、消費者庁に吐き出そう!となるわけです。

書店に自分の本が並ぶことに価値がない時代

ぶっちゃけ、もう誰でも本が出せる時代になってしまってるので、本を出すことが凄いことじゃないので、書店流通にこだわる必要はないと思います。

出版社や書店に元気がなく、Amazonを通した電子でのセルフパブリッシングが誰でもできるようになったため、本を「出版として形に残す」ことにそんなに価値がないと思います。

↑これは自分の運営しているサイトで、電子の教材と雑誌を売った1ヵ月分の収入です。紙にしてないので、自分の人件費しか掛かっていません。ダウンロードしてもらえば、終わりなので発送もいりません。同じジャンルの情報サイトを作って、さらに作り込んだ情報を教材や雑誌にして価値を付けて売っています。サイトはロングテールSEOで、月間25万PVぐらいあります。現在は2週間に1度更新している程度で、ほぼ放置でこれだけ報酬を得られます。

また、個人事業主時代(現在は法人化)に自分で出版者を作って、自分でデザインや編集を行い、印刷屋で刷った書籍は、ミニストップとタイアップにあったり、ビレッジバンガードでグッズになったりしました。付随して仕事もその本をきっかけにずっと貰っています。

本1つでも、出すだけでなく、出し方、出した後の流れなど、色んなやり方があります。自費出版トラブルに巻き込まれずに、出版ドリームを掴んでみて下さい。

(END) Thanks for reading!

面白歌ネタ系J-POPになっています!宜しければ、ご視聴よろしくお願いします!

LINEスタンプ
10万DL
人気2位
LINE Award
ノミネート
ヴィレバン
全国グッズ化
森永製菓
ミニストップ
コラボ多数
面白ネタ本
絵本詩集
ビジネス書等
多ジャンルの
書籍を出版
株式会社設立
代表取締役に
個人事務所
一人きりで
日々奮闘中
仕事・職業は
Web制作
著者
ライター
クリエイター
出身は宮崎
大学は長崎
熊本を経由し
福岡と東京で
主に活動