
本記事の目次
傷つきたくない症候群とは
傷つきたくない心理が弊害を生む状態
傷つきたくない症候群とは、傷つきたくない気持ちが過度に強いため、仕事のパーマンスや人間関係のコミュニケーションで大きな弊害を喰らっている状態を指します。
傷つきたくない。その意識は決して悪いことではありません。
なぜなら、過度に傷つきたくない気持ちをうまく利用すれば、自分の成功を加速度的に後押ししてくれるから
でも、傷つきたくない気持ちに「症候群」付いて回ると傷いうことは、傷つきたくない気持ちが強過ぎて、「本当になりたい」「本当はやりたい」に蓋をして、棄権している危険な状態だということです。
傷に向き合えないから腫れ物扱いされる
ある傷のダメージが大き過ぎると、もしくは、ある傷を受けた時への対処の術を持ち合わせていないと、傷がトラウマレベルになり、傷を受けることに強い恐怖を覚えることになります。もうこれ以上傷つきたくないと思えば思うほど傷に弱くなってしまいます。
傷つきたくない症候群で最もやっかいなのは、「自己主張は激しいのに、他の主張をシャットダウンするタイプ」です。単なる指摘も傷だと認知して感情的になるため、周囲の人がどんどん本当のことを言ってくれなくなります。
傷に向き合えなくなると、自分の知らないところで、腫れ物扱いされるようになるんです。
傷つきたくないから〇〇しない

傷つきたくない症候群は本当の自分を見失う
傷つきたくない症候群の方は、傷つかないことを行動の顕在的優先順位にします。
「傷つきたくないから恋愛しない」
「傷つきたくなから仕事をしない」
「傷つきたくないから他人とは関わらない」
「傷つきたくないから友達は作らない」
傷つきたくない人の心は閉鎖的です。「自分らしくいればいるほど、傷をつけられてしまう」と思い、本当の自分にぐるぐるとテープを巻いていきます。テープを巻き過ぎて、本当の自分を見ようとしても、テープをほどくのが難しくなっています。
だから、徐々にゆっくり、自他を認めていけばいいのです。
傷を受けることは自己否定なんかではない
傷つきたくない症候群は、傷に対して否定的です。でも、傷っていうのは、未来が輝く原石みたいなものなんです。特に小さな傷は、多ければ多いほど、財産になります。
小さな傷を刻んでいけば、いつの間にか未来がピカピカのダイヤモンドになるのです。自分の対処すべき課題だからこそ、傷になってくれるわけです。傷が可視化されたということは、向き合い切ることができれば、よりハイレベルな自分になれることを意味します。
傷つきたくないを克服する方法

克服法1:なりたい自分に着実に努力していく
世界に対して強くなるには、弁証法的に心に余裕を築くしかありません。
・自尊心があるから傷を受け入れられる
・自己肯定できるから傷を打ち消すことができる
・自己効力感があるから傷を乗り越えられる
・自己開示できるから傷と向き合える
・自己拡大できるから傷が癒える
だから、なりたい自分に着実に努力していくことが、「傷で終わる人生」から「傷を活かす人生」へ転換するコツになります。
「恋愛で傷つきない男性が、仕事で徐々に上手くいくようになりました。すると、仕事によって高まった自尊心で、少し他人と関わることに心が軽くなりました。そして、会話のスクールに通い、話せるようになった自分を本当に素敵だと思い、婚活ですぐに素敵な相手と出会い、よい恋愛と結婚生活を手にするようになりました。」
「男性と会うだけで傷ついていたので、一人で筋トレ、ランニングに没頭し、ネットの動画でメイクの練習に励みました。すると、だんだん外向的になっている自分が居て、買い物や手続きで人に会わざるを得ない場面が、ポジティブに感じられ、もっと人と絡んでみたいと思えるようになりました。その結果、スポーツジムに入会し、今では多くの人と外向的に関わることができるようになりました。」
傷つきたくないから〇〇しないのではなく、〇〇に対して傷つき過ぎるから、今、○○をやり切る最小レベルから取り組んでいくのです。
克服法2:プロセスに注目し、プロセスを楽しむ
傷つきたくない症候群の人は大きな結果をすぐに求める傾向があります。そのため、着実な物事に対して途方に暮れてしまいがちです。
そのため、物事の評価基準を変えて、自分の行動を走らせる必要があります。傷つきたくない症候群の人は、「行動の結果」ではなく、「行動のプロセス(過程)」に注目するようにして下さい。
できた、得した、勝った、愛された、といった結果で自分を評価するのではなく、その結果を目指す過程で行った物事を評価するのです。
プロセスに注目し、プロセスに評価基準を置き、プロセスを楽しむほうが、最終的には、傷を乗り越え、傷を活かす結果を引き寄せることができるようになります。
克服法3:複数のマイホームを持つ
自分の本音を語り合えるコミュニティを持っていると、「絶対に還ってこれるマイホームが自分にはある!」と感じられるので、あらゆることに挑戦的になることができます。
傷を受けることに対して好戦的になれるわけです。できれば、良いコミュニティを複数持っておきたいです。コミュニティである必要はなく、心置きなく語り合えるキーパーソンが複数人いると良いです。
他人と関わるのが傷つくて怖いなら、自治体の相談窓口だったり、マッサージやリラクゼーションサロンだったり、優しく接してくれるところへ飛び込んでみると良いでしょう。
そして、人付き合いも最初から結果を求めなくても良いのです。「大きい声で挨拶ができた」などの小さなプロセスに向き合ってみて下さい。
傷つきたくないなら弱みを認め、本質的に打ち消していく

あなたは弱くても大丈夫です
本当は弱いままでもどうにでもなるのです。でも、あなたは、いろんなことがあって、「弱くても大丈夫」というのが腑に落ちていないんです。弱いままで怖いなら、自分の強みを少しずつ手に入れてみて下さい。
手に入れると一番自分が大きく変わるという要素を取り組んでみて下さい。外見のコンプレックスから、傷つきたくない想いを抱いていると感じていれば、清潔感、ファッション、ヘアスタイル、ボディスタイルを磨いてみて下さい。
決して、イケメンや美女になる必要はありません。今の自分から引きあがったことを大いに褒めて下さい。整形は心と向き合わなければ、本質的な解決にはなりません。
無知と不慣れが消えれば、同時に傷も消える
知らないから、慣れてないから、予測が付かないから、傷つきたくないと考えている方は、知識と経験を積み重ねていって下さい。幸い、知識に関しては無傷に貯めることができます。知識を貯めれば、経験で受けても良い傷のレベルも高まります。そのうえで、経験の種類を徐々に増やして下さい。
すると、あらゆる物事が意外とたいしたことではないことに気付いていきます。
最後に:「心の余白=余裕」が傷をプラスに転じる力を与えてくれる

余裕とは傷を背負えるスペースのこと
強み・知識・経験・スキルを総合的に増やしていく(できれば、ネガティブな心情が打ち消される強み・知識・経験・スキル)。
総じて自分を高めていけば、最終的には心に余白が生まれます。その余白は背負える傷の質量でもあります。
心にあるレベルの余裕が生まれれば、傷を受け入れ、傷を受ける度に、心の余白を大きくする体質になっています。
結果、余裕のある人間になります。余裕があれば、他人の幸せを考えることができます。他人から感謝されます。成功体験が増えるので、自尊心も自己肯定感も自己効力感も高まります。
傷に敏感な自分を通過儀礼にすると、話は早い
本当に傷つきたくないなら、不足の自分を認め、一時的に心や体に負荷を掛ける時間を通過儀礼にして、自分のポテンシャル上げちゃったほうが、ガチで楽です。
スキル・イズ・キング、スキルはマインドの一部になる。だから、スキルがあれば、傷つくことが楽しくなる。スキルがあればあるほど、物事の嗜み方が増え、傷を活かすことが上手になる
傷に敏感な感受性はとても多くの事を与えてくれます。それはあらゆる物事に対して「気づき」を持つことができるのです。結果的にアイデア力やクリエイティブに優れた人になれるし、カウンセリングやヒアリングの潜在能力もとても高いと言えます。
傷に敏感な人ほど、努力の先に手に入れたスキルや自尊心によって受ける恩恵はめっちゃデカいです。
要は、頑張れば、傷つきたくない症候群の人の人生は、他の人の人生よりも圧倒的に豊かになるのです。
過去に傷と戦った自分と今の傷と向き合える自分の両面性で、相手の本音を引き出す自己開示と相手のより新しい魅力を見い出す自己拡大が上手になります。あなたは最高に幸せになっていきます。徐々に徐々にそれが大胆になっていくように、自分の傷と向き合って、取り組んでみて下さい。
谷洋二郎とは…
10万DL
人気2位
LINE Award
ノミネート
全国グッズ化
森永製菓
ミニストップ
コラボ多数
絵本詩集
ビジネス書等
多ジャンルの
書籍を出版
代表取締役に
個人事務所
一人きりで
日々奮闘中
Web制作
著者
ライター
クリエイター
大学は長崎
熊本を経由し
福岡と東京で
主に活動
2020年5月14日
(END) Thanks for reading!