3~4人以上・大人数になると会話が苦手になってしまう理由
安心して下さい。3人以上の大人数の会話が苦手な人はたくさんいます。検索ニーズを見ても、3人以上の会話で悩んでいる3~4人以上・大人数になると会話が苦手になってしまう理由人が多いことが分かります。
「3人以上 会話 苦手」
「4人以上 会話 苦手」
「4人以上になると話せない」
「3人以上 話せない 発達障害」
「大人数 話せない 病気」
「グループ 会話 苦手」
「集団 会話 入れない」
「大人数 苦手」
そこで、今回は、3~4人以上・大人数になると会話が苦手になってしまう理由を掘り下げていきたいと思います。
また、理由だけでなく、「大人数の会話苦手を克服するコツやテクニック」も伝授します。今回ご紹介するコツ・テクニックを組み合わせれば、状況を打開しやすくなり、大人数の会話を通じての成功体験も増えていきます。
それでは、いきましょう!
本記事の目次
重要:そもそも人間にとって集団や大人数の会話のメリットは小さい
好意や好反応は「深い感情」の出し引きで決まる
3人以上になると会話が苦手ということを掘り下げる前に、人間の本来的な欲求と集団の会話は反れてしまうことが多いことをお伝えします。
人は誰しもが深く向き合える対象との絡みを望んでいる
実際には少人数、もしくは、一対一でサシで成り立てば、人生はベストなんです。集団や大人数の会話は得られるメリットを回収するまでの初期コスト(心理的・経済的etc…)が大きいんです。
集団・大人数での会話が苦手という必然性
会話が得意な人でも、グループ会話は幾度となく失敗している
集団や大人数での会話は基本、誰しもが苦手だということを理解して構いません。人間の本性と反れたことがするので、苦手意識があるのは当然です。
だから、自分が訪れた集団やコミュニティの中で、一部の人が会話が盛り上がって、羨ましいと思ったとします。しかし、彼らは、別の集団やコミュニティでは会話を失敗しているケースがほとんどです。集団でもばっちり会話できていると思っている人も、見えないところでしくじっていると思えば、気が楽になりませんか?
どんな場でも会話を成功させるには、関心と気合いのスイッチをスーパーオンにして、エスコートフルな質問、自分の魅力を刷り込む適切な自己主張、全体の感情を平たく揺らすネタ振りと対処など、様々な心身のカロリーを常に消費していく覚悟が必要になります
だから、常に気を張って、誰か(集団)を楽しませてやろうと意気込んでないと、集団や大人数での会話の成功体験はなかなか得られなくなります。
グループ会話は自分を「自然体」に仕上げることが大切
きちんと向き合っていけば、だんだん意気込まなくても、自然体で成功できることが増えますが、それでも、消化不良に終わることは割とあるんじゃないかと思います。
グループの人間性、イベントや会合の仕組みや信仰の流れによって、会話の質量はかなり変わりますから、そもそも、集団や大人数の会話なんて、「うまく話せたらラッキー」ぐらいに思っておくと、評価や結果どうでも良くなります。
すると、「ぶっちゃけ、この感じ微妙じゃないですか?」と隣に漏らしたその人も同じことを思っていて、あなたのその一言が隣人にとって大きな自己開示になり、二人は打ち解けるなんてこともあります。
3~4人以上になると話せない・会話に入れない理由・原因
なぜ、3~4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか
会話に携わる人数が増えれば増えるほど、自分がうまく喋れなくなってしまうのには、様々な理由が絡み合っています。
<大人数になると話せない理由>
・話が薄くなり過ぎて「本性」と噛み合わないから
・ルールが無秩序で主体的に取り扱えないから
・全員に投げ掛けた後の「回し」が負担だから
・しらけた際のパワーが人数分のダメージになるから
・他人へ愛を注ぐことを楽しめないから
3~4人以上の会話っていうのは、つまらなくて、煩わしくて、不安定で、リスキーなんです。モチベーションも上がらず、それでいて、複雑だから、パフォーマンスが下がってしまいます。
大人数になると話せなくなる原因を一つずつ掘り下げると、以下のようなことが言えるでしょう。
理由1:話が薄くなり過ぎて「本性」と噛み合わないから
大人数になると、話が薄くなりやすく、自分が自然体で深い共感を覚える機会がどうしても減ります。自分で主体的に関心を持とうとしなければ、共感性を刺激できずに、つまらなく感じます。
理由2:ルールが無秩序で主体的に取り扱えないから
集団の会話はカオスになりがちで、自分がぶち込んでシーンとなった時のダメージもあります。不慣れ、不都合、不透明などから来る恐怖心があり、なかなか踏み込めない人もいます。
会話というのは、長期記憶から情報取捨選択し、現在の状況を捉えた短期記憶と融合させ、発言していきます。ワーキングメモリをフルに高度な行為なのです。
大人数になるほど、パターンが無限に広がっていくため、ワーキングメモリが消費していきます。現場のコントロール感を失うだけでも、ワーキングメモリの機能は落ちるので、会話のパフォーマンスは悪くなってしまうのです。
理由3:全員に投げ掛けた後の「回し」が負担だから
明確な司会進行役がいなければ、大人数の人からイニシアチブを奪って発言をした後に、周囲のリアクションに合わせて、会話を「回す」必要があります。
例えば、自分の発言の後、会話を「誰にトスしていいか」、そんなこと悩んでる時点で、会話のリズムやキレはめちゃくちゃ悪くなります。自然体で迷いを消すことは、ワーキングメモリを消耗しない秘訣です。
自分を主人公だと感じられるマインドを持っていないと、堂々と回すことができないでしょう。集団の会話の中で、「イタいキャラ」人のほうが、どんどん発言できるのは、躊躇せずに、思考をクリアにできているからです。
理由4:しらけた際のパワーが人数分のダメージになるから
やっぱりリスクって取りたくないですよね。「しらけること」=「心理的ダメージ」だと認知している人は、集団の会話が苦手なように感じます。集団になれば、良い反応も、悪い反応も増大します。
悪い反応が精神的ダメージに直結するタイプの人は、人数が多いほど、リスクを避けようとして、会話に入ることができなくなります。
一方、「他人との会話なんて弾んだら儲けものやろ!」ぐらいに思っている人は、積極的に会話に絡むことができます。もしくは「自分の会話は圧倒的に優れている」と思っている人も、みんなが難しく感じる会話の場ほど、はりきっていくわけです。
理由5:他人へ愛を注ぐことを楽しめないから
他人が楽しくなることを楽しめると、大人数でも自然に接する機会が多くなるのですが、集団の会話で「自分がこうなれたらいい」という思いが強すぎると、自分のことで余白がなくなり、他人への興味や愛がなかなか芽生えなくなり、集団の会話で金縛り状態になってしまいます。
大人数の会話と愛着障害
3~4人以上になると極端に黙り込む大人は愛着障害を克服できていないかも
潜在的に誰かへの愛を常に強く求めている人は、自分へ会話がフォーカスされていない時間帯を「愛されていない」と決めつけ、会話が盛り上がっている相手に憎しみのような感情を覚えます。
首を縦に振って、相手の話を面白く聞くことだってできるわけです。
例えば、3人で話していて、2人だけが盛り上がっている時に「いいね!二人盛り上がってるね!ってことは、二人は●●とかも好きなんじゃない?」と楽しめる人と、黙り込んで心の中で「はぁ?あたし置いてけぼりやし、死ねばいいのに」と怒りに満ちる人とまったく違います。
3人以上になると極端に自己愛をコントロールできない人は、総合的な成長が必要です。自尊心や自己効力感を高めて、愛着への障害を克服していくと、それだけで、3人以上の会話が、まるっきり違う感覚で、とても楽しみを見出せるものになります。
大人数の会話と発達障害
発達障害の方は3人以上の会話が話せないので無理をしないのがベスト
発達障害の方は、選択性と自由度が一気に増す集団の会話はどうしても苦手になります。会話が上手になるということよりも、情報を抽象化することを訓練してみて下さい。これは発達障害の子供に対して、親が気軽に取り入れられる訓練でもあります。
まずは、ヒマワリを一緒に見て、「黄色い、真ん中は黒くて丸い、葉っぱがある」など、具体的な情報を確認し合います。続いて、「ヒマワリ」はなんだと思うか一緒に考えましょう。「花」ですね。では、「花」は何かを考えましょう。「植物」ですね。「植物」は何かを考えましょう。「命」ですね。そして、抽象化し切ったことに対して、親が一言コメントするんです。「人も命だから、ヒマワリも大切にしないとね」といった感じです。
最初は捉えた情報から見える具体な要素を拾い、そこから、その存在とは何かを抽象化する。特に料理なんかは材料もたくさん使われていますし、固有名詞から抽象化しやすく、食事中にやり取りもできるので、オススメです。
3~4人以上の会話のコツ・テクニック
大人数の会話苦手を克服する方法
さて、ここからは「解決編」です。会議、飲みニケーション、異業種交流会、恋活パーティー、相席屋など、あらゆる場面で使える、「大人数会話のコツ・テクニック」を解説していきたいと思います。
めちゃくちゃ簡単に実践できますので、あなたも、絶対に大人数での会話で、成功体験を増やしていきますよ!
コツ1:自問自答するような独り言を零しまくる
リアクションを含めて、独り言を増やすのは非常に効果的です。「えっと、そういうことかー。ってことは、あれにも生かせそうだなー」みたいに、自問自答するように独り言を漏らしていると、相手が自然に話しかけてくれる可能性が高まります。
それだけではありません。自分がその場で言葉を発することがより自然になっていくんです。なので、自然に会話に割って入るチャンスを掴みやすくなります。
大人数の会話は、「自分が自分と話す」という行為が効果的なのです。
コツ2:隣の人だけに話題をふる
グループでの会話というと、話題は全員に投げかけなくてはいけないと考えがちです。
しかし、話題は全員に投げかける必要はありません。
間を割って同一の話題を全員に投げかけることは難易度が高いうえに、投げ掛けた後の処理も大変です。誰が何を返すかも予想不可能で、大人数になればなるほど慣れていないと対応不可能になります。
そこで、隣の人をまずターゲットにしていきます。
あなたが隣の人だけに話題を投げかけて会話が弾めば、次第にそこに注目が集まります。
結果、話題が3人、4人と広がり、全員がその話題で盛り上がるなんてこともあります。
この「隣の人だけに話しかける」テクニックはうまくできるようになると、どんな場でも対応できるようになるため、ぜひ試してみてください。
コツ3:必然性のある質問をする
隣の人への話題が見つからない場合は、「必然性のある質問」を投げ掛けると良いです。「ちょっと、ごめん!トイレ行きたいんだけど、場所分かる!?」みたいな感じです。
トイレに行きたいから、トイレの場所を聞く、いたって必然的ですよね。
「この後、用事が入るかもしれなくて、この会って、何時ぐらいに終わるんですしたっけ!?」という質問でも良いでしょう。
自分が分かっていても、敢えて聞いてみましょう。自分が口を開いている状態をなるべく増やすことで、大人数の場所に自分が溶け込んでいる感覚を得られ、会話が自然に広がるようになります。
コツ4:「超得意であるか?」を尋ねる
大人数の会話って、打ち解けるまでが難しいですよね。最初に何を話していいか分からずに、何も掴めないまま終わってしまうから、大人数の会話が苦手になるわけです。
そこで、出会った最初に「しゃべりが超絶得意なのか?」を聞いてみると良いです。
例えば、「鈴木さんって、こういう大人数の中でしゃべる場って、めちゃくちゃ得意で自信あるタイプですか?」という質問です。
だいたいにして、相手の答えは「そんなことないです」と謙遜します。謙遜の後に、「いやー、実は緊張してるんですよー」なんて本音を相手が漏らしたのなら、一歩前進です。自己開示性の返報性が高まっていくので、以後、どんどん本音で絡み合える可能性が高まります。
もしも、質問に対して、「はい!めっちゃ好きでぶっちゃけ自信ありますねー!」と答えた場合にも、自己開示させたことになります。
極端に聞くからこそ、感情の揺れが発生する可能性が出てくるのです。
コツ5:ボディランゲージ+つぶやきで印象付ける
グループでの会話では、いろんな人がランダムで発言するので、自分の最適な発言タイミングが分からなくなります。
発言タイミングがわからないときは、ボディランゲージを使ってみましょう。
ジェスチャーを大きくしたり、手を叩いたり、リアクションを大きくしながら、一言コメントをぼそっとつぶやいてみましょう。
ボディランゲージを使ったことで注目が集まりやすく、会話の参加者が自分に話を振ってくれる可能性が高まります。
3~4人以上の会話は無理やり苦手克服しなくてもいい
一対一でしか話せないなら、まずはそれからでいい
集団や大人数でも一対一になることはあります。だから、その機会に喋ればいいんです。実際に私も、集団の際は会話に入らないコミュニティが1つあります。でも、1対1になる際に、サクッと一言話したり、誰か一人に分からないことを質問したりして、そこで豊かなコミュニケーションは取れています。
すると、集団の際に、会話の中心者から質問や投げかけをもらえるようになります。後は全体進行中に、独り言を言いながら、ポジティブな気持ちで自分の作業を楽しんでいると、誰かがそれを拾って、全体に広げてくれ、コミュニケーションが生まれたりもします。
好きなコミュニティなら果敢に会話に入って、そこまでピンとこないコミュニティなら、すっと引いて、でも、心は閉ざさず、周囲に興味を持とうとする意志と、1対1になった際に、その人と着実に話していけばいいと思います。
最後に:3~4人以上の会話力は自己対話で変わる
自己対話が一番楽しくなれば、どんな状況も乗り越えられる
自己対話は好きですか?家で一人で様々なことをじっと考える自己対話。この自己対話を楽しめると、3人以上の会話も楽しくなります。一人でいる時に一人で自尊心を満たし、視野を広げ、思考を深められる人は、それを他人に注ぐことができます。
集団の中でも、しっかりと立場をカスタイマイズできます。相手の気持ちも汲みながら、自分の気持ちも正直に伝えられるようになります。
他人のアウトプットにリアクションし、気づいたことを自然に集団へアウトプットする、この繰り返しは、自然な自己対話を外の世界でカスタマイズしたに過ぎない
ぜひ、自己対話を掘り下げてみて下さい。歩いている時に見える景色や物を具体的な情報として思考し、そこに潜むストーリーや印象を自己対話するだけでもぜんぜん変わっていきます。
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