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なぜ他人が気になるのか?人の目が気になる人の心理や特徴とは

tani-channel-com  2018年3月28日

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なぜ他人が気になるのか?

誰しもが程度の差はあれ、他人を気にしながら生きています。今回は、どんな人でも他人を気にしてしまう心理や理由から、過剰に他人を気にしてしまう人の特徴までを説明していきたいと思います。

「他人が気になる」とマキャベリ的知性仮説

マキャベリ的知性仮説とは、人類の知性が進化した第一の理由は、食べ物を見つけたり道具を使うことではなく、集団の中で発生した複雑な問題に対処するためだという説です。
人間にとっての集団とは、家庭、学校、会社、地域、社会、サークルだけでなく、今やインターネット上のSNSもその1つと言えます。マキャベリ的知性仮説から言えることは、

人類の知性が進化するためには、集団の中の他人との複雑な問題に対処する必要があり、無意識的に人は他人を気にしている

と言えます。心理学者・哲学者ニコラス・ハンフリーが1976年に『知性の社会的機能』として提唱しました。

「他人が気になる」とゴシップ理論

ゴシップ理論とは「言語の起源がゴシップにあり、さらに毛づくろいに行き着く」というイギリスの人類学者、進化生物学者ロビン・ダンバーが『言葉の起源:猿の毛づくろい、人のゴシップ』の中で述べた理論です。
人間という生き物が言葉を発達させたのは、集団における複雑な人間関係を理解し、集団が大きくなってもその関係を維持できるようにするためだという考えです。

要は人類の円滑な変化は、集団の中の関係維持が不可欠で、人は他人を気にしながら、言葉を使っている

ということが言えます。人間が言葉を持つ進化、「猿の毛づくろい」から「SNSの盛り投稿」まで一貫性を感じる考えです。

「他人を気にする人」と「他人を気にしない人」の違い

差はあれど、人は他人を気にすることは、マキャベリ的知性仮説やゴシップ理論からも理解できましたが、では、なぜ、「他人を気にしない程度に気にする人」と「他人を気にし過ぎるほど気にする人」が誕生するのでしょうか?

他人のことをきにしない程度に気にするひとは、内向性が強く、自尊心が高い

ということが言えます。内省が好きで、他人についてもあれこれ思考を巡らせますが、自尊心が高いため、最終的には自分のことに集中できます。要は、他人を気にすることをセルフコントロールできているし、自己実現へ活かせるタイプです。

他人を気にし過ぎるほど気にする人は、外向性が強く、自尊心が低い

と言えます。意識は外へ向きます。ここで、イギリス在住のカウンセラー、心理学者サラ・トムリー著『毎日使える、必ず役立つ心理学(河出書房新社)の中の興味深い一節をご紹介します。

内向的な人は1人でいるときに充電される。平穏で静かなところに1人でいることがとても重要なのだ。いろいろ考え直し、空想し、熟考する時間がためになるのだ。内向的な人は騒がしいバーで大声で話すより、1対1で親密な会話を楽しむ方を好む。また、個人的な意味のある重要な課題について話すのが大好きである。外向的な人はおしゃべりが好きで、考えるよりも行動する方を好み、アドレナリンが最高潮に達する活動をしているときに一番幸せを感じる

だから、外向的で自尊心が低い場合は、外へ自己満足を求めながらも、外での人との関わりで絶えず自己否定を喰らい、ますます人のことが気になってしまうんです。外向的な人は心理学的にも「他人に影響を受けやすい」とされています。そう考えると、

内向的でコミュ力が高く自尊心が高ければ、外向的なアプローチもに楽しめる

と言えますよ。お喋りが上手い作家さんとかこの部類だと思います。人の目が気になることを克服するには、自分の内向性を高めていきながら、同時に自尊心を高めていかなければなりません。
同時進行でやらないと、人の目を気にし過ぎる人は、そもそも本質的な自分と向き合うことを避けてしまうので、内向性を高めるトレーニングをしながら、なりたい自分になるために1歩ずつでもいいので、努力していくことが大切です。
内向性を高めるには、『100の思考実験: あなたはどこまで考えられるか』『論理的思考力を鍛える33の思考実験』といった本で内省・哲学・深慮を行うと良いでしょう。

最後に:人の目が気になることを自分の幸せへ活かそう

人の目が気になる理由や特徴を細かく挙げると、トラウマ、成功体験の少なさ、他人へ依存して考える経験が少なかったこと、ストレス環境、コンフリクト、SNSによる疑似承認への安心感、「何かあれば即スマホ」など、ありとあらゆる理由があります。
それだけ私たちは生きる中で多様な刺激を絶えず受け取っています。内向性を鍛えずにいると、外の刺激に流されまくって、人の目が気になりまくって、その人の目が気になる自分の気持ちを静めるための行動を取ってしまいます。
結果、ますます、人の目が気になって、苦しんでいきます。内向的な自分と外向的な自分をバランスよく作り上げて、ケースバイケースでスイッチしてきながら、自己実現を着実にしていけば、必ず、他人へ愛を持った興味を示すことができます。
まぁ、ごくたまに他人の不幸が蜜の味となるかもしれませんが、それが人間ってものだと思い、「さぁ、そんなことはこれくらいにして、自分はやるべきことをやるか!」と切り替えていけばいいんです。

サイト著者について

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Yojiro Tani

谷 洋二郎

クリエイター、個人経営者

ヒアリング、カウンセリング、コーチング、コンサルティング、ディレクション、インタビューなど、あらゆる形態のコミュニケーションに長け、企業や個人向けにデザイン、ライティング、マーケティングの3つの能力でサービスを提供。自ら制作したLINEスタンプ「爆笑ピクト」は、クリエイターズスタンプ全国2位、10万ダウンロードを突破。Amazonで販売した『目の保養本』は新着総合1位、個人出版で1日10万円の印税を叩き出す。心理学・脳科学・成功科学などを独自の見地で研究。不安定で多様な場所へ繰り出すクリエイターという職業を通じ、日々、様々な知見やスキルに向き合い、ノウハウ化に努めている。

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出身は宮崎
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熊本を経由し
福岡と東京で
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