ブログやWeb記事の文章を【どこまでも長く】書くコツ
さて、今回は、ブログやWeb記事を「スラスラと長く書くコツ」を徹底解説します。ライターとして月収100万円の壁を超えるには、「スラスラと長く書く」能力はとても重要です。
私の執筆スピードは、1時間で3000字~4500字程度です。受注している案件は、文字単価が5円なので、ライティングの受注のみですと、1日6時間で約9~13万円の日当になります。(実際は、Web制作やコンサルティング、その他、自分のコンテンツ制作をしているため、100%ライティングをしているわけではありませんが…)
ストレスなく、プレッシャーなく、淡々と息を吐くように文章を長く書くことができれば、「執筆受注」でも「自己発信」でも、自然体にお金を稼ぐことができます。
あなたは、今まで以上に、文章を長く速く書けるようになり、「手で稼ぐ」ことができるようになるでしょう。
それでは、さっそく、本題に入っていきましょう!
本記事の目次
コツ1:タイトルを小さなテーマに因数分解する
ポイント:タイトルに対して「自問自答」する
一番簡単なのは、「小さな固まり」をたくさん集めることです。いきなり「1時間内に5000字書いて下さい」と負担を感じる人は多いかもしれません。
しかし、1度に500字なら、書きやすいですよね。500字の固まりを10個作れば、5000字になります。
そこで、ブログや記事のタイトルが決まったら、タイトルをさらに因数分解していきます。タイトルを因数分解する際は、まず「自問自答」を箇条書きにどんどん書き出すと良いです。
<例1-アイデアベース>
タイトル『部下をやる気にさせる方法』
【因数分解】
・そもそもなんで部下のやる気は下がるの?
・上司はどんなコミュニケーションを取るべき?
・部下の主体性や選択権とやる気の関係って!?
・部下と言っても性格によってやる気にさせる方法変わるよね?
・職場での自尊心ってやる気に関係ありそう!
・脳科学的にはやる気をどうやって高まるの?
・職場のやる気が上がった研究データはないの?
・一般的に良いと言われる方法が実はダメってことないよね!?
・実際に部下のやる気を高めた体験談を探そう!
・コミュニケーション以外もやる気に影響を与えている?
・意外に昼寝って良くない!?
1つの疑問に300~400字で答えていけば、導入と締めの文章を含めて、5000字は軽く越えられるはずです。疑問形をすべて小見出ししても構いませんが、以下のような見出しに変更しても良いでしょう。
<例1-見出しベース>
タイトル『これであなたの部下もやる気抜群!職場で上司が部下をやる気にさせる方法』
【見出しベース】
・部下のやる気に影響を与える3つの要素
ー部下のやる気と自尊心
ー部下のやる気と主体性
ー部下のやる気と選択権
・上司が部下のやる気を下げる5つのケース
・部下のやる気を高める5つのコミュニケーション方法
・脳科学的に見る部下のやる気を高める方法
・研究データから分かる部下のやる気を高める方法
・体験談:部下のやる気を引き上げた3つの事例
・部下のやる気は「環境」でも大きく変わる
ー20分の昼寝の導入で、やる気は高まる
ー社員で休憩時間を同じにすれば、やる気は高まる
ー座りっぱなしを避ければ、やる気は高まる
タイトルを因数分解する過程で、リサーチを同時に行うと、自分が書くべき文章のイメージがどんどん明確になります。結果、長く文章を書くことが高いハードルだと思わなくなります。
コツ2:具体化する
ポイント:具体化すれば、文章はどこまでも長くなる
これもめちゃくちゃ簡単にできるテクニックです。執筆した内容に、さらなる具体的な内容を上乗せるするだけです。
「仕事で結果を出すためのルーティンの重要性」を執筆しているのであれば、「あのイチロー選手も、ルーティンを大切にしており…」といったエピソードで具体化することができます。
自分自身や知人の個人的な体験を語っても良いでしょう。
エピソードだけでなく、偉人や有名人の「名言」を引き合いに出しても良いでしょう。
用語解説や原因分析など、抽象的な内容のブログや記事ほど、具体例を添えていくと、文章は長くなるだけでなく、分かりやすくなります。
具体化は、永遠に施すことのできる足し算です。
コツ3:他の物事で喩える
ポイント:オリジナリティのある喩えは文章に価値を与える
SNSの付き合い方を、ママ友付き合いに喩えて説明するのも良いでしょう。フランス人のフレンチに対する価値観を、日本人の寿司に対する価値観で喩えるのも良いでしょう。
以下のように、恋愛を野球に喩えても構いません。
<例3-1>
恋愛において「モテそうだよね」と異性から言われるのに、「実はまったくモテない」という人が存在します。
あなたの周りにもいませんか?
恋人が居そうなイメージなのに、まったく浮いた話がないという人。
周りの評価と結果が一致していない状況が起きています。
なぜでしょうか?
それは、恋愛に初速と終速があるということを知らないからです。
「モテそうだよね」と異性から言われるのに、「実はまったくモテない」という人は、初速で愛されて、終速では、まったく愛されていないということです。
野球で喩えると、ピッチャーがあなた、バッターがあなたの好きな人だとしましょう。
ピッチャーであるあなたがボールをリリースする瞬間は、バッターは打つ気満々です。
そして、このボールを投げる瞬間の速度を初速と言います。
初速では、あなたのボールはウエルカムなんです。
しかし、どんどんボールが近づくにつれ、バッターは嫌悪感を抱き、
ボールが目の前に来る時には、そのボールを見送っています。
バッターの目の前にボールが来る時の速度を終速と言います。
終速では、あなたのボールは、見送られているんです。
終速を意識すると、恋は焦ることなく、余裕のある振る舞いが可能になります。魅力を小出しにしながら、その異性に合わせた魅力を足し算していくため、会うたびに、以前い感じた魅力とは違うギャップを感じてもらえるようになります。結果、性的に飽きさせない存在となるのです。
上記のように、野球に喩えただけでも、約400字をプラスすることができています。1つの記事に、喩えは約3つほど入れると、1200字を長く書くことができます。3つ以上入れると、クドい印象を与えるので、気を付けましょう。
コツ4:立場を増やす
ポイント:一つの物事に対する視点を多様化する
1つの物事に対して、多様な立場から書き出せば、情報量は増えていきます。
<例4-1>
ベース:日本における〇〇は…
立場1:一方でアメリカにおける〇〇
立場2:また、フランスにおける〇〇
立場3:インドの場合は特徴的で、
立場4:日本と最も対照的なのがロシアで…
このように、世界的に見ても、日本の〇〇は…
<例4-2>
ベース:〇〇が人気になったのは…
立場1:特に10代では…
立場2:また、20代の男性にとっての〇〇は…
立場3:10代の子ども持つ親世代にとっては…
立場4:40代以上に〇〇が馴染みやすい理由として…
最後に、30代の私が個人的に思う〇〇は…
立場を増やすだけで、文章は一気に長くなります。しかも、多様な視点から述べているので、読者に気づきを与えられる確率もぐんと高まります。
マーケティングの記事なら、顧客層を多様化することができます。料理の記事でも、材料の生産者、材料の運送者、店舗の経営者、料理を作る料理人、店を回すホールスタッフ、料理を食べる消費者と、かなりの立場がありますよね。
1つの物事に携わる人や要素を多面的にイメージすれば、文章のアイデアはたくさん出てくるはずです。
コツ5:所感を散りばめる
ポイント:心に感じた本音をぶつけよう
事実や理論を連ねた後に、「自分の感想をただただぶっちゃける」というテクニックです。自分が積み重ねた経験や置かれた状況などを加えると、さらに文章が締まっていきます。
<例5-1>
(前文に対して)
しかし、人材紹介会社に2社勤め、実際に転職の現場に立っている私自身は、「空前の売り手市場」「企業の採用熱」といったことはまったく感じていない。
<例5-2>
(前文に対して)
でも、これって、正直しんどいですよね。毎日撮影&毎日編集&毎日投稿の生活って、100万円もらってもやりたくないですね。
<例5-3>
(前文に対して)
こんな事実を並べられると、「じゃあ、腸内細菌を最優先させれば、全部の健康解決するんじゃない?」と思ってきますよね。それぐらい、腸内細菌ってすべての健康の土台だったりするわけです。
<例5-4>
(前文に対して)
ぶっちゃけ、上記の子育て法は、夫婦共働きで子育てをしてきた自分からすると、再現性がかなり低いと思う。しかし、子供を育る際は「綺麗ごとを貫く」という強い意志はとても大事だ。上記の手法を「単なる理想論」と突っぱねるより、自分なりに積極的に吸収していくことが、自分独自の、自分の子どものための「正解」にたどり着く近道と、私は強く思う。
<例5-5>
(前文に対して)
はっきり言って凄まじいですよね。うちの嫁がこの人に遭遇したら、胸倉つかんでフルボッコにしていると思います(むしろ、異常なのはうちの嫁かぁ)。
強い感情を含んだコメントは、意外にも全体の読みやすさ・読み心地を引き上げてくれます。Yahoo!コメントの投稿みたいな感覚で思ったことを単に書いていけばいいのです。
感情は、人の心を刺激する力を持っています。会話をしている時をイメージすれば理解できると思いますが、会話で事実や理論だけを淡々と述べられてもつまらないですよね。感情の起伏があるからこそ、会話や文章に面白味が出るわけです。
所感を散りばめることは、長い文章を書くコツだけではなく、長い文章を飽きさせないコツにもなるのです。
コツ6:理由にフォーカスする
ポイント:物事に対して「なんで?」と自問自答する
理由にフォーカスし、理由を書いていくと、それだけで文章をどんどん長くなります。
<例6-1>
AはBです。しかし、AがBでは、30代に入ると、一気にモテなくなります。AがBになると、30代でモテなくなる理由は3つあって…
<例6-2>
AはBです。では、なぜ、AがBに陥ってしまうのでしょうか?その理由を、脳科学的観点から探ると、以下の5つを挙げることができます。
<例6-3>
AはBです。その最も大きな理由は、テクノロジーが進化が激しいため、時代が求めるスキルの流行り廃りも激しくなるからだ。
<理由の例>
・AがBする理由
・AがBすべき理由
・AがBしない理由
・AがBできる理由
・AがBできない理由
・AがBではダメな理由
・AがBに陥ってしまう理由
「理由」を端折らずに執筆すれば、文章を増やすべきポイントはたくさん見つかります。実際、本屋を見渡せば、理由だけを探求した本にたくさん出会うことができます。
明確な理由でなくても、自分なりに理由を推論するだけでも構わないのです。
最後に:文章を長く書くスキルは、稼ぐスキルに直結する
文章の長さとは「正義」であり、「誠意」である
今回ご紹介した文章を長く書くスキルをベースにすれば、短時間でとことん長い文章を書くことができるでしょう。
人生経験や知識が増えていくと、長く書くスキルを活かす経験や知識も比例して増えるため、長く書いたものの質も自然に高まります。
文章を長く書くスキルは、お金を稼ぐスキルに直結します。
もちろん、ただ長いだけの文章ではダメです。しかし、長く書けば書くほど、それだけアイデアを出したことになります。長く文章を書ける能力は、アイデアを出す力も底上げします。
ですから、文章を長く書くスキルを磨けば、切れ味のあるキャッチコピーなどの短い文章を書くスキルも磨かれるのです。
丁寧になり過ぎずに、ぱぱっと、少し雑に扱うくらいの気持ちで、ズラーっと文章を並べていけばいいのです。
ぜひ、今回の記事のスキルを使って、どんどん長いブログや記事の執筆にチャレンジしてみて下さい。
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