虚勢と見栄とは?張る人の心理と特徴、虚勢と見栄の処世術
虚勢とは?虚勢を張る人の心理と特徴
虚勢とは、上辺(見せかけ)の運動によって生じる他を圧するような力です。
虚勢は「虚勢を張る」という言い方がされます。これは「予防線を張る」と同じように、薄いシートを本部(患部)の上に張っているニュアンスです。
つまり、虚勢とは「本当の自分をさらけ出すにまでの余裕がない」ことを紛らわす嘘の勢い
ということになります。
虚勢を張る人に強い感情
・劣等感
・承認欲求
・打たれ弱さ
・現実逃避欲求
・自己嫌悪
・別の自己像への憧れ
こうした心理状況によって、虚勢を張ることに居心地の良さを感じているから、虚勢を張ることを選択してしまうのです。
本質を指摘される前に、虚勢によって、他人の視点や思考を別のベクトルに向きつつ、攻撃(口撃)し圧力を掛けている
この虚勢の本質が分かれば、虚勢を張れば張るほど自分の惨めさを露呈していることになりますが、そんな客観視する余裕すらもないから、虚勢を張る人が後を絶たたないわけです。
見栄とは?見栄を張る人の心理と特徴、虚勢と見栄の違い
見栄は虚勢とは違い、「うわべ・外見を実際よりよく見せようとする態度」です。虚勢を張るのが「自分や他人への反抗」なら、見栄を張るのは「自分や他人への言い聞かせ」のようなものです。
<見栄を張る人の特徴>
・本当は自尊心が低い
・自己愛だけが強い
・虚像を現実視しやすい
・物事が客観視できない
・周囲に指摘してくれる人がいない
・手っ取り早く自己承認したい
見栄を張る人は、相手へ攻撃的ということではなく、ひたすら、自分の良さを人が可視化できる環境でフラットに伝えようとします。だから、SNSなどの個人メディアにおいて盛り投稿を繰り返すわけです。フォロワーや友達になってしまえば、彼らのタイムラインに、自然に投稿が流れるという仕組みは、見栄を張る人の見栄を張りたい気持ちを刺激しているのです。
予防線を張りながら、本質的な自己成長をできるなら、それでいい
虚勢も見栄も、自己防衛の1つです。人間は心身共に常に安定しているとは限りません。まだまだ、なりたい自分が手に入っていない場合もあるでしょう。
私たちは、努力している限り、今後乞うご期待な存在
まさにこれです。だから、努力している限り、本質的な自分と向き合い、もがいている限り、強制も見栄も通過儀礼として使う分にはアリなのです。むしろ、それで、努力のガソリンに着火ファイヤーして、加速度を増して我が道に付き進めるなら、虚勢も見栄も良いことになります。
逆に、ストレスを感じた時の対処行動が、「虚勢や見栄を張ること」しか持ち合わせていない場合は、報酬系が虚勢や見栄を張ることだけにしか働かなくなり、虚勢や見栄を張ることに依存的になってしまいます。ブランドものやSNSに依存するタイプの人です。
虚勢や見栄を上手く扱えば、人間関係においても「あの時は尖ってたねよね」みたいな笑い話になります。結局、自分と向き合い、他者との関わりの中で、自分の本質と相手の本質を見抜きながら努力していけば、ちょっとした心の揺れやブレはみんなが受け止めてくれるものです。
ぜひ、虚勢や見栄を人生にプラスに扱えるようにしていきましょう。
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