【一つの徳が一生を変える】徳を積む行動・徳の高め方13選
徳を積めば、人生が肩を抜いたままナチュラルに好転します。徳を積めば、
・常に自分を律することができる
・常にモチベーションを保つことができる
・常に自分のことを好きになれる
・常に相手の良さを引き出すことができる
・常に深く思慮を施し自分と向き合える
・常に状況を自分のテリトリーにできる
ようになります。その結果、狙って確実に幸せになることができます。そこで今回は「徳を積む方法」を掘り下げて解説していきたいと思います。
本記事の目次
そもそも徳とは
徳の意味・定義
正しく徳を積みたいなら、正しく徳の本質を捉える必要があります。ですから、まずは徳の意味を理解するところから始めていきましょう。現代社会における徳とは、以下の3つを組み合わせたものと言えます。
<徳の意味・定義>
・精神洗練性
・人格的能力
・静的求心力
要は徳とは精神が洗練されていて、人格で自身や他人の成功を後押しし、その人のありのままの静かなる姿で他人を引き寄せる力だと言えます。
徳とは「精神洗練性」が高いこと
精神が洗練されていると、徳の高い品にのあるオーラが滲み出ます。様々な経験を重ね、その経験から柔軟性や多様性を兼ね備えた人は「徳の高い人」と認知されやすい傾向にあります。
徳とは「人格的能力」に優れていること
人格的能力とは、単に人格に優れているだけでなく、その人格で自分自身も他人もプラスの方向へ変える力を意味します。「優しいけどモテない人」は徳が高いとは言えません。
徳の高さとは、「人格×スキル」とも言えるでしょう。優しさにエスコートスキルが加わって、相手を良い方向へ導いた際に、「あっ、なんて徳の高い人」と思われるようになるのです。
徳とは「静的求心力」で人を惹きつけること
精神的に洗練され、人格とスキルを組合わせて自身も周囲も好転させていくと、結果的にその人は「ひっそりとしていても、何かを秘めている魅力的な雰囲気」を醸し出すようになります。
それは、その人独自の精神洗練性や人格的能力が、その人独自の自尊心を積み上げ、その人独自の雰囲気を作るようになるからです。
徳を積む行動・徳を高める方法
徳の高い人になる13の要素
徳を積む方法を最もシンプルにまとめた優れたものがあります。それがベンジャミン・フランクリンの十三徳です。
自分の徳を積み上げていくなら、ベンジャミン・フランクリンの13徳を指針に行動を徹底すると、自然に徳を積むことができます、ベンジャミン・フランクリンの十三徳は、アメリカ建国の父と称される政治家・物理学者「ベンジャミン・フランクリン」が日々実行していた13個の教訓です。
人間が生きる上で積んでいくべき13個の徳とは、以下になります。
1、節制 2、沈黙 3、規律 4、決断 5、節約 6、勤勉 7、誠実 8、正義 9、中庸 10、清潔 11、平静 12、純潔 13、謙譲
ベンジャミン・フランクリンの十三徳の良い点は、シンプルでダイレクトに人の心に刷り込むような考え方になっているということにあります。シンプルでダイレクトに情報が心身を巡るということは、それだけ実践的で取り込んだ際に次へ活かされる可能性が高いということです。
週に1つの教訓をテーマに生活する
ベンジャミン・フランクリンは週に1つの教訓をテーマに生活していたそうです。確かに最初からすべての徳を意識して動くと、精神に大きな負荷を掛けてしまうかもしれません。
ただし、この13徳の良い所は、それぞれの徳の関係性です。1つの徳を積み上げている人間は多く存在しますのが、その人が幸せになれるかどうかは、
(1)自分が積み上げていない徳に気付き
(2)積み上げていない徳に向き合い
(3)それぞれの徳とバランスを取っていく
ことにかかっています。
価値観が多様化し、複雑高度化していく社会に対応するには、多くの徳を積み上げてバランスを取っていくことが必要なのです。
では、「性格を変える徳の哲学」という視点から、ベンジャミン・フランクリンの13徳を1つずつ説明していきましょう。
行動1:節制
1、節制
飽くほど食うなかれ。
酔うまで飲むなかれ。
徳とは「ブレない安定感」
節制とは自分を制することです。自分を制することとは、理性の力によって秩序のあるものとすることです。
規律正しく守り、統制を取っていくことです。そのためには、私たちはあらゆる場面でセルフコントロールを意識して生きていく必要があります。
勤勉で育てた節制は、徳を大きく高めてくれる
節制するためには知識が必要で、勤勉(13徳の6番目)が求められます。なぜなら、セルフコントロールは自分の中の判断材料が重要なカギとなります。判断材料は勤勉によって、良い方向へ育てられます。
行動2:沈黙
2、沈黙
自他に益なきことを語るなかれ。
駄弁を弄するなかれ。
徳とは「無限実行」を貫くこと
インターネット、SNS、スマートフォン。常に自己発信が可能な時代に沈黙はとても大切なことです。SNSでは、自分の承認欲求を優先し、「自他に益なきことを語る」ことを行い、それが積み重なり「駄弁を弄する」人が多いように思えます。
自己発信でどんどん自分を語り、フォロワーを獲得することが当たり前になっていますが、必要以上に沈黙を破って、一瞬の安堵を覚えるための精神安定剤にしていませんか?一瞬の安堵を求めすぎると、節制(13徳の1番目)が壊れていきます。
プロセスにひた向きになれば、徳は高められる
自己肯定感を高めるために、自分の価値を高める努力をすることが大切です。
同時に、相手のことを許し、余裕を持って相手を見つめて、謙譲(13徳の3番目)を培うことで、バランスの取れた沈黙を施せる人間へ成長できるようになっていくでしょう。
行動3:規律
3、規律
物はすべて所を定めて置くべし。
仕事はすべて時を定めてなすべし。
徳とは「根拠が整頓されている」こと
規律は心のモヤモヤを晴らしてくれます。掃除、断捨離、身辺整理などは、脳のストレスホルモンを下げ、ドーパミンやセロトニンの分泌を促してくれます。無駄や過剰を一掃し、自分の1つ1つの行動に根拠を持つことができれば、自然に規律のある生活が実現できます。
規律とは、根拠が整理され、作り出された計画が自分の本質に沿っているということなのです。
随所に振り返れば、徳は高められる
自分自身の規律を作り上げるには、随所に自己に対して深く振り返る時間が必要です。自己対話の時間を増やし、自分を俯瞰する能力を身に付けることで徳は高められていきます。
規律とは言わば、もう一人の自分を自分の外に置き、RPGのように自分を操縦する力のようなものなのです。
良い節制は、良い規律から生まれます。規律は節制(13徳の1番目)のリズムを作り、人生そのもののリズムを作ります。節制と規律を自由に化学反応させる力があれば、あなたの好きなリズムで人生が生きていけるようになります。
行動4:決断
4、決断
なすべきをなさんと決心すべし。
決心したることは必ず実行すべし。
徳とは「判断に責任を持つ」こと
人生は決断の連続であり、人生は決断の良し悪しで決まっていくと言っても過言ではありません。決断は「自分の判断に責任を持つ」ことです。決断力とは、責任を全うしようと覚悟する力です。
先導の経験を増やせば、徳を高められる
良い節制(13徳の1番目)を行い、決断しやすい状況を作りましょう。良い勤勉(13徳の6番目)を行い、良い判断力を身に付けましょう。良い誠実(13徳の7番目)を行い、思いと行動が素直に繋がるようにしましょう。
行動5:節約
5、節約
自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。
すなわち、浪費するなかれ。
徳とは「無駄を削ぎ落す」こと
禁欲的に自分を追い込むのではなく、自然に節約ができる体質こそが徳です。追加で浪費をしないということは、ありのままの自分が高く安定し、自己肯定感を得られている何よりの証拠です。
自己肯定に覚悟ができれば、徳は高められる
自分の置かれた場所で輝くことに徹することこそが、徳のある節約です。他者た他の場所の価値観に流されずに、自分の日常の範囲の場所で努力に徹し、経験や成功を増やすからこそ、自己肯定に覚悟がでます。すると、浪費を求めてなくなります。
節制(13徳の1番目)と節約のバランスを取りましょう。節制のために自己投資することは節約ではありません。また、節約をする際は、自分の清潔(13徳の10番目)がなるべく失われたないことを意識するようにしましょう。
行動6:勤勉
6、勤勉
時間を空費するなかれ。
つねに何か益あることに従うべし。
無用の行いはすべて断つべし。
徳とは「一生学ぶ姿勢」を忘れないこと
「時間を空費すること」は、何よりの浪費で、良い節約(13徳の5番目)の体質から自分を遠ざけてしまいます。
勤勉は何のために必要なのかを常に問うようにしましょう。
勤勉はあなたの心の基準を育てていきます。心の基準は、行動のすべてにおいて関わってきます。だから、勤勉は大切なのです。
固定観念を常に疑えば、徳は高められる
人は大人になるに連れて、過去の蓄積から自分の中で作り上げた常識を強化します。しかし、徳の高い人は、常に自分の固定観念を疑い、新しい考えや世界へ飛び込んで、様々なことを確かめようとします。
自分で作り上げた経験論を大切にしながらも、程よく疑えるからこそ、学ぶ姿勢が自然に湧いてくるのです。勤勉さを身に付けることができれば、自然に相手へ興味が湧くようになり、好意の返報性も高まるので、多くの人から好まれる存在になります。
行動7:誠実
7、誠実
詐りを用いて人を害するなかれ。
心事は無邪気に公正に保つべし。
口に出ですこともまた然るべし。
徳とは「実直な姿勢」を貫くこと
「詐り」(いつわり)とは偽りのことです。誠実さは、自分を認め、相手に素直に接することです。そのためには、純潔(13徳の13番目)を強く意識し、「自他の平安ないし、信用を傷つけるがごときこと、あるべからず」に徹することが大切です。
綺麗ごとを諦めなければ、徳は高められる
子どもの頃に持っていたような無邪気さを「単なる綺麗ごとに過ぎない」こと片づけずに、いつまでも大事にしていこうとする姿勢があれば、誠実な行動体質が身についていくでしょう。
綺麗ごとを諦めないこと、それが徳そのものと言えます。
誠実であれば、良い沈黙(13徳の2番目)を保つことができます。誠実であれば、良い平静(13徳の11番目)を保つことができます。
行動8:正義
8、正義
他人の利益を傷つけ、
あるいは与うべきを与えずして
人に損害を及ぼすべからず。
徳とは「他との調和」を創造すること
正義とは他人の秩序の平和を意識することです。正義とは他人に興味を持ち、自分の秩序と照らし合わせて、ある一定の方向へ向かうことです。良い正義とは他人と自分を良いバランスを保つことで、それはまさしく中庸(13徳の11番目)を意識することから始まるでしょう。
両成敗が上手になれば、徳は高められる
他人が悪いと感じた時でも、自分の責任の可能性を疑わないこと、それが平和という徳を掴む秘訣です。持ちつ持たれつを忘れずに、恩や縁を優しく扱える人は、徳を高めていきます。
行動9:中庸
9、中庸
極端を避くべし。
たとえ不法を受け、
憤りに値すと思うとも、
激怒を慎むべし。
徳とは「ありのままに納得する」こと
複雑に、高度に、多様化した社会では、すべてを追うことはもはや不可能です。正しい取捨選択によって、中庸を保つことが大切です。取捨選択とは、決断(13徳の4番目)そのものです。価値観が大きく分かれていることを常に意識することで、正しい極端を知ることができます。
中庸とは極端の位置を捉えることで、在るべき場所に辿り着くのです。
自尊心を積み上げれば、徳は高められる
中庸で満足し、中庸の場所で自分を納得させられるのは、それは、その人の自尊心がきちんと高まっているからです。
成功体験を重ねながら、精神性を高めていくと、自分は既に自分で納得できるため、自分の半径のバランスのある世界を愛することができます。逆に、極端を求めているうちは、まだまだ自尊心を積み上げ切れていないと言えるでしょう。
自分に何を積み上げた際に、中庸的な精神的安定感が待っているかを自己対話し、自分を日々積み上げていけば、徳は積み上がっていくのです。
行動10:清潔
10、清潔
身体、衣服、住居に
不潔を黙認すべからず。
徳とは「自分を清める」こと
人は周囲に対して自分を常に表象化しなければなりません。そして、表象化したものが印象を作っていきます。自分の内にあるものを最大限に理解してもらうためには、表象化に力を入れなければなりません。
表象化するうえで最も大切なことの1つが、清潔です。清潔感をきちんと創出することです。特に恋愛においては、最大の表象化を成し遂げるために、清潔は必要不可欠です。
清潔感をコミュニケーションと認知すれば、徳は高められる
清潔感とは、相手へ自分を届けるコミュニケーションだと思うようにしましょう。しかも、言葉よりも早く(速く)相手に伝わるコミュニケーションです。そう考えると、清潔感を高めることは、特に初めて出会う人に対しては、とても重要だと思えるはずです。
清潔とは自分の秩序に対する真摯な態度なのです。
行動11:平静
11、平静
小事、日常茶飯事、
または避けがたき出来事に、
平静を失うなかれ。
徳とは「ブレを無くす」こと
自分の「小事、日常茶飯事」と、他人の「特別」を比較して、平静を失ってはいけません。特に今の時代は、自分が全体として動きながら、相手の一部を見つめる機会が多く、その相手の一部があたかも相手の全体かであるような錯覚を起こします。
様々な情報が自然に自動で入ってきやすいからこそ、そこに感情がブラされて、心の平静が崩れてやすくなっています。平静を自分に常に呼びかけるように心掛けていきましょう。
知的体験を増やしていけば、徳は高められる
一つ一つの体験を考え抜く癖を持つようにしましょう。経験を知的に吸収できれば、小さな出来事や日常を安定して楽しめるようになります。また、知らないこと、未知のことにチャレンジしていくことで、非日常的な物事に対する見通しやこだわりも減っていきます。
未知や無知の体験に怯えずに向かっていくことで、徳は積み上がっていくでしょう。
行動12:純潔
12、純潔
性交はもっぱら健康ないし
子孫のためにのみ行い、
これにふけりて頭脳を鈍らせ、
身体を弱め、
または自他の平安ないし、
信用を傷つけるがごときこと、
あるべからず。
徳とは「性的通過儀礼を果たす」こと
節制(13徳の1番目)が欠ければ、純潔から逸れてしまいます。誠実(13徳の7番目)が欠ければ、純潔を忘れてしまいます。正義(13徳の8番目)が欠ければ、純潔を壊してしまいます。
清潔(13徳の10番目)が欠ければ、純潔が汚れてしまいます。純潔さは、その場の勢いで壊れることがしばしばです。節制と誠実と正義と清潔の徳でブレーキを掛けることができるように、徳を積んでいかなければなりません。
性との距離感を適切に保てば、徳は高められる
「英雄色を好む」という表現がありますが、英雄や人気者ほど、性的欲求が勃発しやすい環境にいます。純潔さを保つには、そもそも性に対してある程度のラインで折り合いをつけ、性に対して距離感を取ることが現実的な解決策です。
また、心で同性や異性から本当に愛された経験を重ねていけば、純潔を失うような快楽に対して魅力を感じなくなっていくでしょう。
行動13:謙譲
13、謙譲
イエスおよびソクラテス
に見習うべし。
徳とは「自己対話に徹する」こと
謙譲とは自分自身を知ることです。ソクラテスは「汝自身を知れ」という名言を残しました。
自分自身を知るということは、自分と深く向き合うことです。自分自身に深く向き合うことで、他人を知ることができます。自分自身と深く向き合うことで、他人を許すことができます。自分自身と深く向き合うことで、他人がどうでもよくなります。
謙譲の徳が積み上げれば、自分と他人との関わりがラクになり、人生の多くの部分で幸せな時間を過ごすことができます。
俯瞰を極めれば、徳は高められる
自分をもう一歩引いた眼で捉えるのが俯瞰です。ロールプレイングゲームの主人公が自分だとすれば、画面越しに自分を見ているのが俯瞰の視点です。
自分を俯瞰しようと試みるとき、自分という存在についてより多面的に思考します。その多面的な思考こそが自己対話なのです。自分を俯瞰する機会をしっかりと作っていけば、徳は確実に積み上がっていきます。
徳のある行動は長期的な幸福をもたらす
十三徳で自分の行動を常に見直していく
ベンジャミン・フランクリンの十三徳を自分自身に置き換えて、徳と徳の関係性を深く掘り下げてみて下さい。今回の説明した以外にも、もっと多くの関係性が見つかります。
徳と徳の関係性が見つかれば見つかるほど、あなたの人生の可能性は広がっていきます。徳を積み上げることとは、人生の可能性を広げていくことです。積み上げた徳が多ければ多いほど、人生の足し算だけでなく、人生の掛け算を上手くなります。
もちろん、引き算も、割り算も、四則も、あなたの徳の計算式で良い値が叩き出せます。徳を積む方法を探求し、あなたの性格を変える徳の哲学を完成させてみて下さい。
徳を愛せる人は強い
徳のある人は、徳のない人を見分けることができます。語弊がある言い方をすれば、徳のある人は、徳を資産のように見なすこともできます。お金はあっても、徳がなければ、資産がまったくないと考えるようなものです。
徳を愛することができれば、周囲も徳のある人で包まれます。徳を大事にしながら、成功や幸福を掴んでいくことができます。徳があれば…
・常に自分を律することができる
・常にモチベーションを保つことができる
・常に自分のことを好きになれる
・常に相手の良さを引き出すことができる
・常に深く思慮を施し自分と向き合える
・常に状況を自分のテリトリーにできる
ようになります。その結果、狙って確実に幸せになることができます。日々、徳と向き合い、徳を積み上げていきたいものですね。
谷洋二郎とは…
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