短気な人が短気な理由
短気な人は端的に言えば、＜自分の思い通りになっていないことが多い人間＞です。
気を長く持てる、怒らないって、最大の幸福で、最大の成功だと思っています。社会的地位や経済力が高くなくても、本当の幸せを築いている何よりの証だなと思います。
だから、短気で怒りっぽい年配の方を見ると、「うーん…」となってしまいます。自分の中では、短気ってめちゃくちゃカッコ悪いという認知なんです。
＜自分の思い通りになっていないことが多い人間＞とは、
自己肯定感が低く、自己否定に敏感で、自己否定を喰らうと、怒りや嫌悪で反応する
というタイプです。関わった人からすれば、「あの人勝手に怒り出すんですけどー(怖)」みたいになるわけです。
だって、自己肯定感が低いのも、自己否定に敏感なのも、自己否定を喰らって怒りや嫌味で藩王するのも、全部「自己都合」だからです。
逆に気長で余裕のある人は、相手の悪口ですら、「ありがとうございます！めっちゃ参考になります！」みたいな切り返しをします。
自己肯定感が高く、自分を信じながら自分を見つめ直すので、自己否定を喰らうと、自分が変われるチャンスを手に入れたと思って、感謝や感動で反応する
短気って、本人が思っている以上に、本人の人生をつまらなくしてそうな気がしますよね。
道を歩いて、突然、人がぶつかってきたら、怒りを発動させますか？
例えば、道を歩いていて、前から歩いてくる人とちょこっとぶつかってしまった。この時に、短気な怒りっぽい人は、「あいつ、何やってくれてんだ！」となります。逆に、気長で余裕のある人は、「あっ、大丈夫ですか？」と相手を心配します。なぜなら、
・自分は十分幸せだから、ぶつかられることぐらい気にならない
・むしろ、他人であっても、相手が幸せあって欲しいという思いが強い
・まぁ、道で人とぶつかることぐらいあるよねと想定している
・道は自分のモノじゃないから、自由利かないもんだし
・大きな支障が出たわけでもないし、出たとしてもお互い様！
・大事なパートナーを守るためという利害にないしね
・俯瞰して考えても、怒りを発動させる必要がないもん
みたいなテイストで生きることができているからです。逆に言えば、短気な人って、怒りの原石を見つけていることすらありますよね？
相手のミスやアクシデントに対して、「怒りのネタ来たぁー！！！！！」みたいな(笑)これは、確実に普段感じている大きなストレスに対する対処行動(コーピング)ですよね。不幸せな人間が自分の存在を高めるためのマーキングでもあります。
短気な人は自己愛を第一にしている
短気な人は、多くの空間で自分を主人公だと思い、勝手に筋書きを描き、想定通りにいかないことに苛立ちます。
にも拘わらず、自分自身の一人の空間は否定や悲哀で楽しめていなかったりするんです。
自己愛が強いのに、自己肯定感が低いから、想定外に怒りまくる
これなんですよね。社会的に成功している人なのに短気で高圧的な人っていませんか？そういう人は、＜社会的な成功＞以外に手に入れたい自分の姿があって、それを手に入れてないことに大きな苛立ちを心の奥に溜め込んでいるのです。
例えば、短気な経営者で多くのが、めちゃくちゃ非モテ(笑)あー、この人、自分がモテることに対して腑に落ちれば、一気に心に余裕が芽生えて、みーんなに優しくなれるだろうなーと思うことあります。
自己愛は強くていいと思います。ただし、自分に向き合って、自己肯定感が着実に高めていくことが、豊かな心で生きることだと思うのです。
自己肯定感を本質的に高める作業って、最初はめっちゃキツいですけど、やり続ければ、社会的スキルと比例するようなことばっかだと思うんです。経済的に余裕を得ることにも繋がると思います。
自分で自分を認めるチャンスを沢山貰うことができて、家でコーヒー飲んで、自分の可能性を深慮してるだけでワクワクすると思うんです。だから、道歩いてて、自転車でどーんとぶつかられて、「うわぁ、割と痛いなー」と思っても、相手に怒るまでもないと思うんです。
短気な人をなだめ憐れむぐらいの関わりを
短気な人が周りにいる方は、本当につらいと思います。
逆に、短気な人が短気な反応をしても何も思わないくらい、「むしろ、聞いてあげよう(ニコッ！)」となるくらい、自己肯定感を積み上げてみて下さい。
まぁ、会社で相手し過ぎて、業務に支障出たら、時間的に余裕がなくなってイライラするかもしれません。
心、時間、お金、技術、人間関係、仕事、プライベートなど、あらゆるファクターで余剰や特別性を作り出すのは難しいかもしれませんが、それが自己肯定感をぐーんと高めてくれます。
自己肯定感が高まれば、短気以外の負の感情とはあまり縁のない人生を送れます。相手を幸せにするする行動体質になります。好意の返報を大きく得られて、あなたの自己愛が強さや自慢すら、他人には魅力に映るようになります。
短気な人よ、気長になれ！
サイト著者について
Yojiro Tani
谷 洋二郎
クリエイター、個人経営者
ヒアリング、カウンセリング、コーチング、コンサルティング、ディレクション、インタビューなど、あらゆる形態のコミュニケーションに長け、企業や個人向けにデザイン、ライティング、マーケティングの3つの能力でサービスを提供。自ら制作したLINEスタンプ「爆笑ピクト」は、クリエイターズスタンプ全国2位、10万ダウンロードを突破。Amazonで販売した『目の保養本』は新着総合1位、個人出版で1日10万円の印税を叩き出す。心理学・脳科学・成功科学などを独自の見地で研究。不安定で多様な場所へ繰り出すクリエイターという職業を通じ、日々、様々な知見やスキルに向き合い、ノウハウ化に努めている。
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2018年4月13日
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