驚愕!印税51%で書籍を出版する方法
本当に面白いと思ったら、この手法で本を出版することをオススメします
私はこれまでネタ本『爆笑ピクト-5秒で読めるおもしろ雑貨的イラスト』、絵本詩集『アイノコトバ』を自社の出版社たにちゃんねるから出版しました。執筆、編集、デザイン、装丁などをすべて自分で行い、コストは印刷費用のみ。印税はもちろん100%。結果的には本の売り上げよりも、グッズ化、二次コンテンツ化のロイヤリティで稼ぐ結果となりました。
ISBNを自分で取得した商業本で単に書籍の体裁に印刷し、販売する自費出版とは少し異なります。私自身はセルフパブリッシングと呼んでいますが、セルフは「自費」という意味でなく、「あらゆる過程を自分で行う」という意味を込めてます。本来のセルフパブリッシングの意味とは少し違うかもしれません。
そして、パソコン・ビジネス書籍出版のソーテック社から『確実に稼げるLINEスタンプ』を出版。初版は4000部で印税は7%。書籍の値段は1,598円で、1冊の印税が約100円、最初に貰える印税が40万円くらいでした。コアターゲット向けのノウハウに賞味期限がある書籍を書くことには消極的でしたが、結果的に凄く良い経験になりました。
自費出版、自己出版、商業出版、共同出版など、出版にはあらゆる形がありますが、最近ある出版社が面白い試みを行っていて、声を掛けられたので、今回はあまり知られていない出版方法をご紹介します。
それは「販売元を代行」するということです。書店営業代行ではありません。
本を作るところまでは自分自身で行い、印刷会社を探して、製本するところまでも自分自身で行います。
これが私のやっているセルフパブリッシングです。
セルフパブリッシングの一番の難点は、全国流通ができないということです。
なぜ、できないかというと、営業で断られるのもそうですが、全国の書店とのやり取りをセルフでやるのはどう考えても非効率で、煩わしくなってしまうからです。
私の場合は、「ブログ×Amazon」で全国の人に順調に買ってもらうことができました。
ただし、この手法だと書籍に火が付きファンが一気に増えるという現象を起こすのは至難の業です。
販売元を代行は、ある出版社に印刷した書籍をすべて保管してもらえます。
さらには、確実な営業をしてくれて、全国の主要な書店に置かれます。
なぜ、これが可能かと言うと、私に話をして下さった出版社は、もともと書店の事業をやっており、書店との横のつながりが強いからだそうです。
作ったら丸投げ。しかも、全国に届く。
そして、著者の取り分が51%。
これって、セルフパブリッシングと商業出版の両方を経験している自分からしたら、すごくお得なことなんです。
あと、私はWebデザイナー、ライター、クリエイターなので、書籍を作る技術は既にあるため、これまたコストも掛らない。
ここですべての出版手法を比べてみましょう!
分かりやすくそれぞれの出版方法の違いを表にしてみました。
形態 | 商業出版 | 共同出版 | 自費出版 | 販売元代行 |
---|---|---|---|---|
コスト | 0円 | 100万~200万 | 100万~200万 | 200万~ |
印税 | 7%~ | 初版売り切ってから7% | 100% | 51% |
書店 | 全国に置かれる | 名目上置いてもらえるけど… | 置いてもらえない | 全国に置かれる |
部数 | 数千~ | 数千~ | 数千~ | 数万~ |
出版社によって大きく異なる部分があるので、あくまでも1つの参考として捉えるようにして下さい。
商業出版は、ノーブランドの著者を想定しています。
さて、出版をお考えの皆さんはどの手法が魅力的ですか?
私は編集者さんと作りたいものは商業出版、商業出版で出せないような尖ったものは自費出版、確実に世の中ウケするものは販売元代行がオススメだと感じています。
共同出版はお金があって、出版をすることでお金の見返りを求めない人にはオススメです。
実は敬遠されがちな共同出版ですが、今となってはヒットメーカーとなった小説家の山田悠介さんの『リアル鬼ごっこ』は文芸社の共同出版です。神永学さんの『赤い隻眼』も文芸社の共同出版です。また、大ヒットした『B型自分の説明書』も文芸社の共同出版。初版1,000部スタートで、山形県の一軒の書店から火が点き、 瞬く間に100万部を超す大ヒット作品になりました。私は文芸社推しではありませんが、こういう出来事ってすごく面白いですよね。
ただし、売れる予測の立つ内容でないと販売代行は受け付けてくれません
制作者に好条件ということは、それだけ販売代行してくれる側も、内容については厳しくチェックするということです。
なので、誰しもがどの内容でも販売代行をしてくれるわけではありません。
あくまでも私に声を掛けてくれた出版社の場合ですが…
個人で取り組むには初期コストが掛かり過ぎるかもしれません。
その出版社の社長に言われたのが、「売れると思ってやるので、最初から5万部ぐらいは刷ったほうがいいですよ」ということでした。
なので、どうしても印刷コストが高くなりますよね。
売れるコンテンツを持っている企業は、このような販売代行を有効活用すると良いですよね。
企業でISBN取得して、大量に印刷して、あとはお任せ。
実際にゲーム会社から依頼されることが多いようです。
さて、今回は煽り気味に「驚愕!印税51%で書籍を出版する方法」という内容をお送りしてきましたが、時代の変化がスピーディーなので、出版の手法もどんどん変わっていきます。電子書籍は手軽にリリースできますが、結局のところ、「一人でやり切る力」が大事ですね。他人に任せるのは、いつだってできます。一人でやり過ぎると、任せることに不安になる人もいますが(笑)そして、一人でやるからこそ、変わっていく情報への吸収力が高くなり、取捨選択が上手になるのです。
私のお問い合わせによく出版に関するお問い合わせが来ます。そして、なぜか返信して、教えてしまいます。
仕事の妨げになりますが、詳細を知りたい方がいましたら、連絡してもらえれば、面倒だなと感じながらも、返信してしまうんだと思います。
ぜひ、出版に興味のある方はいろんな可能性を探ってみて頂ければと思います。
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2016年1月4日
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