「嘲笑する人の心理・特徴・対処法」と「嘲笑されたと勘違いするカラクリ」
嘲笑してくる人って、独自の不気味さがありますよね。嘲笑という行為自体が人間味がないから、人間味に溢れた人が、嘲笑人を不気味に感じるのはとても自然な現象です。
そこで、今回は「嘲笑する人」を掘り下げて解説していきたいと思います。
本記事の目次
嘲笑する人の心理は自己の優劣に影響されている
嘲笑する人は劣等感を怖れている
嘲笑とは、「馬鹿にしながら笑う」行為です。笑いの対象になるのは、他人の失敗やミスなどのネガティブな事情です。もしくは、結果が出る前のひた向きな態度やプロセスです。
「はっ!はっ!はっ!そんなことしても意味ないやろね笑」
嘲笑・嘲笑う(あざ笑う)とは陰湿性を感じますよね。まさに、その通りで、人が嘲笑するのは、その陰湿性をエネルギーとして相手にぶつけるしかないからです。
他人が失敗したら、「まぁ、次があるやん!」とか「おい!ちょっと本気でアドバイスしていいか!」みたいな対応でもいいわけです。他人の努力のプロセスやひた向きな態度対してはエールを送ることもできます。
相手のミスに「自分も最近とんでもないミスしてさー」と分かり合うこともできれば、相手の努力に「すげーな!尊敬するわ!」と素直に相手を敬意を払うこともできます。
しかし、嘲笑する人は、他人の成功をそのまま受け止めると、自分の劣等感が強く心に響きます。そのため、防衛反応として、「馬鹿にしながら笑うこと」で余裕を表層的に見せているのです。
他人の努力やひた向きな態度に対しても、「どうせ失敗する」と嘲笑うことで、自分を安心させているのです。
嘲笑しまくる人の特徴
嘲笑する人は勘違い評論家である
嘲笑する人というのは、物事や他人を捉える時に、自分だけ「神の位置」から評価を下そうとします。つまり、自分の現状や状況を度外視するのです。
プレイヤーとして何も結果が出ていないのに、相手をズバズバ斬りまくっている評論家のようなものです。嘲笑する人には、以下のような特徴が見られます。
<嘲笑する人の特徴>
・自尊心が低い
・自分に期待できてない
・相手に期待していない
・相手を肯定していない
・自分が優位に立ちたい
・相手を下に見たい
・すぐ決めつける
・ひねくれている
・発言がよくブーメランする
・権威主義
・分かりやすい数字を好む
上記の特徴は全部グラデーションで繋がっています。自尊心が低いから自分に期待ができません。自分が自分に期待して上手くいった経験がないから、他人にもまだまだ可能性があると期待できてないんです。そのため、相手の肯定材料を見つけることが下手になります。
自尊心が低いので、相手と過ごしているあらゆる場で自己否定感が敏感に反応する可能性があるため、自分が優位立とうとすることで心を落ち着かせます。相手を下に見るような笑いを相手に突き刺すことで、心を保っているわけです。
すぐに決めつけるので、相手から受ける刺激を自分から無くし、愛想のない嘲笑が顔を出します。すぐに決めつけるのは、第一印象にこだわり過ぎたり、肩書や社会的地位などの権威を重要視し過ぎる傾向とも繋がっています。
嘲笑する人が嘲笑う理由
なぜ、馬鹿にする際に笑いを選ぶのか?
嘲笑する人が相手を馬鹿にする際に「笑い」を選択するのは、他人に勝ちたいからです。もしくは、他人に一時的に勝っている感覚を得たいからです。さらに言えば、本質的には他人に勝てないことを認めているからです。
笑ってしまう理由は、「なりたい自分になれてないことに深層心理では苛立っているから」です。笑うしかないという状況なのです。
他人ではなく、自分をきちんとあざ笑って自分うほど、自分に向き合えていないんです。もしくは、他人との関係が浅く狭いため、自分自身を俯瞰する能力が磨かれていないんです。
相手と良い時間を過ごしたいと思えるほど、心に余裕がなく、「自分がこう在りたい」という自己防衛が優先的になり、なおかつ、相手にまだまだ隠れた可能性があり、その可能性を引き出すことで、自尊心がより高まるという経験が圧倒的に足りていないのです。
嘲笑なんて他人のためにまったくならないですよね。心にナイフさしてるようなものですよね。「他人を引き上げる行動を取る余白」=「余裕」がないのは、自分の感情が苛まれていて、自分のことで忙しくなっているからなのです。
嘲笑してくる人の対処法
嘲笑してくる人には、まず「その嘲笑がノーダメ」であることを示すことです。そのうえで、相手に「この人に嘲笑したら、逆に自分の劣等感が炙り出されちゃう!」と思わせれば、自分へ嘲笑してこなくなります。
そのためには、以下のような対処法を参考にすると良いでしょう。
対処法1:笑顔を褒める
嘲笑の笑顔は劣等感に由来しています。嘲笑する人の笑顔を褒めれば、「劣等感を持っていることを強く感じている本人」を褒めることになります。
自分の嫌いな部分を褒められているので、精神的なダメージとなる可能性が高くなります。嘲笑する側からすれば、自分を見透かされているような気分にもなります。
対処法2:一緒に笑う
笑うことで、相手の劣等感を煽ろうとしてるわけです。なので、笑いに屈した気持ちになるのが一番ダメです。笑い返してしまえば、嘲笑が効いていないことを示すことができますので、相手が嘲笑してこなくなります。
対処法3:「これじゃあ、●●さんの、■■の時と一緒ですね」と返す
自分が嘲笑された事柄を、嘲笑された人に置き換えて指摘し返す対処法です。「これじゃあ、鈴木さんが営業不発な時の流れと一緒ですね!」といった具合です。
嘲笑してくる相手は、過去のミスを蒸し返され、劣等感を与えることができます。
嘲笑されたと思う人の心理
嘲笑されたと勘違いしてしまうカラクリ
嘲笑はこちらの勘違いであることもかなりあります。
ここ笑うタイミングじゃないだろうという時に、じわっと相手が笑った場合、嘲笑されたように映る
相手の笑いのツボやタイミングを完全に理解できない時に、嘲笑されたと感じる確率が高くなります。価値観が違えば、相互理解にズレが生じ、相手の素直な笑いが理解できないこともあるでしょう。
不意の思い出し笑いや自己対話による笑いを他人にバレないように我慢して嘲笑に映ってしまう
これも勘違いしやすいケースです。「相手が脳内で場と関係ないことを考えていて、しかも、その考え笑っちゃっていて、その笑いを隠そうとして、隠せずに少し溢れている」なんて、本質を知るは難しいですからね。
例えば、道を歩いていた時、通りすがりの人で「なんか私の事嘲笑うよな…」と思った経験はありませんか?もちろん、普段から自分を特別視し、相手を馬鹿にしたような視線や表情を送り付けることで、相手に自分の特別感を知らしめようとするタイプは存在します。
でも、単純に知り合いじゃなく、感情を知らないから、嘲笑としか思えなくなる
とも言えます。なので、嘲笑は関係性が浅い人からよくされると思う方は、自分がネガティブに相手の状況を捉え過ぎている癖があるかもしれません。
最後に:嘲笑は気にしても切り替えて自分を開示していこう
相手の嘲笑に向き合えば、より自分自身が魅力的になれる
嘲笑はいろんな可能性を見抜くことができますが、そんなに気にすることではありません。こちらが勘違いしている可能性もあります。嘲笑を一個投じられただけで、疑心暗鬼になると、深い関係を築くことも難しくなります。
嘲笑する人は、本人の「やりたいこと」「頑張っていること」「熱中していること」を引き出して、ポジティブな本音を語らせて、どんどん自己開示していきましょう。その段階で、本当はどんな人間なのかが明確になっていきます。そして、
「あっ、気になることあったんで、ぶっちゃけ聞いていいですか?先に、●●した時に、ニヤッとあざ笑う表情したんですけど、ぶっちゃけ、ちょっと馬鹿にしてたでしょ!?」
みたいな感じでサクッと聞けば、その本意が分かります。
人間は完璧じゃないんで、嘲笑しちゃった人でも、素敵な人もいます。要は、バランスを失った時に、自分を振り返り、バランスを調整できる人なのかを判断していけばいいんです。
もちろん、自分自身も、バランスを失った時に、自分を振り返り、調整していける存在になれば、いろんな相手に魅力的だと思ってもらえますよ。
めっちゃ嘲笑してくる人は放っておけば、勝手に不幸になるでしょう。だから、嘲笑してくる人と絡むことができたら、「自己成長の機会あざす!」と、自分のコミュ力や対応力を磨く踏み台にしていきましょう。
ぜひ、嘲笑してくる人からも甘い蜜が吸えるような、幸せの達人になっていって下さい。
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