危ない人の見分け方・特徴・心理
危ない人とは、言うまでもなく、こちらに危害を与える可能性が高い人のことを指します。
危ないとは、その危害が実行される以前の可能性です。実際にアクシデント起こってからでは遅いから、「危ない」と判断する必要があります。だから、
・危ないから会うな
・危ないから絡むな
・危ないから避けろ
と、自分自身で、人間を判断する必要があります。
そこで、今回は、危ない人の見分け方・特徴・心理について、掘り下げて解説していきたいと思います。
本記事の目次
危ない人とは何なのか?
本当に危ない人は、普段はその危なさをひた隠しにしている
本当に危ない人というのは、その「危なさ」をひた隠しにしています。あるタイミングで、突発的に危なさを振りかざしてくるのです。
例えば、付き合ってから相当の悪態をつく悪玉サイコパスの人は、初めての出会いでは「とてもいい人」を演じ、相手に好印象を与える傾向が強いと言われています。
危ない人と会った結果
危ない人との接触は、距離感を保っておけば、危険度を避けられる部分もあるでしょう。しかし、街を歩いていて、無差別に害を被るケースもあります。
危ない人と会った結果、困惑させる、害を与える、心身の激痛を伴う、束縛される、傷を負わされる、死に至る、愛する人が苦しむ、といった様々なダメージを背負うことになります。
こうした結果を招くことで、人生に大きなトラウマを作ってしまうと、素に真っすぐ順調だった素直な人生が歪んで、大きなハンデを背負う可能性もあります。
危ない人の特徴・見分け方
危ない人が持つ10の要素
危ない人の特徴は様々ですが、一言で言えば、「自分の心の不安定さを相手にぶつけることで解消しようとする人間」と言えます。
要は、心が不安定な人間か、もしくは、心の不安定さと向き合えない人間です。
心の不安定さを自己の中で消化(もしくは昇華)し切れていないと、知らず知らずのうちに、相手へ危害を加えることで、自分の心を満たすようになります。
無意識的か意図的かは、その人によって異なるでしょう。もしかしたら、まったくの悪気がない人が、超危険な行為を常識的に繰り出してくる可能性があります。
痴漢をする人は「今週も仕事を頑張ったから、痴漢をしよう!」など、既に彼らの常識的な認知が、危険な状態になり、痴漢にとっては、悪気なく痴漢に及ぶタイプも存在します。
前置きが長くなりましたが、危ない人の特徴・見分け方として、以下の10の傾向性を挙げることができます。
<危ない人の特徴・見分け方>
・急激に仲良くなり、高頻度で会える
・自己愛は強いが、自己肯定感は低い
・経験値が浅く、一定の行動に終始している
・心身や時間や経済に余裕がなさ過ぎる
・気性が荒くする決定的な弱点やトラウマがある
・自身を俯瞰出来ずに痛い行動に走る
・自分の意見を強く信じ、主導権を握りたがる
・一風変わった強くて深い癖を持っている
・他人への愛着が強く、自分に自信がない
・人間味が薄く、人をモノ扱いする
上記の特徴を多く持っていれば持っているほど、危険度が増すと言って良いでしょう。それでは、上記の危ない人の特徴・見分け方を1つずつ解説していきたいと思います。
特徴1、急激に仲良くなり、高頻度で会える
見分け方:長期間付き合っている友達がいるかどうか
急激に仲良くなり、いきなり高頻度度で会える人は、短期間で何度も人間関係を急進させては壊すタイプの人間の可能性があります。
急激に仲良くなるので、魅力的に見えますが、実は親友がいないというのも危険です。
サイコパスにも良く見受けられる特徴ですが、危ない人は魅力的に映るため、初期の印象が凄く高いケースも多いのです。彼らの長期的な人脈や人間関係に視点を向けると、危ない人かどうかを見抜くヒントが得られます。
このタイプの危ない人は、「いやー、今親友とか親しく付き合ってる人たちって、ここ1年で会った人ばかりだ!」みたいな口癖をよく発します。本人は偶然の出会いに喜んでいるような話し方をしますが、事の本質は「一定期間で人付き合いがリセットされている」ということです。
出会って、急接近して、壊してを繰り返しているのです。ですから、「鈴木さんって、長年付き合う親友ってより、その都度、めっちゃ仲良くなる人変わるタイプ?」と聞いてみると、より見分けがつくかもしれません。
相手がSNSをやっていれば、投稿の時系列を追うことで、人付き合いの癖を浮き彫りにすることができます。
特徴2、自己愛は強いが、自己肯定感は低い
見分け方:行動と言動の大きくズレているかどうか
自己愛がとっても強いのに、自己否定感がかなり低い人は、大きな「飢え」を感じています。
その「飢え」と向き合い、着実に努力をする人が良いのですが、口だけ、見せかけだけ、とりあえず見繕うことで自己承認しちゃうみたいな人は、危険なタイプです。
相手を自己愛を満たす道具にしていく可能性があります。持ちつ持たれつが出来ない人間関係になり、こちらに大きな負担を強いられます。
自己肯定感が低いと、自尊心を傷つける機会は自然と増えていきます。自己愛が強いため、傷つけられた自尊心を回収しようと、自己防衛として突発的に危険な行為に及ぶ可能性もあります。
このタイプは、言動と行動のズレをチェックすると良いです。自己愛が強い人は、自分を甘く見積もったり、自分を棚に上げて他人を批判する傾向があります。しかし、自己肯定感が弱いと、自分の能力を信じて行動を踏み切ることができないため、思いっきりの良い行動を取りません。
「言動で語る理想」と「行動で見せる現実」にあまりの違いがある人は、危険人物になる可能性がより高いと言えるでしょう。
特徴3、経験値が浅く、一部の行動に終始している
見分け方:他の行動パターンに飛び込む機会があるかどうか
経験値が浅すぎると、無知&未知の場面に多く出くわします。負の感情は「未経験で想定できない場面」で生じるものです。
経験値が浅すぎると、多くの場面で、基準を知らない人間になります。しかも、心の余裕を持っていないため、自然に自分よがりの行動を取って、危険な人物となっていきます。
経験値が増えれば、様々なことに「見立てて」が付きます。多様な経験を積んでいる人は、「多くの郷に入って、多くの郷で従う」ことをしてきています。つまり、他者に寄り添う視点をきちんと育ててきているのです。
このタイプは、他の行動パターンに触れさせてあげ、その反応を見ることで、危険事物かどうかを見分けることができます。他の行動パターンに対して、あまりにもネガティブな態度を示す場合、その人の自己はバランスを大きく崩している可能性があります。
そして、今後も、一定の行動による、一部のみが突出したパーソナリティが強化されていきます。
無理やりとは言わないまでも、ごくたまに、自分の行動パターンをへし折ってくる親友など、深い付き合いをする機会にも恵まれていなければ、相手に危険を及ぼす「尖り方」になってしまいます。
特徴4、心身や時間や経済に余裕がなさ過ぎる
見分け方:余裕のない中でも前を見ているかどうか
余裕が閉ざされ過ぎると、強いストレスが生まれ、その結果、1つの事象が薬物ショックのように刺激され、依存的になる可能性があります。痴漢やクレプトマニア(窃盗癖)などは、そもそもの余裕のなさから来るストレスと、その時に出会った行動が掛け合わさった結果、依存症へと昇華したパターンです。
心の余裕、時間の余裕、経済的な余裕、人間関係の余裕など、当人に余裕のなさが垣間見える場合は、危険性が潜んでいます。自暴自棄や自己嫌悪などの沈下的な余裕のなさもあれば、強い嫉妬心や意味のない非難などの攻撃的な余裕のなさもあります。
見分け方としては、「余裕のなさを受け入れて、少しでも前を見ているかどうか」にあるでしょう。余裕のなさに対して、絶望を抱き、自己解決を選ぶ余力すらも失っている人は、とても危険です。
特徴5、気性を荒くする決定的な弱点やトラウマがある
見分け方:指摘を受けるだけで大きくキレたことがあるかどうか
あまりにも決定的な弱点やトラウマがあり、その弱点やトラウマがある出来事と掛け合わさって、心を強く刺激し、その結果、気性を荒立てるような行動経路を持っている人は危険です。
悲しい事にその大きな弱点やトラウマは、別の危険人物によって与えられた伝染的かつ遺伝的なものである可能性もあります。弱点やトラウマはある側面では弱者ですが、向き合い方によっては、こちらにも大きな危害を加えてくる可能性もあります。
このタイプの危険度を探るには、周囲の人物に、その人が気性を荒らしたエピソードがあるかかどうかをチェックしてみると良いでしょう。
気性の荒さとは、本人が自分の気質をセルフコントロールできていない何よりの証拠です。
特徴6、自身を俯瞰出来ずに痛い行動に走る
見分け方:深い内省ができているかどうか
あまりにも俯瞰できない人間は危険です。俯瞰があまりにも出来ずにいると、負の感情を大きくなった時に、思い切って取った行動が、周りが見えていない危険な行動である可能性があります。
また、俯瞰できないということは、そもそもが周囲への理解力や注意力がないことを意味します。もしくは、周囲へ理解や注意を示すことに価値を置いていない、完全に独りよがりな危険人物であるケースもあります。
このタイプの危険人物を見分けるには、他人と自分の関係において、どのような捉え方をしているのか、尋ねることです。
相手の精一杯の俯瞰が、他者や周囲へあまりに配慮に欠けるレベルであれば、その人物はかなり危険な要素を持っていると言えるでしょう。
特徴7、自分の意見を強く信じ、主導権を握りたがる
見分け方:こちらの指示を全部聞き入れる機会があるかどうか
例えば、最初はどんどん提案してくれて有難いと思っていても、いつの間にか相手が意見を強制させ、主導権を取ろうとしてくるみたいなケースもあります。なぜなら、彼らの目的は、相手を自分通りに動かすことだからです。
心に余裕があり、相手のためを想っていれば、相手にとって不快にならない妙を突きながら、相手へアドバイスや提案をすることが出来るはずです。
危険な人物とは、相手のためにやろうとしていることが、実は自分のための精一杯の自慰行為であるのです。
このタイプの危険人物は、「他人の指示に全部乗っかる」という機会を作りたがりません。なので、こちらの指示通りにきちんと何かをやらせてみて、反応を伺うと良いでしょう。
特徴8、一風変わった強くて深い癖を持っている
見分け方:根深い嗜癖を持っているかどうか
人には理解しがたいような癖があり、それが強くて深く本人に根付いている場合は、「なぜ、その癖にこだわる必要のある人生を送っているのか?」そういった視点で当人を捉えていきましょう。
他の日常的でなおかつ一般的な理解の得られる要素に強く深く傾倒すれば良いはずなのに、なぜ、その深い癖をやらずにはいられないのか、逸れたと感じる癖の中に、その人の本質を垣間見ることが出来るのです。
このタイプは、「ねぇ、ぶっちゃけ、めっちゃ変わった趣味とかさ、フェチとかあったりする?」と質問して、本人の嗜癖を引き出すと良いでしょう。
その嗜癖が「嗜む程度」に楽しんでいれば安全かもしれませんが、過剰な願望や異常な執着が垣間見えたら危険な可能性があります。
特徴9、他人への愛着が強く、自分に自信がない
見分け方:人生を他人で埋めようとしているかどうか
他人への愛着が強いと執着になります。特に自分自身の目標や主軸を持って独立的に行動できないタイプで、愛着が強過ぎると、他人へ依存的になってしまいます。自分のアイデンティティが他人へ強く依存することになってしまっているのです。
見分け方としては、人生を他人で埋めようとしているかどうかをチェックすることです。自分にこれといった目標もなく、他人への執着が目的化している人は、少し危険だと言えるでしょう。
ファンとしての人生を捧げている人が、ストーカーになってしまうのは、このパターンに多いかもしれません。
特徴10、人間味が薄く、人をモノ扱いする
見分け方:相手を傷つけることに罪悪感を持てるかどうか
人間味を感じられずに、人をモノ扱いする、これだけで非人道的なことを自然に放り込んでくる可能性があります。
お互いの接触を通して、本質的な愛着があるかどうかに目を向けていく必要があります。家庭環境や教育環境が大きく影響しているケースが多いため、過去を見ていくと良いでしょう。
このタイプは、相手を傷つけた時に、どんな気持ちになるのか、深堀りしてみることで見分けがつきます。相手を傷つけることにあまり罪悪感を持たない場合は、本人が負の感情を増大させた時に、平気で傷つけてくる可能性があります。
未来の行動予測に対して罪悪感を持つことは、自分の行動を大きく制御する効果があるのです。
最後に:この世は「全員」危険人物になり得る
だからこそ、自戒を込めた生活を送ろう
多様化・複雑化・高度化の時代だから、行動も価値観もそもそも皆がバラバラ。そうなると、多くの人に対応した最大公約数なトータルバランスを持つことがそもそも難しくなります。
すると、人と人の行動や価値観は軋轢を生む可能性があり、その軋轢がストレスを増大させ、危険な行動に繋がります。
価値や行動を認め合う時代だと言っても、感覚の違いから来るストレスが自然に発生して、感情をコントロール出来ずに行動が激化するタイプの人は、こちらの想像以上に危ない人だと言えます。
こちらの親切によって、相手の自己否定感を大きく強めることすらあります。親切ですら、誰かにとっては、マウンティングになったり、ポジション・パフォーマンスになったりするのです。
そもそも、自分と他人には大きな違いがある、この意識を持つことができれば、危険に巻き込まれることは少なくなるでしょう。
危険は時に人を成長させてもくれますが、その危険によって、人生を棒に振っては元も子もありません。大きな危険をきちんと回避し、かけがえのない自分や家族や友人を守り抜いていきましょう。
谷洋二郎とは…
10万DL
人気2位
LINE Award
ノミネート
全国グッズ化
森永製菓
ミニストップ
コラボ多数
絵本詩集
ビジネス書等
多ジャンルの
書籍を出版
代表取締役に
個人事務所
一人きりで
日々奮闘中
Web制作
著者
ライター
クリエイター
大学は長崎
熊本を経由し
福岡と東京で
主に活動
2020年1月13日
(END) Thanks for reading!