
今回は、シンプルに「文書の書き出しっていつも何書いていいか分からない!」という人のために、文章書き出しテクニックと、書き出し例をふんだんに詰めた超絶保存版の記事を制作しました。
この記事を読んで実践するだけで「あなた」は、文章の書き出しを作るのが圧倒的に早くなります!おめでとうございます!
テクニックとして使いやすいので、すぐに書き出しが上手になります。また、「書き出し法1」と「書き出し法4」と「書き出し法6」のテクニックをミックスさせるなんてこともできます。変幻自在に多彩な書き出しを書けるようになるでしょう。
文章執筆において百戦錬磨、Amazon総合1位からLINEスタンプ最高2位など、コンテンツを当てる実績も重ねた私が熱意を持って作ったので、間違いありません。本屋にある文章術系の書籍を買うより、無料でこの情報を見た方が、マジで成長できると言っても、ぜんぜん過言じゃありません。
この記事は、一般的な文章スキルとは類が違っていて、
私の教える書き出し術のテクニックは、「とにかく他分野で稼げる文章術が手に入る」ことのみにフォーカス
しています。特に、ブログ、コラム、エッセイ、SEO記事、Web記事、セールスライティング、キャッチコピー、プレゼンテーション資料などの書き出しには有効です。
では、長尺の記事となりますが、気合いを入れて、一緒に頑張っていきましょう!
本記事の目次
- 1 書き出し法1:「自分の感情」をぶつける
- 2 書き出し法2:「ことわざ・慣用句・四字熟語」を持ち出す
- 3 書き出し法3:「エビデンス」を添える
- 4 書き出し法4:「時代の流れ」を憂う
- 5 書き出し法5:「専門用語」を解説する
- 6 書き出し法6:〇〇とはよく言ったもので
- 7 書き出し法7:造語を打ち出す
- 8 書き出し法8:同調を求める
- 9 書き出し法9:「価値観」で加熱する
- 10 書き出し法10:「比喩」で含みを持たせる
- 11 書き出し法11:「さて、今回はAのためにBを」
- 12 書き出し法12:「逆説・逆張り」を唱える
- 13 書き出し法13:「自分の目標・結果」を宣言する
- 14 書き出し法14:「パワーワードを入れ込む」
- 15 書き出し法15:「仮定」から始める
- 16 最後に:良い書き出しを作るうえで大切な心構え
書き出し法1:「自分の感情」をぶつける
ポイント:感情的なことは、人の心を強く揺さぶる
<書き出し例1-1>
正直、私は〇〇がすごく苦手でした。できれば、この世からなくなって欲しいとすら思うこともしばしば。しかし、〇〇の克服は、社会人としてキャリアを積み上げいくうえで、避けて通れないのも事実。そして、私はとうとう〇〇嫌いな自分と向き合い、〇〇を克服するに至りました。そこで、今回は、過去の私のように「〇〇なんてなくなればいいのに!」という〇〇嫌いな方に、〇〇を乗り越える方法と経験をお伝えしていきたいと思います。
「苦手でした」の部分を「得意です」「大好きで今一番会いたい存在です」など、感情にまつわる文章に変えれば、テンプレ化できますよ。〇〇の部分は、何の話題を入れても、ほぼ通用します。
<書き出し例1-2>
チーズかまぼこ。それは、私が13歳で初めて口にして以来、ずっと私の心を虜にする魔法のおやつだ。チーズかまぼこへの愛なら誰にも負けない。そして、私にはチーズかまぼこへの愛と共に、チーカマへの知識、レシピを積み上げていた歴史もある。そこで、そんなチーカマフリークな私だからこそ語れる、チーズかまぼこの魅力、おすすめの食べ方などをふんだんにレポートしていきたいと思う。
コアテーマに対する感情もありつつ、自分がテラー(語り手)であることへの根拠も入っているとても良い書き出しだと思います。
書き出し法2:「ことわざ・慣用句・四字熟語」を持ち出す
ポイント:用語の「意味」となる部分を入れる
<書き出し例2-1>
「暗中模索」はもはやネガティブワードではありません。未知への情報アクセスが高まり、手軽にシステムやツールを使える時代は、むしろ、「手がかりのないまま、いろいろやってみること」が、成功への近道となることも少なくありません。そこで、今回は、起業準備をしている人が、起業に切り出すべき適切なタイミングについて、成功科学の知見を基にお伝えしていきたいと思います。
暗中模索の意味は、「手がかりのないまま、いろいろやってみること」ことで、この意味の部分も例文には含まれていますよね。ことわざや慣用句や四字熟語を最初に持ってきて、その用語の意味をうまく当て込むと、誰もが理解できる書き出しになります。
<書き出し例2-2>
「阿吽の呼吸」。プロジェクトマネージャーであれば、少ない指示でメンバーへ大きな影響を与え、気持ちをぴったり一つにするコミュニケーションスキルを手に入れたいものですよね。そこで、今回はコーチングの観点から、「プロジェクトマネージャーがメンバーな投げ掛けるべき10の質問」を解説していきたいと思います。
書き出しをサクッと書いてから、その書き出しにぴったりの「ことわざ・慣用句・四字熟語」を探し、後付けしてリライトすることもできます。
<書き出し例2-3>
あのイチロー氏は引退会見が忘れられない。イチローは引退後の生活において、野球をプレイする以外の自身の姿を想像できないとしたうえで、「草野球を極めたいと思うんでしょうね」と言葉に発した。彼にとって野球は、「一定の限られた期間しか行えないもの」ではない。あの会見の言葉は、彼が「生涯プレイヤーでいる」ことを普段から強く哲学しているからこそ出た言葉だ。
インタビューや著書の名言などを持ち出すのも良いでしょう。
書き出し法3:「エビデンス」を添える
ポイント:データや研究結果は探せば、何かしら出てくる
<書き出し例3-1>
長男長女であることは人生で不利なのだろうか?経済学者マルコ・バートニ―とジョルジオ・ブルネロが、数十年間にわたって、ヨーロッパの10ヵ国以上の4000人以上を追跡した研究によると、第一子はあと生まれの子に比べて初任給が14パーセント高いことが分かった。twitterには「#次男最強説」というハッシュタグが存在している。そこで、今回は、長男長女こそが持つ人生におけるアドバンテージと、長男長女だからこそ身に付けるべき人生のマインドセットについて、とことん掘り下げていく。これは長男として生まれた自分への、励ましと戒めの記事でもある。
信憑性を持たせる際に最も簡単な方法です。エビデンスは、「〇〇 研究」とWeb検索し、検索結果表示を「ニュース」というタブに切り替えると、最新のエビデンスを探しやすくなります。
<書き出し例3-2>
スペイン環境疫学研究センター CREALの研究では、妊婦が魚を食べると子供の認知機能が高まり、発達障害が起こりにくいということも発表されています。その他にも、妊婦が魚料理を含めた「和食」を食べるメリットはとても多く存在することが分かりました。そこで、今回は、これから生まれてくる子供に良い影響を与える、妊婦の方にオススメな「和食レシピベスト10」を発表していきたいと思います。
キャッチーでポップな内容を書く際に、エビデンスがサラッとあるだけで、全体が引き締まります。書き出しに持ってくるエビデンスはなるべく短い文章が良いです。
明確なデータや研究結果だけでなく、「認知行動療法などの治療法では」といった「ある学問の常識」や「心理学者のトッド・ルバートとロバート・スターンバーグは」といった「専門家の指摘」なども同様に書き出しに扱うことができます。
書き出し法4:「時代の流れ」を憂う
ポイント:必然性・必要性の高い文章である印象にしてくれる
<書き出し例4-1>
予測困難な激動時代になり、長期的な企業存続はまずます不確実なものになっています。もはや、1つの企業で数十年も勤め上げることは「無理ゲー」とも言えるでしょう。これからは、すべてのビジネスパーソンが複業(パラレルキャリア)を築いて活動することになるでしょう。そこで、今回は、「効率よく稼ぐ」という視点から、オススメなパラレルキャリアの築き方を伝授していきたいと思います。
ビジネス関連のライティングでは「時代」を冒頭に持ってくることは、かなり多用されています。社会人としての究極の目標は「時代を生き抜く」ことですから、社会的な文章の書き出しで「時代」が登場するのは必然とも言えますね。
<書き出し例4-2>
今はまさに「一億総クリエイター」の時代と言っても過言ではない。誰しもがスマホでコンテンツを作成できる時代だ。かつてはテレビ・ラジオ・雑誌の独占物であった、メディアを誰しもが所有できる時代でもある。誰もがパフォーマーやタレントとして活躍するチャンスがある。しかし、私は「一億総クリエイター」の時代に憂う部分もある。それは、一億総クリエイター時代が、むしろ、「突き抜けたコンテンツの出現」を阻害しているのではないかということだ。そこで、今回は、一億総クリエイターが起こしている弊害について、独自の観点から批評を連ねていきたい。
自分が書きたいテーマが、今どんな時代だと揶揄されているのかをチェックすると、書き出しで「時代」を持ち出すのが上手になります。自分で勝手に「〇〇時代」とネーミングするとよりクリエイティブで個性的な文章になります。
書き出し法5:「専門用語」を解説する
ポイント:書きたいテーマは何かの専門分野と必ず繋がっている
<書き出し例5-1>
「クイック・フィックス」。それは、人が何かを続けるために欠かせない即時的な報酬を意味します。このクイック・フィックスは、目標達成のモチベーションにとても重要だと考えられています。その他にも、モチベーションは、ちょっとした考え方や日常の環境の違いで、かなり大きく変わってしまうことが分かっています。そこで、今回は、意外と知られなかった「知らないうちに私たちのモチベーションに影響を与えている10の要素」をお伝えしていきたいと思います。
大切なのは「自分の書きたいテーマは必ず何かしらの専門分野と結びつくんだ!」という視点を持つことです。「味噌汁」がテーマであった場合、「恋愛心理学」の専門用語と結びつけられないかを、考えてみるのです。こうした視点の訓練を重ねれば、書き出しのみならず、自分の主張や理論を後押しする「まったく別の分野の知見」を発掘するのがとても上手になっていきます。
<書き出し例5-2>
「自己開示の返報性」、それは営業において最もパワフルなコミュニケーションスキルだと、私は強く思う。自己開示の返報性とは、「自己の内面や本音を開示をされると、受け手側も同じように自分の内面や本音を開示をしたくなる」という臨床心理学の原則です。私は、営業マンとして一切の「押し売り」をしません。もっと言えば、営業で「お願いします!」と頼んだことはありません。そんな私が、フリーの営業マンとして10年以上稼ぎ続けているのは、「自己開示の返報性」を営業にうまく取り入れてからです。そこで、今回は、控えめな人でも、ぐんぐんと営業成績が上がってしまう。「自己開示の返報性」を生かした営業術を紹介していきたいと思います。
言ってることは「営業における相手から本音を引き出す技術」なのですが、「自己開示の返報性」を入れるだけで、重みが増していますよね。
書き出し法6:〇〇とはよく言ったもので
ポイント:ベタな表現を持ってくれば、心地よい書き出しを演出できる
<書き出し例6-1>
「全米震撼」とはよく言ったもので、片付けコンサルタントの近藤麻理恵こと「こんまり」がアメリカで起こしたブームに、私はとても心が躍りました。一人のビジネスパーソンとして、一人のクリエイターとして、彼女の功績からは、「日本のコンテンツはまだまだ大きな可能性を秘めている」ということです。そこで、今回は、海外で大きなブームを起こすかもしれない「日本発分野」を6つピックアップしていきたいと思います。
困ったときは、「〇〇とはよく言ったもので」から書き出して見るのも良いでしょう。
<書き出し例6-2>
「音楽性の違いで解散」とはよく言ったもので、一つの音楽グループが長期的な活動を成し遂げるのは、とても難しいことのように感じます。なんせ、私たちは恋愛や結婚ですら、数年間で別れてしまうことがザラですよね。だからこそ、私は気になったんです。結成から数十年以上存続するグループの人間関係が。今回は、30年以上活動を続けて、解散をしなかったバンドメンバーたちをピックアップし、彼らのインタビュー内容から、「存続する音楽グループの秘訣」を掘り下げていきたいと思います。
書きたいテーマや内容に対して、よく言われる常套句的なものがないかを逆算して探してみましょう。
書き出し法7:造語を打ち出す
ポイント:掛け言葉やモジりが、一番手っ取り早い
<書き出し例7-1>
税理士をやっていると、「師走」ではなく「士走」だとつくづく思う。忙しいと「急がば回れ」なんて言われるが、着実を試みても社内の雰囲気が、みんなを見事に浮足立たせている。だから、そんな12月は、税理士がトンデモないミスを犯し、事件簿が厚くなるシーズンでもある。
ある漢字を置き換えて、掛け言葉にすると、とても簡単に造語を作ることができます。
<書き出し例7-2>
「自己警発」こそが、自分の行動を促す最も原動力だ。警戒心は自己闘争本能を呼び覚まし、「火事場の馬鹿力」を発揮させてくれる。自己啓発なんて生温いものじゃダメだ。では、「自己警発」はどのように行うべきだろうか?今回紹介する3つのメソッドを取り入れば、あなたは、仕事からプライベートまで、あらゆる自己変革の達人となっているかもしれない。それでは、さっそく本題に入っていこう!
造語を作るだけで、記事の書き出しから、「個性のある文章」の雰囲気を与えることができます。特にコアテーマで造語や掛け言葉が作れれば、より相手の心に残る文章になります。
書き出し法8:同調を求める
ポイント:同調を投げ掛けることが読者を止めるフックになる
<書き出し例8-1>
自分の身長があと数センチ高くなったら、皆さんは嬉しくないですか?似合う服が増え、見た目もスタイリッシュ、周囲からの第一印象も激増しますよね。そんな皆さんに朗報です!おそらく、あなたの身長、姿勢を矯正するだけで、きちんと伸びます。そこで、今回は、今日から簡単に実践!しかも、数か月であなたの身長が数センチ伸びる、そんな姿勢矯正テクニックを解説していきたいと思います。
話し掛けられると、会話をしてしまいますよね?同調を求めることで、読者が自然に文章に入り込むのを促すことが可能になります、
<書き出し例8-2>
独身で寒い冬を過ごすと、突然人肌が恋しくなるってことがありますよね?分かります。だって、私、独り身の超淋しがり屋ですから。そこで、今回は、「冬のぼっちあるある」を私の経験談を基にふんだんにピックアップしていきたいと思います。淋しい夜を毎日過ごしている皆さんが少しでも元気になれれば、幸いです!さぁ、それでは、私の自虐よ、みんなの心に熱く届け!
同調は「道端でキャッチセールス」のようなものです。文章の冒頭で相手を呼び止める文章は「キャッチコピー」とも言われますよね。実際、通販のLPページなどでは、同調や疑問を投げ掛けるようなキャッチコピーはたくさん存在します。
書き出し法9:「価値観」で加熱する
ポイント:最初から価値観を強くぶつければ、文章の個性が際立つ
<書き出し例9-1>
誰が何と言おうと、男性が女子からモテるうえで最も大事なのは「清潔感」だと断言します。顔はイケメンである必要はまったくなしです。清潔感を突き詰めれば、どんな男性でも絶対にモテるようになります。実際、私を含め、非イケメンで、美女と付き合ってきた現場を幾度となく目の当たりにしてきました。そこで、今回は、男性が女性にモテるうえで、磨くべき「清潔感」を徹底的にご教授していきたいと思います。
自分の想いをぶけているので、最初から情熱を伝えることができます。経験などを組み合わせると、さらに素敵な書き出しになります。
<書き出し例9-2>
皆さんは、アウトドア派ですか?それとも、インドア派?私は、超が付くほどのインドア派。家に籠るのが大好きです。極論、半径1メートル内で24時間十分に楽しめちゃうんです。そこで、根っからのインドア派である私が、今回、皆さんにとっておきのインドア遊びを5つご紹介していきたいと思います。
冒頭から、複数の価値観をバトルさせると、読者に「両者を比べる」といった想像の機会を与えることができます。
書き出し法10:「比喩」で含みを持たせる
ポイント:先頭に比喩があるだけでクリエイティブな印象が高まる
<書き出し例10-1>
上空100メートルにあるわずか10センチ幅の道をつま先立ちで歩くようなものだ。私にとって「起業」することは、それぐらい危ない印象があった。自分は絶対に起業しない、初めて社会人になったときからそう思っていた。一生サラリーマンであること以外のイメージが湧かなかった。しかし、結果的に私は起業してしまった。そして、起業してから10年経った今も、一人で稼ぎ続けることができている。この記事を通して、私は、自分と同じように「起業が怖い」と思っている会社員の方々に、「偶然に背中を押されて起業すること」のチャンスを伝えられたらと思う。
上記のように分かりにくい比喩でも良いので、自分オリジナルの比喩にチャレンジしていきましょう。
<書き出し例10-2>
まるで、雷に背中を撃たれたような衝撃だった。いや、実際に雷に背中を撃たれたことはないのだけど、それぐらい「新鮮」かつ「強力」な驚きの感覚を私の全身をみなぎった。そう、私は、人生で初めて「ドッキリ」を喰らったのだ。しかも、ドッキリの仕掛け人が、2~3度しか話したことがない会社の後輩だったのだ。
エッセイやコラム、もしくは小説などを作る際に比喩をから入ると、かなり書きやすくなります。
書き出し法11:「さて、今回はAのためにBを」
ポイント:ブログなどで使われる最もシンプルな書き出し
<書き出し例11-1>
さて、今回は「婚活で1回目のデート以降に関係が続かない30代女性」のために、「素敵な男性と2回目以降の関係を持続させ、結婚を実現させる10の方法」をお届けしていきます。
誰のために執筆したか、①ターゲットを明示して、②そのターゲットが文章を読むことで手に入る未來を添える、最もシンプルな書き出しです。
<書き出し例11-2>
さて、今回は「英語圏の仕事で円滑なコミュニケーションを取りたいビジネスパーソン」のために、「爆速で通用する英語力を身に付ける勉強法」について解説していきたいと思います。
書き出しはとてもシンプルで味気ないものですが、SEOライティング、ブログ、Web記事では、「誰のために、何を発信しているのか」を素早く明確にすることが最も基本です。困ったときは、この書き出しをベースに様々なテクニックを追加していきましょう。
書き出し法12:「逆説・逆張り」を唱える
ポイント:一般論や通説とは逆の意見を冒頭で主張する
<書き出し例12-1>
一般的に「男ならイケメンで生まれた方がいい」と思うだろう。しかし、俺はブサイクで生まれて心底良かったと思う。ブサイクだからこそ工夫を求められ、趣向を凝らし、プライベートスキルも、ビジネススキルも磨いてきた。芸能界を見ても、テレビ番組を牛耳るMCたちは、ほぼ非イケメンだろう。不足の事態は、何かの充足を促す。外見が足りない自分は、常に人生をハッピーに切り開いてきた自負があるのだ。さて、今回は、俺が俺なりに女性から爆モテし、起業人生で成功を勝ち得た「不足な自分と向き合う秘訣」を主張していくとしよう。
自分の書きたいテーマが、そもそも一般論と「逆張り」の意見の場合は、上記のような書き出しは非常に簡単に出せると思います。
<書き出し例12-2>
多くの人は「人は優しいに越したことがない」と考えるかもしれません。でも、私は、「優しいだけの人は、人生で大きく損をしてしまう」と考えます。なぜなら、優しさとは、「控えること」「譲ること」に繋がり、勝負を控え、チャンスを譲ることにも繋がるからです。そこで、今回は、人生を好転させるための「真の優しさ」とは、一体どんな優しさなのかを徹底して説明していきたいと思います。
冒頭でいきなり一般論を逆張りすると、「えっ、なんで!?」といった裏切られた感情が芽生え、読者の興味を刺激する可能性が高くなります。
書き出し法13:「自分の目標・結果」を宣言する
ポイント:個人的な体験や経験は人を励ます大きな力を持つ
<書き出し例13-1>
「YouTubeで月100万円を突破する!」、これが2019年の私の目標だった。そして、結果は、月40万円…とはいっても、YouTubeだけで生計を立てられるようになったのはかなりメデたい。今回は、自省の意味も込めて、私が1年間でYouTube月40万円を稼ぐまでにやったこと、そして、これからやるべきことを、まとめていく。YouTubeをこれから始める者、現状の収益化に苦しむYouTuberにとっては、一つの参考資料となるだろう。
目標宣言と結果報告を書き出して述べると、そのテーマを書き手が伝える妥当性が増しますよね。目標は必ずしも達成されていなくても良いですし、結果は必ず優れたものでなければならないわけでもありません。正直に伝えることで、非常に読み応えのある書き出しを作ることができます。
<書き出し例13-2>
私の婚活の結果を発表します!「3年間、毎週パーティーに通い続け、ようやく結婚」にこぎつました!34歳でなんとか素敵なパートナーと結ばれました。いやぁー、とても長かったです。婚活疲れ・婚活うつになりかけたときもありました。でも、婚活を通じてタフになれたし、女性としてかなり優しくもなれたし、今は充実した結婚生活を手に入れています。そこで、今回は、私の赤裸々婚活体験談。特に現在婚活で頑張っているアラサー以上の女性の皆さんの励みになればと思っています!
「悩みを解決すること=目標」の場合、同じように悩んでいる人に響く書き出しになります。個人的な体験や経験は人を励ます大きな力を持ちます。
書き出し法14:「パワーワードを入れ込む」
ポイント:程度を激化させるワードを追加する
<書き出し例14-1>
過去最低クラス、失神寸前のドン引き、空前絶後に寒気のするデートだった。もう、私はマッチングアプリをしばらくは使うことはないだろう。これは、私が「Pair(ペアーズ)」で出会った変態オトコとの激闘(デート)の記録である。
「過去最低クラス」「失神寸前」「空前絶後」「激闘」など、過激を印象付けるワードを入れまくることで、書き出しにとてもインパクトを与えることができます。
<書き出し例14-2>
皆さんには、恋よりも恋焦がれて昇天してしまうほど没頭できる「趣味」を持っているでしょうか?今回は、趣味に人生を捧げまくる私が、「なんかいい趣味ないかなー」という人のために、人生のワクワクがドカーンと100倍増しする、素敵趣味を5つご紹介していきたいと思います。
はっきり言ってクドいですし、「人生のワクワクがドカーンと100倍増しする」って意味が分からないと思うんですが、リズミカルにパワーワードを入れると、「なんか、この記事楽しそうじゃん!」という雰囲気を出すことができます。書き手がノリノリであることもとても大事なんです。
<程度を激しくするパワーワード例>
・史上最高な
・過去最低クラスに
・最上級のさらに向こう側へ
・絶頂してしまいそうな
・空前絶後の
・神過ぎるレベルな
・超ウルトラスーパー
・馬鹿を通り越した馬鹿
・惑星級の至宝
・100倍以上の衝撃
普段からノーマルな表現を激しくする練習をすれば、パワーワードは無限に思いつくことができます。すると、短いコピーライティングのスキルも同時に高まっていきます。
書き出し法15:「仮定」から始める
ポイント:仮定を最初に差し出し、イメージの機会を与える
<書き出し例15-1>
もしも、「明日から1年内に200万円の貯金をして下さい」と課題を与えられたら、皆さんは現状のキャッシュフローで難なく実現することができるでしょうか?本業の収入が限られている場合、新しい収入口を増やす必要がありますよね。そこで、今回は、「自分の趣味を通じて、2つ目のキャリア(プチ事業・プチ起業)を獲得する方法」を解説していきたいと思います。ぜひ、趣味に没頭しながら、1年で200万円以上のお金を作れる未来を手に入れていきましょう!
仮定形で質問を投げ掛けることで、読み手は「もしも、自分だったら…」と想像します。読者が想像タイムに入った時点で、「掴み」としてはかなりの成功です。書き出しの仮定形で「未来の危険性を煽る」と、読者は「この文章は自分にとって読むべきだ」と認知します。
<書き出し例15-2>
もしも、女性に生まれ変わったら、やりたいことがたくさんある反面、恐ろしすぎて、人生を乗り越えていけるのか、恐怖と不安で苛まれるに違いない。生理も出産も、女としてキャリアを積み上げるのも、複雑な困難を絶えず喰らうように思う。男の苦労と女の苦労は違う。男が野球選手なら、女はソフトボール選手だ。両者が両者の競技を理解し合うことが、特に「家庭」というチームの下では重要だろう。そこで、今回は私は「男性が理解すべき、女性ならではの生態」を調べつくした。これから多様な場面で女性との関係を向上させたい男性の一助になればと思う。
仮定形を「自問自答」する書き出しですね。自分に対して、「もしも~」を投げ掛け、それに対して答えて、本題へ向かっていく書き出しです。
<書き出し例15-3>
もしも、あなたが街を歩いた時に、新垣結衣が「今日は私のこと一日中好きにしていいよ」と声を掛けてきたら、どう対応しますか?あなたが、女性の場合は、大好きな男性タレントが「今日は俺のこと一日中好きにしていいから」と突然頼み込んできたら、どう対応しますか?悲しいかな、多くの人がうまく対応できないはずです。なぜなら、人間は自分の想像からあまりにも逸脱したチャンスを手にすると、通常の自分を否定された感覚になり、そのチャンスを無意識に避けようとするからです。さて、今回は「チャンスを引き寄せる潜在意識の作り方」についてお話していきましょう!
仮定形は、クリエイティブな妄想でも構いません。特にエッセイやコラムの場合は、ぶっ飛んだ妄想で、「もしも、自分だったら…」と想像を掻き立てた方が読者は楽しんでくれます。
最後に:良い書き出しを作るうえで大切な心構え
「誰に」「何を」「どのように」「なぜ、私が」をキャッチーに入れ込む
まず、前提として、書き出しは本来「めっちゃ自由」でいいんですよ。ただ、自由を与えられると、書きづらい人が多いから、困るんだって話ですよね。
そこで、一番大事なのは、「書き手がなぜこれを書いているのか」、「読み手がなぜ読むべきなのか」、この二つをピタッと腑に落とすことです。この二つが伝わる書き出しこそが、最も美しく刺激的で興味をそそる書き出しです。
爆笑をかっさらう必要はありません。テンポよく、書き手が書くべき根拠と読み手が読むべき根拠を伝えるだけでいいのです。
ターゲットとなる「読者層」が明確で、その読者層が持つニーズを満たす文章を書くことが求められる場合は、読者目線の書き出しが求められます。
一方、エッセイやコラムの場合は、個性的でインパクトのある書き出しが求められます。エッセイやコラムで、小説のようにクリエイティブな文章を書くアイデアが出ない際は、「誰に」「何を」「どのように」「なぜ、私が」をキャッチーに入れ込むことを心掛けて下さい。
今回、お伝えした書き出しを組み合わせれば、「書き手がなぜこれを書いているのか」、「読み手がなぜ読むべきなのか」は伝わります。
谷洋二郎とは…
10万DL
人気2位
LINE Award
ノミネート
全国グッズ化
森永製菓
ミニストップ
コラボ多数
絵本詩集
ビジネス書等
多ジャンルの
書籍を出版
代表取締役に
個人事務所
一人きりで
日々奮闘中
Web制作
著者
ライター
クリエイター
大学は長崎
熊本を経由し
福岡と東京で
主に活動
2019年12月31日
(END) Thanks for reading!