ミーハーな人の心理と特徴:ミーハーの中身がない薄っぺらい理由
皆さんは「ミーハー」と聞くと、どんな印象を持つでしょうか?ミーハーに対して違和感を感じている人は、「なんでアイツは無知なのに、あんなに熱中できるんだろう?」と疑問を持つと思います。
そこで、今回は、ミーハーな人の心理や特徴をとことん掘り下げていきたいと思います。
本記事の目次
ミーハーは条件反射的に権威や動向に流される人
ミーハーな人とは、自分軸より他の軸に乗っかる人のこと
ミーハーとは、流行や有名性(ブランド)を無作為的かつ衝動的に追いかける行為です。
流行や知名度やブランドは、「本来それが良かったから」流行を起こし、知名度を高め、ブランドになっているわけです。
だから、流行りを好むのも、知名度が高いものに惹かれるのも、ブランドを楽しむのも、いたって普通です。
ミーハーと言われる人は、条件反射的に流行や有名性(ブランド)に喰いつき過ぎる
ここに人間的成長の損害があり、または、他人との深い関係を築く中で悪い影響が出てきます。
ミーハーな男とミーハーな女の心理
心理1:分かりやすい権威主義を好む
権威主義的な性格、権威主義的思考が潜んでいると言えます。「流行は凄い」「有名だと偉い」「ブランドがあるのは価値が高い」というのが認知として出来上がっています。
つまり、ミーハーである自分に価値を感じているんです。
心理2:分かりやすい物事で自尊心を満たしたい
現状の自尊心が低い状態で、流行や有名な人、ブランドものを追うことで、自分のパーソナルイメージが上がったような気分になります。また、流行や有名な人やブランドものに敏感な自分を相手に魅せることで、承認欲求を満たそうとします。
「流行は凄い」「有名だと偉い」「ブランドがあるのは価値が高い」というのが認知として出来上がっているため、周りの人が適度に流行や有名性(ブランド)を尊重しているレベルと大きなギャップが生まれ、痛い感じに映ってしまいます。
ミーハーな男性も、ミーハーな女性も「とりあえず、トレンドに乗っかておけば、自分ってイケてるでしょ!?」と思っているのです。そんなミーハーな行為は、裏を返せば、手軽で分かりやすいもので安心したいという心理が潜んでいると言えるでしょう。
心理3:分かりやすい安心感や同調を得たい
世の中の流行や話題を拾うことは、世の中に同調することを意味します。トレンドを追えば、「自分は間違っていない」「世の中ら逸れていない」という実感を得るおとができます。
ミーハーな行為に徹していれば、周囲との同調や協調を分かりやすく得られます。
ミーハーな人間の特徴
ぶっちゃけ、本質的には中身に興味がない
ミーハーの気質を表すワードに「にわかファン」というワードがあります。ミーハーな人というのは、個人的な事情を「ある対象」に持ち込んでいることが多く、本質的な中身に興味を抱いていないということは結構あります。
一時的にスポーツバーで盛り上がる人は、そのスポーツの本質を愛しているというよりは、一時的に盛り上がることに価値を感じています。
ミーハーな人は男女共に、「薄っぺらい」「中身の無い」という傾向が非常に強いです。「なんであんなに映画見まくってるのに、これだけしか語れないの?」的なことが多いんです。
深い話ができない、そのため、相手を深く理解できない、いや、相手を深く理解することを恐れている節すら感じるケースもあります。
ミーハーな人は、流行、有名、ブランド、その表側を本気で追っています。実は中身を追っていないんです。それを繰り返しているわけですから、動物的行動とも言えますよね。
だから、深みに向き合わない習慣が身に付いて、薄っぺらいだの、中身の無いだのの評価を受けてしまうんです。
アングラやサブカルに徹するほどに、その物事を徹底して深めたいというわけではないんです。つまり、その物事が流行や権威を得ていないとしたら、その物事を愛していないというわけです。
飲食で言えば、ミーハーな人は「情報を食ってる」タイプの人間です。一方、本質的なタイプは、本気でその分野を掘り下げているので、本質的に向き合います。
ミーハーとはお子ちゃまの通過儀礼
大人になれば、本質的なモノを見ようとする意志が働く
幼子は言い過ぎかもしれませんが、ミーハーとは子供の儀式のようなものだと思っています。
マーケティングでは、「トレンドを握っているのは女子高校生」なんて言われますよね。女子高校生が流行に敏感なのは「時間に余裕があり、自尊心が低い」からです。
大人になって自分と向き合って、着実に自尊心を高めれば、ミーハーではなくります。
そして、本質的に流行や有名人やブランドを愛することができます。流行っていれば、どうしても見えてしまうし、周りの人がハマっているなら、共通の話題にもなるし、上手い具合に利用することができます。
ミーハーな人は他人を深く愛せない
ミーハーな人は、自己愛を満たすことで苦労している
表面的に自己愛を満たすことで精一杯で、しかも、「満たしているようで満ちていない」の繰り返しで、表面的な感覚でしか物事と触れ合っていないため、他人にもそうなります。
ミーハーな人は、深く愛せないから、深く愛されません。すると、どんどん、ミーハーな人は、周囲を理解する力を失っていきます。
本当は悪い奴じゃないかもしれませんが、他人への深い愛がないために、自分を変えてくれるキーパーソンとのどっぷりとした時間に恵まれないんです。
とはいえ、ミーハーが経済を大きく回している
経済はミーハーに助けられている
すぐに「にわかファン」になる人というのは、経済的な観点から見たら、とても大切な存在です。ワールドカップもハロウィンも、爆発的に加熱するのは、ミーハーのおかげです。
プロ野球にしたって、本質的に詳しい人は、案外DAZNでじっくり視聴していて、感覚的に楽しみたい人が球場へ足を運んでいるかもしれません。
そう考えると、ミーハーな人の魅力って、「流行や有名性に対するノリの良さ」というのがありますよね。タレントやアーティストやスポーツ選手からしたら、とてもうれしい限りだと思います。
何かに託したい、誰かに託したい、流行や有名性に入れ込みたい、そういう想いが、経済効果を生んでいるのです。
最後に:適度にミーハーを楽しもう
強い自分軸とミーハーを融合させた人生を
反射的で過度なミーハーは、深い付き合いをすることはおススメしません。まだまだモラトリアム人間なんです。
モラトリアム人間とは、年齢では大人の仲間入りをするべき時に達していながら、精神的にはまだ自己形成の途上にあり、大人社会に同化できずにいる人間のことです。
度が過ぎると、ミーハーな行為に依存して、取り返しのつかないレベルになっていきます。知り合いには、個人事業主で超絶ミーハーな独身男性がいますが、もう誰も言ってくれないので、病的レベルなのですが、自分ではそれが「周りから良いものが分かる人」だと思われているという認知になっています。
実害を出していながら、反省ができません。なぜなら、ミーハー依存のせいで、深い内省がまったくできないからです。
ミーハーな度合によりますが、掘り下げてみると、思ったよりも危険人物であることが割とあるので、ミーハーな人と付き合う場合は気を付けて下さいね。
流行や有名性は、「トレンド」や「権威」の本質を知る鍵でもあります。強い自分軸を持ったうえで、ミーハーに踏み込むことで、「自分に生かせる手掛かり」を見つけることも少なくありません。
適度にミーハーを楽しむ心意気を持ってみるのも良いでしょう。たまにはミーハーになる人生も悪くないと思います。ぜひ、強い自分軸とミーハーを融合させた人生を楽しんで下さい。
谷洋二郎とは…
10万DL
人気2位
LINE Award
ノミネート
全国グッズ化
森永製菓
ミニストップ
コラボ多数
絵本詩集
ビジネス書等
多ジャンルの
書籍を出版
代表取締役に
個人事務所
一人きりで
日々奮闘中
Web制作
著者
ライター
クリエイター
大学は長崎
熊本を経由し
福岡と東京で
主に活動
2020年1月9日
(END) Thanks for reading!