アイデアの出し方超テクニック:これであなたもアイデアマン!
この世にはアイデアを具現化するシステムやツールがたくさんあります。アイデア次第で、大きな結果を引き寄せることができるのです。
ちなみに、私の場合は…
絵が描けないのに、フリー素材のイラストを組み合わせて作ったLINEスタンプが全国第2位、10万ダウンロードを突破し、500万円以上の印税を獲得
撮影をしていないのに、フリー素材のモデルを組み合わせて出版した写真集がAmazon Kindle第1位、1日最高10万円以上の印税を獲得
などの実績があります。「ある限られた役割(価値)しか担わない」と思われるものを自分のアイデアとアウトプットスキルを加えて「別の役割(価値)」にすることで、報酬を得た分かりやすい例だと自負しています。
デザイナーやライターの仕事では、オリジナルのテンプレートを作ることで、顧客にはお手軽な値段で高品質なサービスを実現しています。例えば、他社に頼むと50万円以上程度掛かるクオリティのWebサイト制作を、自分の場合は即日で完了させることができ、20万円以下で請け負うことができます。
アイデアを出すことができ、アイデアを足すスキルがあれば、自分の価値を明らかに大きく高めることができると強く実感しています。
そこで今回は、アイデアが溢れて止まらなくなるような、アイデア出しのテクニックを徹底して掘り下げてご教授していきます。
発想が豊かになる「アイデア」の定義
そもそもアイデア力とは
アイデアを出す力とは、(1)お題を適切に理解し、(2)お題に対する回答候補をなるべく多く出力し、(3)最終的に実行に移す質の高い答えを絞り出す能力です。
アイデア力とは、「お題や現状を思考しながら、長期記憶から必要な情報を抜き出し、活用する力」であり、脳科学的にはワーキングメモリの力と捉えることができます。
単にクリエイティブな閃きに留まらず、マーケティングに即した企画力も、立派なアイデア力です。「課題や市場を理解し、長期記憶からマーケティングに関する必要な情報を抜き出し、活用する力」がマーケティング分野における企画力になるからです。
よく言われるのが「アイデアは思考であり、知識ではない」というものですが、上記の定義から、アイデアを出す能力は知識の質量に大きく関係することが分かると思います。
ゼロ→イチのアイデアはほとんど存在しない
アイデアを出すこととは、言ってみれば「改変すること」です。どんなアイデアも基を辿ることができます。あるアイデアは何か元のアイデアの影響を受けて誕生するのです。
改変のハードルの低いパロディやアレンジの鍛錬から始めていくと、アイデアスキルはスムーズな成長を遂げることができます。
アイデア力とは「雑さ」をコントロールすること
アイデアに優れた人は、思考を散漫で多動にすることで、「あっ、これだ!」という閃きに当たる確率を圧倒的に高めていくことができます。
ADHDがクリエイティブであったり、シャワー中の創造力が高くなるのは、1つのことに集中し過ぎない雑さを持っているからです。
人というのは、自分の価値観や経験に基づいた思考のパターンにハマりがちです。自分の思考を一歩引いた視点から捉え、自分の常識や概念を破壊して、別の情報と再結合することに慣れれば、常に自分の枠からはみ出しアイデアを出すことができます。
サイコパスのように、様々な人格をインストールし演じるような内面コントールのフットワークの軽さこそが、アイデア力の源になるのです。
アイデアの出し方・企画の発想方法
アイデアの出し方や企画の発想方法にはパターンがあります。今回お伝えする10個のメソッドがあれば、多彩なアイデアを出すことができるようになります。
方法1:ファクターズラシ法
既存の商品やサービスに含まれる「ある要素」だけをズラしてみる発想方法です。
既に出尽くされたものとはズレていて、でも、そのズレが新鮮でニーズを持つようなものを探す手法です。既存の商品やサービスのあるエッセンスをどんどんズラして可能性を追求していきます。「色」「ボリューム」「形」「素材」「ターゲット層」など、分かりやすい要素をズラしていきます。
方法1:自問自答例
「もしも、これの◆◆が◇◇にズレたら、こんなことになるかもしれない」
たった1つの明瞭な要素を変えるだけでも、優れたアイデアになることは少なくありません。
方法2:ジャンルリプレイス法
ある分野のアイデアを別の分野に置き換える手法です。瞑想の手法を、オフィスで生産性を高める手法に置き換えるといった具合です。
ある特定の業界でしか使われなかった商品やサービスに対して、まったく別の業界の可能性を考慮することも同様です。
方法2:自問自答例
「もしも、この業界の◆◆が、あの業界の◇◇で活かすことができたら、こんなことになるかもしれない」
優れた専門家は、その分野内の活動のみに留まっていることが多いため、ある分野のモノをある分野へまたいで考えるアイデアを出す人は意外にも少ないと感じています。
方法3:クロスオーバー法
ある特性(個性)を組み合わせて、新たなアイデアを見出す方法です。特長を掛け算させるのも良いですし、ある弱点とある弱点が解決される糸口を発想するもの良いでしょう。
方法3:自問自答例
「もしも、この◆◆が、あの◇◇が組み合わせったら、こんなことになるかもしれない」
街で歩いている時、ネットサーフィンをしている時、立ち読みをしている時、自分が今知覚している情報に対して、「これにもしも◇◇が加わったら、意外と面白そうだな」と考える癖を付けると、よりアイデアがどんどん出るようになっていきます。
方法4:誇張法
既にあるもののある要素を極端に強める方法です。冗談を抜きにして、R-1グランプリで優勝を果たしたハリウッドザコシショウの「誇張し過ぎたシリーズ」と考え方は一緒です。
方法4:自問自答例
「もしも、含まれている◆◆をめちゃくちゃ誇張したら、こんなことになるかもしれない」
あまり高い価値を見出していないものでも、その中のある一つの特性をさらに磨くことで高い価値を出すこともあります。誇張させるとエッジが効くので、ニッチなファンを獲得しやすくなります。
既存のサービスやコンテンツのある部分を誇張させてシュミレーションしてみると、様々なアイデアが溢れてきます。
方法5:テーブルクロス法
ある要素を引き算して、よりシンプルにするアイデアです。多様なニーズに応えすぎている商品に対しては、「ある一つのニーズだけをシンプルに打ち出してプロモーションをする」といったほうが効果的な可能性もあります。
ラーメン店で言えば、豊富な種類のスープとトッピングがある店に比べると、一蘭はメニューの内容からお店のコンセプトまで至ってシンプルですよね。シンプルに伝えることで、本当にそれを求めている人は高い返報性を示すようになります。
方法5:自問自答例
「もしも、含まれている◆◆と◇◇を引いてみたらこんなことになるかもしれない」
世の中には様々なテクノロジーやツールで溢れているからこそ、要素を引き算していくアイデア思考も非常に大切です。
方法6:メタファー法
別の物事に喩えて表現する方法です。いわゆる比喩です。同じ意味になるように言い換えたり、詩的に表現したり、ポップに喩えたり、様々なテイストの比喩を試していくやり方です。
メタファー法は、ブランドを改編するリブランディングの際のアイデア出しに非常に役に立ちます。様々なテイストに比喩できるようになれば、キャッチコピーのアイデア力にも長けていきます。
方法6:自問自答例
「もしも、これを◆◆で喩えて表現すると、こんなことになるかもしれない」
「トマトのことをサッカー喩えみよう!」といった感じで、全く違うものに喩える癖が付けば、新境地となる表現が見つかりやすくなります。
方法7:キャラ変
同じコンテンツでも、ブランド性や雰囲気を変えるアイデア出しの方法です。既に一定のファン層を掴んでいる場合は、キャラ変を加えることで、ギャップがコンテンツの価値になります。
方法7:自問自答例
「もしも、これを◆◆みたいなキャラクター性に変化させると、こんなことになるかもしれない」
キャラ変の場合は、既存のイメージを正しくリサーチすることが非常に大切になります。
方法8:温故知新法
先進的なものとノスタルジックなものを組み合わせるアイデア出しです。時代の最先端をいく商品に対して、ノスタルジー溢れる過去の時代のあるあるが詰まった広告デザインを利用するのもこの手法です。
YouTube発信から社会現象になった登美丘高校ダンス部のバブリーダンスは「流行に敏感な女子高生たちが時代と逆行したバブル時代にコミットする」ということで注目されましたよね。
方法8:自問自答例
「もしも、これを◆◆の時代と組み合わせると、こんなことになるかもしれない」
様々な時代のアプローチを活用するということは、それだけ様々な時代の情報を追っている必要があります。温故知新を適用できる力そのものが創造的だと言えるでしょう。
方法9:カバー法
弱点をカバーしてする方法です。アイデアを出す場合はシンプルに思いつきやすい手法ですよね。
方法9:自問自答例
「もしも、これの◆◆という弱点がカバーされたら、こんなことになるかもしれない…
ある商品のある弱点をカバーしてバージョンアップするのも良いでしょう。顧客ニーズを発掘する際も「ダメな私のダメなところをカバーして欲しい」という視点を持つことで、表現し切れていなかったサービスのアピールができるようになります。
方法10:独裁後付け法
自分自身で勝手にルールや法則を決めつけ、正当化し、そのベクトルに沿ってアイデアを出します。「例えば、これからは◆◆の時代だ!」というのを予測とせずに、既に決まったことだと認知します。そのうえで、アイデアを広げていきます。
方法10:独裁後付け法
「◆◆は◇◇であるという法則だとすると、こんなことになるかもしれない…
自身で定めたルールや設定が非現実的で乱暴であればあるほど、普段考えつかないアイデアが出てくる可能性があります。非現実なアイデアに現実味を少しずつ足していけば、意外にもビジネスに大きく使えるものになったりします。
アイデア力を高める3つの行動体質
先ほど紹介したアイデアの出し方は、あくまでも「引き出しの出しやすさ」「引き出しを多彩に使うテクニック」に過ぎません。なので、引き出しの数がそもそも少ないと、アイデアは限られてしまいます。
企画力や発想力を高めたいなら、普段から以下の3つの行動を取り続けるような体質になっていきましょう。
体質1:自分でワンストップで運営する
ワンストップとは、一連の工程を全て担うことです。自分で立ち上げて、企画するだけでなく、制作し、プロモーションし、販売や提供を行い、分析して、さらに改善することです。
趣味レベルでも構いません。自分で企画したジュエリーを作り、WebサイトやSNSなどを使ってプロモーションして、分析を行いながら、商品を改善していくのです。
ワンストップの経験を積んでいる人は、自分が考えたことを単なる思考で終わらせずに、責任を持ってアウトプットし、販売数や顧客の声などに嫌でも向き合うことになります。そのため、自分が打ち出したアイデアやコンテンツに対して様々な物事に対して敏感になるのです。
そのため、浮かんだアイデアが的を捉えている確率が非常に高くなります。考えてヒットさせことができるようになるのです。
体質2:他人の成功事例を多く集める
ワンストップの経験を増やしたうえで、他人の成功事例を多く集めると、その成功の本質が身に染みるように理解できるようになります。
ワンストップの経験が不足していると、成功者の人から話を聞いても、その成功の鍵となった部分がピンと来ないのです。
副業レベルで良いので、自分一人で企画から運用までを担う商品やサービスを展開しながら、上手くいっている人の話を聞く機会を増やすと、いろんなアイデアが自然に湧き出るようになります。
体質3:自分へお題を振り続ける
アイデアに長けている人は、「自己対話能力」が抜群です。何かを感じた時に、内面にいるもう一人の自分が疑問や指摘を語り掛けてくるのです。
「でも、これって◆◆を加えたら、面白くなりそうじゃない!?」
このように、感じたことに対して、自己対話を重ねて、毎秒毎秒アイデアを自然に広げっていくのです。自己対話の優れた人からすれば、アイデアを出すことはごく自然な行為です。
根気よく自己対話し続けることができれば、そのうち良いアイデアが出てくるものなのです。
アイデア力をつける鍛え方・トレーニング
これからアイデア力をがんがん鍛えたい人にオススメなトレーニング方法を紹介します。この手法は「アイデアで飯を食っている人が普段から自然にやっていること」をトレーニング化したものです。
移動時間や隙間時間でできるので、小さな時間を住み重ねて、アイデア力をガンガン高めていって下さい。
鍛え方1:乱文メイキング
意味不明文をひたすら作るというシンプルなトレーニングです。これは、「上手な文章を書くための第1ステップ:「アイデアへの罪悪感」をぶっ壊す!」という記事でも同様のことを述べています。
フェミニンな草むしりで、ひと汗もふた汗も、7297汗もかいたあの日々は、まさに青春を身売りしたまさに売春だった。
全身全霊な下半身がETCを通過したとき、課長は「ノルマ達成!」と僕を褒め称え、ビール瓶を受付嬢の頭に振りかざした。
ゲイ能事務所でクラウドファンディングを失敗した僕が、農家専門「芸農事務所」でイーロン・ガスマスクから300億円と乳首を調達した全記録
支離滅裂にすることができれば、お題に対して多様なアプローチを仕掛ける思考ができるようになります。乱文メイキングを繰り返せば、言葉のアイデア力にかなり優れていきます。
アイデアマンとしてだけでなく、ライターとしてもかなり活躍できるようになります。
鍛え方2:ペルソナ未来創案
ペルソナとは「詳細な個人情報を詰め込まれたターゲット」です。「港区に住む25歳のベンチャー企業に勤める元大学ミスコン入賞者の意識高い系女子」といった具合です。
ペルソナを設定したら、そのペルソナが「Aという現状からA’という未来を手に入れたい」というニーズを考えてみます。「ベンチャーで仕事が忙しくていい彼氏ができないという現状から、バリキャリを受けいれてくれる素敵な男性と付き合える未来を手に入れたい」という風な感じです。
最終的には、ペルソナの「現状→未来」のために何を提供するべきかを発案します。「バリキャリ女子審査制の恋活アプリ」など、自由に考えましょう。
ペルソナを決め、ペルソナの「抱える現状」と「なりたい未来」を炙り出し、解決策を創案する、これはすべてのビジネスに通ずるアイデアの鍛え方です。まずは妄想するレベルで遊んでいきましょう!
鍛え方3:IFシフトジャンル
アイデアの出し方2で伝えたジャンルリプレイス法を自己対話していくトレーニングです。
「もしも、この業界の◆◆が、あの業界の◇◇で活かすことができたら、こんなことになるかもしれない」
「もしも、この分野の◆◆が、あの分野の◇◇になったら、こんなことになるかもしれない」
トレーニングなのでかなり遠い分野を持ってきて構いません。「AV監督が撮影中に女優に対して取るコミュニケーションスキルを、もしも大手企業のプロジェクトマネジメントに置き換えた…」的な発想です。
もしドラ(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」)的な発想を何度も繰り返すアイデア練習法です。
鍛え方4:視覚抽象化
目に映って認知した資格情報をひたすら抽象化していきます。例えば、街を歩いていて、モスバーガーのチーズバーガーの広告が見えたとします。すると、「よし、モスのチーズバーガーを抽象化しよう!」とトレーニングをしていくわけです。すると、以下のような思考の流れになるでしょう。
・モスのチーズバーガー
・ファーストフード店のチーズバーガー
・チーズバーガー
・ハンバーガー
・ファーストフード
・ジャンクフード
・食べ物
・食事
・ご飯
・栄養
このように、固有名詞からどんどん抽象的にすることができます。ここで重要なのは、正しく抽象化することではありません。とにかく連想して、抽象化のアイデアを出すということが大事なのです。
鍛え方5:専門書リライト
専門書を読んだ後に、自分の言葉でその本に書いてある内容を要約していきます。ある専門分野を自分の言葉で語っていくのです。専門書のリライトが難しい場合は、実際に読んだ本を他人に薦めるプレゼン資料を制作するのも良いでしょう。
書籍のレビューや魅力を分かりやすくプレゼン資料にまとめましょう。そのままブログやYoutubeのコンテンツにして公開しても良いでしょう。
鍛え方6:リネーミング
既に名前が付いているものを自分自身で改名するというトレーニング方法です。「野球」「Jリーグ」「東京ディズニーランド」「ウォーターサーバー」など、あらゆるものに名前が付いていますが、それを自分なりに改名していくのです。
リネーミングの訓練を繰り返すと、「喩え」が上手になるので、リブランディング、ネーミング、キャッチコピーのアウトプットの能力が抜群に増します。また、何気ない話を「自分なりに言い換えて面白く仕立て上げる」こともできるようになります。
リネーミングは、価値が定まった物事に対して新しい価値を見出すアイデア力を底上げしてくれます。
最後に:アイデアは埋蔵金である
企画力で自然体に稼ごう
以上、アイデア・企画・発想がどんどん出せるような方法論を掘り下げて解説してきました。今回お伝したアイデアの出し方・鍛え方に慣れていくと、自然に考え込まなくても、スラスラとアイデアが出るようになります。
他のビジネスパーソンよりも圧倒的に優れたアイデアを常時出せるので、ギャラの高い仕事でも結果を残せるようになります。
自然体で発する考えに価値が生まれ、自然体に稼げるようになるのです。
企画力を磨いて幸福な人生を企てよう
人は皆、自分の人生を常に企画しています。企画力に優れるということは、セルフプロデュースに優れることを意味します。世渡り上手とは企画上手であるということです。
今回の記事が、皆さんの企画力を引き上げるきっかけになれば、とても幸いです。
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