5月に不調な<5月病>の人、5月に好調<5月興>になる人の違い
本記事の目次
5月病とは病気ではなく、環境に対するリアクション
言うならば、5月病とは4月から5月に対する心身の反応です。
新生活、新天地、新年度…新たな環境へ飛び込む4月。
新鮮な空気の中で心身共に擦られ続けて1ヶ月。
麻薬とリフレッシュの天秤で揺れ動くゴールデンウイーク。
GWが開けて、心身共に擦られ続けられる日々。
4月から5月で自身の感覚で受けるモノ・ゴトが、心身にとってネガティブに転じる、それが5月病です。
5月病の症状とは
精神的な症状 | 肉体的な症状 |
---|---|
・抑うつ ・不安感 ・焦りや苛立ち ・無気力感 |
・胃の痛み ・めまい ・動悸 ・呼吸の浅さ(息苦しさ) ・食欲不振 ・不眠 |
どうですか?こんな症状になったら嫌ですよね。
朝起きたら、抑うつ(気分が落ち込んで活動を嫌っている状況)で、食欲不振で朝食を摂れずに、電車に乗って会社が近づくと、不安感に押しつぶされて、胃の痛みや息苦しさが身体を襲って、仕事に取り組んで、失敗と同じ数だけ焦りや苛立ちを繰り返し、動機が剥がしくなり、仕事が終わったころには無気力感だけが全身を多い、スッキリしない疲れに不眠。疲れが日に日に蓄積されて、心も体もズタボロ…
五月病の発生源は、多くの場合、学校や職場です。
要は、一番多くの時間を費やすコミュニティで起こるのです。
特に「新人」の場合は、一番多くの時間を費やすコミュニティでの自由が利きません。
四季があり季節の流れに敏感でかつ長時間労働の文化が染みついている日本人に五月病という反応は至極当然とも言えます、
一番多くの時間を費やすコミュニティでの三種の神器
ここで、五月病にならないための三種の神器をご紹介しましょう。
1、場慣れできる精神力
2、場をやり過ごす技術力
3、場に耐える体力
上記の三つを持ち合わせていれば、新天地ですぐ順応することができますし、自分の価値観や常識とはまったく異なるモノ・ゴトに対しても上手く対処することができます。
五月病にならないための三種の神器に加えて、あなたが思考力を磨き、人脈を増やしていけば、新人の時にはアウェーと感じていたプレイグラウンドがホームグラウンドになって、快適で楽しい場所になるわけです。
5月に絶好調な「五月興」になる人もいる
冒頭で「5月病とは4月から5月に対する心身の反応」と述べましたが、「4月から5月に対する心身の反応」がレッツポジティブになる人も存在します。
「興」には、「起きる、盛り上がる、面白い、流行する、成功する、祓い清める」という意味があります。文字通り、「五月興」とは、「五月に栄える、五月をポジティブなターニングポイントとして過ごす」状態になることなのです。
精神的な状態 | 肉体的な状態 |
---|---|
・新たな刺激 ・大きな達成感 ・心地良い緊張感 ・溢れる気力 |
・健康増進 ・快調な身体のリズム ・爽快な疲れ ・食欲旺盛 ・快適な睡眠 |
新生活、新天地、新年度…新たな環境へ飛び込む4月。
新鮮な空気の中で水を得た魚のように心身をフルスロットルして1ヶ月。
4月に頑張ったご褒美&自己投資で抜きんでるためのゴールデンウイーク。
GWが開けて、心身共にさらにエンジン全開な日々。
同じ環境を与えられても、五月病になる人と、五月興になる人がいます。
五月病になる人、五月興になる人の違い
五月病になる人、五月興になる人の違いは、まず、前述した五月病にならないための三種の神器の能力の差異が大きく関係します。
1、場慣れできる精神力
2、場をやり過ごす技術力
3、場に耐える体力
一般的な社会人生活よりも厳しい規律の中で育ってきたのであれば、「場慣れできる精神力」は既に社会の中でもトップレベルと言えるでしょう。
プロ野球で、高卒ルーキーが春先からトッププレイヤーのように成績を残すという状況は、既に高校までに三種の神器の能力が高まっている結果と言えます。
研修期間にも関わらず、会社から教わっていないことでも、自分自身で凌ぐことができる人は、学校・部活・家庭などで過去に培った技術が新天地の会社で「場をやり過ごす」ことに繋がっています。
ストイックな環境や生活習慣で育った人は「場に耐える体力」があり、煩わしいこと、嫌なことを「体力バカ」というフィルターで鈍感にすることができます。
コミュニティ内クオリティを磨きながら、脱コミュニティのクオリティを磨こう
五月病は、自分が属するコミュニティに対するクオリティを知るチャンスです。
過去の五月と現在の五月を比べることで、より最適な未来が見えてきます。
現在のコミュニティ内クオリティを磨くことが、未来に属するであろうコミュニティでの過ごしやすさに繋がり、結果的に五月病から五月興になる自分へと変革していきます。
私の視点から言えば、会社員、個人事業主、社長と経験して感じることは、あなたの属しているコミュニティは、本当に小さな世界と言えます。これは私も同様です。だから、私にとってもあなたにとっても圧倒的な魅力(人間関係、やりがい、福利厚生)がない限りは、いつでも「今・ここ」を手放すことが後の人生を好転させるコツでもあるのです、
あなたの偉大なる人生から見れば、小さなコミュニティにこだわり続ける必要はありません。
ある程度向き合って、区切りを付けるのも良いでしょう。
向き合った努力が、あなたのクオリティになり、次のコミュニティでより自分らしく生きることに繋がります。
一度はトンデモない逃げ方をするのも良いでしょう。
その逃げが危機感になり、今までとは違う努力の質や量をあなたに与え、再チャレンジする際には、より自分らしく生きることに繋がります。
一瞬一瞬を大切にした結果であれば、区切りも、逃げも、良い選択になり得るのです。
・現在のコミュニティ内クオリティを磨くこと
・脱コミュニティのクオリティを磨くこと
この視点で常に生きていれば、4月も5月も強気で臨むことができます。
「現在のコミュニティ内クオリティを磨くこと」と「脱コミュニティのクオリティを磨くこと」の具体的な例を挙げると、会社でそれなりに楽しく頑張りながら、会社外の副業でも一定の収入とノウハウを持ち合わせているようなケースがそうでしょう。
年齢を重ねても会社の給料が横ばいになる時代に、副業は会社員にとって必須となっていくはずです。副業禁止の会社にいる場合は、無料で友人や知り合いに商品やサービスを提供し、「脱コミュニティのクオリティ」の鍛錬をするのも良いでしょう。
最後に
場慣れできる精神力、場をやり過ごす技術力、場に耐える体力、現在のコミュニティ内クオリティ、脱コミュニティのクオリティ、それらが足し算になり、掛け算となって、心身の保険となり、あなたが新しく過ごす過ごしにくい環境を過ごしやすくします。
毎年、五月に病む五月病ではなく、五月にブレークする五月興が自分に降り注ぐように、今回の記事のような視点で過去・現在・未来を見つめてみて下さい。
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2016年4月4日
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