尽くす男女の心理と特徴:キーワードは「依存性」と「返報性」
本記事の目次
尽くす人はなぜ、尽くすのか?
恋愛だけでなく会社やと友人を含めたあらゆる関係性の中で「尽くす」を徹底する人は存在します。
尽くしたいから尽くすのですが、なぜ、尽くすこと自体が欲求や精神安定剤になってしまうのかというと、
尽くすことをしない自分という状態が怖いから(あるいは、気持ち悪い、しっくりこないなどのネガティブな感情になるから)
です。尽くさないとやってられないんです(依存性)。尽くすことで自分の人生に何かを期待しているんです(返報性)。
尽くす男女には2つのタイプがある
尽くすとは非常にエネルギーの負荷のある好意です。また、尽くす行為は対象がないと行えません。対象があって尽くすという行為があります。この尽くすの特性によって、
行動本意で尽くすタイプ(超おせっかい世話焼きタイプ)と相手本意で尽くすタイプ(超共感タイプ)
の2つの尽くすタイプが存在します。尽くすことをセルフコントロールしながら長期的に愛される男女は、超共感タイプであり、なおかつ理解力や視野の広さに加えて、返報性への期待値が低い心理的状況であることが特徴として挙げられます。
簡単に言えば、「見返りを求めずに、ほどほどに尽くす」ことをすれば、人間関係は良好に安定して回ります。
ちゃんと尽くすのに短期間で人間関係を壊す人の特徴
お節介や世話焼きにならずに、的確に相手のことをきちんと想うことができるのに、「恋愛では短い交際期間を繰り返してしまう」といったような人がいます。
尽くすことによる返報性こそが人生の尺度になっている
極端に言えば、相手に尽くすのに関係が長期的にならない人は、「相手のことを的確に尽くしていて、それが楽しいのに、相手はその期待に応じてくれないから、もうこの人は有り得ない」という思考回路になっているのです。
逆に言えば、返報性に答えてもらえば、関係は長期的に続きます。実際に、私も、すごく短期間しか人と関係を築けない方々から「(仕事)こんなに1日ずっと居て心地よい人はいない」「(恋愛)他の男性よりもずっと長く好きでいられる」と反応を貰いますが、それは彼らの返報性を気にかけ、返報性に適度に堪えながら、でも、現実的にその感覚のヤバさも正直に指摘している点にあると感じています。
尽くすことは明確な予防線となり依存しやすい
恋愛では特に尽くすことが肥大化して「貢ぐ」みたいになるケースもありますよね。でも、尽くしてしまう男女にとって尽くすことは明確な存在証明なんです。
尽くすことが自分の価値を高め、自分が相手と居ることの意味をもたらす。尽くすことをしなければ、自分の価値がなくなり、相手が自分と居ることの意味を見い出せない。
だから、尽くすことに強迫的になってしまう
尽くす行為は、的確に行えばすごく相手の心を揺さぶることができ、その心の揺れを刺激的な報酬と感じ、依存的になっていきます。
お節介焼きの男女でも、尽くす行為はランダムに相手の心にヒットするでしょう。すると、尽くす行為が、相手のしてもらいたいことを的確に捉えてなくても、「尽くすことをしておけば、とりあえず間違いない」
と考え、自分が安心するためにどんどん相手の求めてないことまで尽くすようになります。
尽くせば尽くすほど、相手が甘える理由
尽くせば尽くすほど、相手がダメになるっていう話をよく聞きますよね。尽くせば尽くす程に、勤勉で真面目だった男女が堕落し、パートナーに甘えるようになるみたいな…その理由はいたって単純で、
尽くすことばかりに溺れるから、相手は尽くすことを受け入れるしかありませんよね
という話です。尽くす人が放つ総合関係はほとんど尽くすになっちゃうし、それを否定すると怒りを発するなんてことになれば、もう甘んじて受け入れるしかありません。考えずに尽くすを受け入れるうちに、甘んじて受け入れたはずが、甘えが多いヤツに様変わりすることになるんです。
つまり、尽くし過ぎる人の行動がダメにさせているんです。
最後に:尽くさなくても、フラットに愛されるという思考が大切
尽くすことはバランスよく使えば、相手にとって良いエスコートになります。相手も喜んでくれます。返報性はどんな人にもあります。尽くされたら、尽くしたくなります。持ちつ持たれつは心地い関係です。
尽くすは一手であり、大手ではないし、決め手でもない
この言葉を肝に銘じておきましょう。ぜひ、体力も気力も余裕も尽きる前に尽くし上手になって下さいね。
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