心に闇がある人の特徴・心の闇を消す方法
光があれば、必ず存在するものが闇です。特に「心」の事になると、人は誰しも闇となる部分を持ち合わせています。私たちは予期せぬタイミングで心に闇を作り、定期的に闇を解消しながらも、また訪れるであろう心の闇と向き合い続ける生き物だと言えます。
そこで、今回は人間心理の闇の部分にフォーカスを当て、徹底的に掘り下げていきたいと思います。
本記事の目次
「心に闇がある」とは?
「心の闇」の定義と意味
心の闇とは、「自分自身で腑に落ちていないマイナス感情」だと言えます。「腑に落ちていない」というのがポイントで、腑に落ちていれば、心の中でぎこちなく妙に不快な心地を作ることはありません。
「心に闇がある」という表現は、心の性善説を基準とした考えです。赤ちゃんのことを「無邪気」「無垢」などのように表現しますよね。つまり、生まれたばかりの人間はの心は本来真っ白く光が差している」と考えているわけです。
闇とは後天的に心に捻じ込まれるモノだと言えます。
「心の闇」が起こる理由
心の闇が後天的な理由から起こることを考えると、心の闇が起こる理由は、
過去の体験(トラウマ)によって生じる現在の認知(物事の解釈)
これに尽きるわけです。この過去の体験(トラウマ)によって、現在の他人や環境の捉え方が、
・卑屈過ぎる
・妬み過ぎる
・塞ぎ過ぎる
・ネガ過ぎる
・悲観過ぎる
・不安過ぎる
・束縛過ぎる
・人間不信過ぎる
・攻撃的過ぎる
・暴力的過ぎる
・否定的過ぎる
という風に変わっているわけです。これはあくまでも過去の体験に由来する現在の認知なので、「あなたの性格そのものではない」ということをまずは強く心に留めて下さい。
人生はすべてを思い通りに選択できるわけではありません。環境をコントロールできない以上、私たちは、家族、学校、社会、友人、恋人、事故、事件、病気などありとあらゆる衝撃的なトラウマを受ける可能性を秘めています。
心に闇ができることは、必然なのです。
心に闇がある人の特徴
心に闇がありながら必死に自分と闘って生きている人も、心の闇を解消できずに性格がさらに悪くなったと感じている人も、同じような特徴を持っています。
特徴1:心の闇を受け継ぐ事故に遭ってしまう
いじめっ子は既に闇があります。そして、いじめをすることで、いじめられた人間に心の中に闇を注ぎます。心に闇がある人は、事故を受けるように、誰かや何かから心の闇の解消として扱われてしまった経験を持つ傾向にあります。
DV家族連鎖も同じように考えることができます。一方、良い家庭・良い教育環境・良い人間関係で育った美男美女は、社会的能力も高く、かといって奢らず、素直で濁りのない爽やかな性格しやすいと言えます。
特徴2:アイデンティティが弱い
「自分にはこれがある!」という自分自身の存在に由来する確固たるものがないため、心の闇に意識が強くなってしまう傾向があります。
心の闇の本質的な量は同じでも、アイデンティが強い人は、自分の心の闇を意識することがなく、他人からも心の闇がない人だと思われやすくなります。
特徴3:セルフ・コンパッションが低い
セルフ・コンパッションとは不十分さ、失敗、または一般的な苦しみを感じた場合に、思いやりを自分自身に拡大することを指します。セルフ・コンパッションが高い人は、心に闇に対して、
「はいはい、自分の嫌らしい部分がうごめいてますね!くぅー、これが人間の性(さが)ちゅうもんですな。まぁ、このひねくれた感情を抱きつつも、とりあえず、できることからやってやりましょうや!ねぇ、自分!」
みたいに、自己対話することができれば、心の闇がかなりポップになりますよね。セルフ・コンパッションが高い人は、定期的に心の底から飛び出そうとする心の闇を楽しく手なずけることができるのです。
特徴4:自尊心が足りていない
自分の自尊心がまだまだ心の闇をあまり気にしないほどには積み上げられていない可能性があります。本当のなりたい自分に向かって努力し、そのプロセスをきちんと褒めながらも、成功体験を積んでいけば、次第に心に闇が浮かぶことは少なくなってきます。
特徴5:根っからの外向性
内向的な時間は、思慮深い自己対話に繋がり、自分と向き合うことが上手になります。しかし、あまりにも外向性が強いと、自己対話が浅くなり、深い思考で自分を捉えることができなくなります。
過度に外向的な人は、他人のアドバイスなどから深く自分を顧みることができないため、一度心に抱えた闇を的確に捉えることができずに、自分の不快な感情を相手にぶつけてしまう傾向を持ちます。
心の闇を消す方法
心に闇がある。その闇が一度塗られたら、白いキャンバスはずっと黒に染まったままかというと、そういうわけじゃありません。
白く上塗りすることができます
つまり、闇を克服するということですね。また、根本的に心の闇が無くならなくても、心の闇をマイノリティ、小さな一部にすることで、心の闇をあまりに気にすることなく生きていくことができます。
それでは、最後に心の闇を消す方法を提示していきたいと思います。
方法1:努力して自己肯定感を高める
最もベーシックで、心の闇を根本的に消す方法なのが、努力して自己肯定感を高めるということです。
本物の自己肯定感は、本当の成功体験を重ねることでしか高まりません。社会的尺度と個人的主観のバランスの良い成功を積み上げ、心の底からなりたい自分へ近づいていくのです。
自分が本当に社会や一緒に過ごす人との関わりの中で、存在価値を感じ、自分の能力を感じ、充実する。ある程度のセルフイメージと自己肯定感を手にして、闇(黒い部分)に白を上塗りできれば、今度は、キャンバスが闇で汚れにくくなります。
過去にトラウマに感じるような経験も、単なる失敗と感じることができますし、思慮深く取り組めば、そもそも大きなトラウマに出会わなくなります。自分の闇を気にする必要がなくなり、相手の心へ自分の気持ちが向くようになり、他人を幸せにする力がぐーんとアップします。
結果、どんなコミュニティでもモテまくります。恋愛でもモテるでしょう。こうなると、自己肯定感はずっとスパイラルして高まっていきます。
方法2:存在感を示すスキルを身に付ける
何か一つでも大きなスキルがあれば、自分のアイデンティが強くなります。「自分にはコレがある!」と思えるものに向き合っていき、着実に育っていけば、心の闇は意識から消えやすくなります。
もしも、複数のスキルを組合わせて、自分の個性をさらに強めることができれば、同じ土俵の他人が一気に少なくなるため、周りの人と自分を比較することがなくなります。
他人へ強い執着がなくなり、心の闇は消えていきます。スキルを身に付けること自体は、自己肯定感を高めることにも繋がります。
方法3:相手を純粋に楽しませる体験を増やす
損得勘定を抜きにして、相手に見返りを求めることもせず、「純粋に相手が楽しいと感じていることが正義」だと認知し、相手を楽しませる時間を増やしていきましょう。
自分の評価を気にしたりせずに、相手がただただ幸福であることに価値を置いて接するのです。最初は相手が「あなたのおかげ」と強く認識してくれないことに苛立ったりするかもしれませんが、そんな時でも「相手が自分への感謝を意識しなくてもオッケー、相手を自然に楽しませる自分は素敵」と言い聞かせるようにしましょう。
すると、自分の行動と感情を切り離すことがとても上手になります。感情に左右されて行動しなくもなりますし、行動の結果に対して感情的にならなくなります。結果、ネガティブな心の闇が普段から消えやすくなっていきます。
最後に:闇があっても大丈夫!
向き合えば、闇はふわっと消えていく
あまり軽々しく言えませんが、闇があるなら、ここからが頑張りどころです。感覚も今よりずっと幸せになれます。自認できる成功体験によって、未来はすごく気楽に過ごせるようになるんです。闇を克服し、輝きを上乗せした心の視点から見れば、明らかにどのタイミングで、自分の闇がふわっと消えたか分かるぐらいになります。
闇があるうちが感性の磨き時
闇を感じているうちは、自分自身に深く向き合うことで様々な感受性が芽生えます。スキルや成功体験を積み上げて、自尊心が高まってしまえば、切なさや苦しさや悩ましさがものすごく懐かしくなりますよ。
闇は頑張ればほんとに消えていきますから、闇を感じる今の気持ちは辛いかもしれませんが、心の蓋をせずに内向的に向き合うと、視野が広く思慮深い人に成長することができます。
今、闇を抱えた方は、素直に、そして、闇と本質的に向き合って、行動を起こしてみて下さい。仮に、既に大きな闇を持った人からの仕打ちのせいで、自分の闇をどんどん上乗せする環境に居るのであれば、今すぐ逃げて下さい。この記事で少しでも気持ちが軽くなって頂けたら、幸いです。
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