【自己変革】絶大なスルースキル(受け流す技術)を身に付ける方法
スルースキルを上手に扱える人は、今後ますます自己実現や目標達成をスムーズに行えるようになっていきます。スルースキルを積み上げると、仕事や恋愛でも、自然と悪い人の出会いを遠ざけ、良い人との縁が結ばれる可能性がどんどん高まります。
そこで、今回は他のサイトよりも「分かりやすく」かつ「本質的」にスルースキルについて徹底解説していきます。
さらには、厄介な人間から嫌味を言われた際に、逆に相手を打ち負かすトーク術や、皆さんがこれからよりますますスルースキルを高めていくための方法も伝授していきます。
それでは、あなたがスルースキルの知見と技術を完全に装備する記事の旅へ、誘(いざな)っていきましょう!
本記事の目次
スルースキルの意味:本当の受け流す技術とは
スルースキルとは簡単に言うと「取捨選択のセンス」を磨くこと
実はスルースキルは昔から言われている「取捨選択」のことです。受け止めることを上手に選択したり、捨てたりしながら、自己成長や成功を促すスキルを指します。
重要:スルースキルは成功には欠かせなくなってきている
スルースキルは業界や職種を問わず、すべての夢や目標達成のために重要なスキルとなっています。さらに言えば、仕事から恋愛における様々な人間関係構築にとっても重要なスキルになっています。
つまり、スルースキルを軽視していると、自己実現をしくじる時代になったのです。この背景には、以下のような社会と時代の要因が複合的に絡んでいます。
スルースキルと情報化社会
情報過多な時代によって、脳をあまりにも疲弊させるほどの情報刺激を日々受けてしまうようになりました。私たちはスルーを怠ると、ストレスホルモンであるコルチゾール値が高まり、瞬時の判断力や創造力を発揮するためのワーキングメモリの容量を摩耗します。
スルースキルは感情コントロールだけでなく、「脳力」を高く維持するために重要なのです。
スルースキルと多様化社会
個人の価値観やスタイルやニーズが多様化した結果、個人同士が分かり合い良好な人間関係を築くことのレベルが非常に高まってしまいました。昭和や平成初期なら当たり前と全員が認知していたことが、誰かにとってはハラスメントと受け止められる時代です。
多様化社会では、相手を完全に認めることができなくても、スルーすることが適切なリスクマネジメントになり得るのです。相手は相手、自分は自分と平静を保ち続けることが時代にフィットした姿勢と言えます。
時代への変化が急速で、世代間の価値観に大きな差異が生じている問題もあります。多様化社会に自身の行動をフォローアップできてない人が一定数いるため、スルースキルを身に付ければ、「この人は私を理解してくれている」と相手から好意を得ることすらできるようになります。
スルースキルと1億総発信時代
Webを通して誰しも自己主張を発信できる時代になりました。特にSNSは双方向性のあるコミュニケーションが可能となり、人と人は、共感だけでなく、軋轢を急激に増やすようになりました。
スマホやネットのテクノロジーがない時代は、家に帰れば、他者とのほぼ完全なる断絶が可能でしたが、現代は意識的かつ能動的に対策をしなければ、外部からの意見や他人との交流を排除することができません。
だからこそ、意識的かつ能動的に上手に外部からの発信を断絶するスルースキルが重要なのです。
スルースキルが高い人の特徴
特徴1:「無色透明」に情報をフィルタリングする
スルースキルに長けた人は、「情報と感情は実は切り離せて冷静になれるんだ!」という視点を貫いています。
「だって、その情報に自分が感情の色付ける必要なくない?相手が自分が嫌いなのは情報としてあるけど、そこに凹むってよりは、そのことで相手との絡み方分かるよね!しかも、嫌いってことは、羨望があるかもしれないってことは、憧れの裏返しとしての感情かもしれないんでしょ?それってむしろ、好きじゃん!今は好きって素直に言えないだけじゃん!だから、もう少し、相手が気持ちよくなる接し方を考えてみるわ!まだまだ人間力上がって、いろんな楽しみが増えそうで何よりです!」
こんな感じに思うこともできますよね。相手が情報に感情を付けて来たり、感情が付いた情報って、こちらの反応も反射的かつ感情的になるって方が多いかと思いますが、情報に感情を共存させるリテラシーは法律で定められたものではありません。
特徴2:「精神大富豪理論」で相手に接する
精神大富豪理論とは、「<完全な余裕>という富を手にした人は、相手へネガティブな感情を示さない」という理論です。受け流す人が上手な人は「成功していない人ほど、他人に厳しく、他人に激しい感情をぶつける」という考え方で、人間関係を築いていきます。
例えば、相手が不条理にいきなり怒ってきたら、一般的にはこちらも対抗したくなるかもしれません。しかし、スルースキルに長けている人は、
「おっと、ここを怒りで返したら、自分の心の余裕のなさを露呈するだけだし、相手も余裕がないから理不尽に怒ってるし、ここは相手の怒りに付き合ってあげよう」
という解釈で接します。だから、相手の理不尽な行為に対して、ダメージを受けません。それどころか、自分に人間的価値をさらに高める機会にすらしちゃうんです。
特徴3:「自己対話」の格好の材料にする
特徴1と特徴2からも分かるように、スルースキルに長けた人は、基本「他人の意見が好き」です。それは、他人の意見とは、自分の創造性と可能性を高めるチャンスだからです。
相手がたとえ悪意を持っていたとしても、自分の思考以外からくる外部情報は、自己対話をクリエイティブにしてくれるきっかけになるわけです。
受け流すのが上手な人は、どんな指摘や批判からも学ぼうとする意欲的な人です。相手がわちゃわちゃ言ってくることに対して、「自己成長となる議論の材料の一つをプレゼントしてくれた!」と認知するのです。
スルースキルの注意点:間違った解釈すると、成果や結果が出せなくなる
スルースキルの意味を履き違えると、自分がスルースキルを高めていると勘違いを起こし、多大な損失や逆効果を自身に与えてしまいます。
スルースキルの向上に取り組む際は、以下の3つの点に注意するようにしましょう。
注意点1:スルースキルは「ポジティブシンキング」とは違う
無思慮でポジティブを装うことと、スルースキルは違います。むしろ、スルースキルは、相手の意見や感情をより多面的に捉える思慮深い能力です。自分の価値観とは異なる情報が感覚に触れた際に、瞬間的にポジティブシンキングで閉じ込めようとする人がいます。
スルースキルとは、自分とは違う意見や想定外の感情を相手がぶつけてきた時、フラットな情報にカスタマイズし、その情報を有意義に取り扱うことです。
注意点2:スルースキルは「全否定」とは違う
否定をすべて最初から跳ねようなスルーをする人がいます。うーん、悲しいですよね…否定ってチャンスなんですけど、危害と感じて、1つの否定で相手を嫌いになる人もいます。
自分を否定することは徹底排除し、自分らしく生きていこう。もちろん、理解できるのですが、あまりにも早い段階で、自己否定を排除すると、自分らしく羽ばたける範疇が狭くなり、自分の殻に閉じ籠りやすくなってしまいます。
一発目でスルーし過ぎて、本気の愛のある指摘を誰もしてくれなくなり、客観性のない嫌われモンスターへの一途をたどる
結局、言ったところでスルーされるので言わないわけです。余程、その人に愛がなければ言ってくれないでしょう。頭ごなしに真っ向から来る批判をスルーすれば、只の頑固野郎と同じです。いったん受け止めて租借した後に「内容は受け止めて、心は流されない」からこそ、スルーがライフスキルとして成立するのです。
注意点3:スルースキルは「単なるスキル」とは違う
実はスルースキルを高めるには、「スキル」以外の要素もかなり強く影響されていきます。スルースキルは知的体験の幅と量に比例します。スルースキルは自尊心の高さにも比例します。スルースキルを意識せずに高いスルースキルを手にしている人もいます。
つまり、高いスルースキルを身に付けたいなら、スルースキルの「スキル」以外を伸ばすことのほうが、手っ取り早いことも多いのです。
スルースキルを上げる会話術
本質的にスルースキルを高める方法を述べる前に、即効性のある会話術のほうから伝授していきましょう!厄介な人間をスルーするための会話術です。相手が嫌味でこちらを否定したときには特にガツンと効いていきます。
会話術1:お礼を伝え、自分の未来向上を提示する
相手がなぜ嫌味を言う理由は、こちらにダメージを与えたいからです。相手はこちら側がダメージを喰らったと認知したら、目的は達成されるわけです。しかし、こちらがダメージを表に出さずに、むしろ、ボーナスをもらったかのように振る舞うと、逆に相手に大きなダメージを背負わせることができます。
「なるほど!ありがとうございます!わざわざ言ってくれてとても参考になります!なんかより自分の営業成果が高まるような未来のイメージが湧いてきました!本当にありがとうございます!」
「だから、お前がダメなんだ!」といったような悪口を言われると、ついつい謝ってしまう人もいるかもしれませんが、「すみません!」を一切出さずに、感謝を伝え、自分の未来がうまくいくイメージが湧いて喜んでいる雰囲気を突きつけるのがポイントです。
会話術2:無感情で膨大な質問を繰り返して疲弊させる
まずは、相手の理不尽な言いがかりに感情ゼロにしてリアクションをします。その次に、相手の言った指摘に対して、どんどん質問を掘り下げていくのです。
「それって、●●ってことですか?」
「■■っていうことは、どういうことですか?」
「▲▲っていうことは、◆◆っていうことですか?」
質問を繰り返すことで相手はどんどん疲弊します。怒りを煽ることになっても、こちらは感情をずっと殺して冷静を装うのがポイントです。質問を繰り返していくと、相手が理屈や根拠のない発言をした際に、どこかのタイミングでボロが出て、相手にダメージを与えることができます。
会話術3:大きな声で反応して、コメディ感を出す
普通に凹むのではなく、冗談っぽく凹んでいる姿を見せることで、「コイツには効いてないな」と相手に印象付け会話術です。
「うわぁー!!それまさに図星です!今雷が背中にズドーンと落ちちゃいましたわ!もうほんとに参りました!」
「ああああああああああああ!気にしてること言われちゃった!ほんと凹んじゃないですか!」
アニメや漫画のキャラクター的なリアクションですよね。「あちゃー!」と言って自分にげんこつするのも良いでしょう。
会話術4:許容したうえで、他では通用しないと指摘する
自分へのディスリに関してはばっちりと受け入れて、「でも、そんなことしてたら、他の場所で嫌われるから、やめたほうがいいですよ!」と釘を刺す方法です。
「いやー、本当に自分にはいいですし、これからもどんどん言ってもらったほうが有難いぐらいなんですが、今みたいな感じの会話って、デザイナー部署の人たちにすると、マジで嫌われるんで、それだけはやめた方がいいと思います。自分にはがんがんやっちゃってもらって構わないんで。」
コツは、自分には悪態をついても別に構わないということを何度も強調することです。そのことで、自分自身は真摯に指摘を受け止めている感じを出しつつ、今回がいかにレアケースで通用しているのかを相手に植えつける可能性が高くなります。
会話術5:大きくリアクションせずに、まったく別の話題に移行する
相手の暴言の後、話題を180度変える会話術です。
「なるほどねすね…(少し長めの沈黙)あっ、というか、今思い出したんですが、先輩って、機能獲得した顧客レポートもう読み終わりました?」
「だよねー…(少し間を置いて)あっ、そういえば、この前の日曜劇場って、面白くなかったですか?」
ポイントは「あっ、そういえば!」といった転換フレーズをいかにも突然思い出したかのように強調することです。転換フレーズが自然に強調されることで、次の話題への切り替えがスムーズになっていきます。
会話術のコツ:マニュアル対応で相手に流されるのを防ごう
人の話を受け流すには、自分軸を持つことです。自分の軸を自分で作り上げていなければ、行動の軸は相手や環境が用意することになります。
外部からの影響を受けやすくなります。だから、スルーも上手くできません。不器用でも頑固でもいいので、「Aの時はとりあえずBする」というif thenプランニングを悪口の対処に組み込むと、スルースキルが自然に高まります。
スルースキルを上げる、鍛える方法
スルースキルを【本質的に】高める方法をお伝えします。本記事の一番伝えたい部分になります。
<スルースキルを本質的に高める方法>
1、相思相愛できるコミュニティを持つ
2、知的体験を増やす
3、徹底したスキルを持つ
4、成功体験を積み上げる
5、会話の引き出しを増やす
この5つに向き合うと、単純に「自分にはこれがある!」という自尊心が芽生えるので、相手の「口撃」くらいでは、ダメージにならなくなります。核心を突いた言葉に対しては、本当にありがたく受け止められるようにもなります。
方法1、相思相愛できるコミュニティを持つ
職場や家族以外の自分が相思相愛、相互理解できるコミュニテを持つことができれば、職場や家庭での理不尽な対応をバランスよくこなせるようになります。
ビジネスパーソンで職場のコミュニケーション環境が劣悪なのであれば、別の自分らしくいられるビジネスコミュニティを獲得したいところです。
自分にとってかけがえのないコミュニティを築くあげることができれば、長時間過ごす場所で理不尽なことがあっても、「どうせここで苦しんだところで、自分には別の輝ける場所がある」と認知していけるようになります。
方法2、知的体験を増やす
知的体験を増やし、物事を深い思慮と広い視野で俯瞰して見られるようになります。すると、感情に走った相手の思惑すらも、知的に受け止め、知的に様々な観点で解釈するのが楽しくなります。
多様な知を蓄えることです。あなたは知っているからスルー出来るんです。知らないから惑わされるんです。情報弱者という言葉がありますが、まさに彼らはスルースキルが低い人達と言って良いでしょう。
多様な知を蓄えるには、百聞をしながら「一見を味わった人」に出会うことです。結局、新しきを知る時点で、軽い自己否定は喰らいますし、新しきをスルーせずに蓄えるからこそ、スルースキルは積み上がります。
相手のあらゆるアプローチから成長のアイデアや新しい学びを得られるので、終いには相手の口撃をむしろ楽しみにしちゃっているレベルに達していきます。
新しい趣味を見つけて掘り下げたり、多様な分野の書籍で考えを深めたりしていくようにしましょう。
方法3、徹底したスキルを持つ
スキルを磨いて、「自分がきちんと何者であるかを自認する」ことができれば、相手が暴言を投げつけてきたとしても、自分が揺らぐことはありません。極端な話、副業で稼ぎ切っている人は、会社の上司にどんなに怒られようが、上司に嫌な思いを抱きようがないんです。
それは、「別のスキルで稼ぎ切っている」というもう一つの揺るぎないビジネスアイデンティティがあるからです。パラレルキャリアで、常に2個以上の専門性を有して活躍している人は、自然とスルースキルが高くなっていくでしょう。
方法4、成功体験を積み上げる
成功体験が増えれば、相手がどんなに否定感を浴びせようとしても、これまでの揺るぎない実績がその否定感を一瞬で吹き飛ばしてくれます。
ある程度、成功に執着していく粘り強さは大切です。成功を重ねれば重ねるほど、成功への執着心は減って、別のモチベーションでプロ意識を保つことになるでしょう。
高い自尊心の源になる成功体験は一日で作り上げることはできません。だからこそ、作り上げた際は、強固で安定的なものになっていきます。
成功体験そのものだけに注目するのではなく、日々の努力やプロセスにもきちんと注目するようにしましょう。小さな努力やプロセス可視化し、努力やプロセスを自身で褒めていくことで、自尊心を高めることに繋がっていきます。
方法5、会話の引き出しを増やす
スルースキルは自分一人の情報受容だけでなく、他人との会話の場でも求められます。そのため、会話そのもの実力がスルースキルに直結するのです。
世の中には、ヒアリング、カウンセリング、コーチング、コンサルティング、ディレクション、インタビューなど様々なコミュニケーション手法があります。こうしたコミュニケーションを学び、ビジネス交流会やイベントに参加し、多くの人と多くの立ち位置で話していくと、自然に会話の引き出しは増えていきます。
SNSを受け流すスルースキルの高め方
SNSをしない人ほど、現実では豊かに暮らしている
SNSに対するスルースキルは、「スルースキルが高い人の特徴」で述べた内容で解決することができます。
例えば、精神大富豪理論「<完全な余裕>という富を手にした人は、相手へネガティブな感情を示さない」というのをSNSに適用させると、「SNSをしない人ほど、現実では豊かに暮らしている」という認知にすり替えることができます。
現実で本当に幸せなら、現実内消化ができているため、わざわざSNSで発信しません。
超極論ですが、目の前の幸せで完全に包まれていれば、目の前で承認されているため、SNSを使っている時点で、もう不幸せの欠片をこちらに見せつけているんです。
だから、SNSは承認欲求が満たされていない方々の投稿と思えば、話半分で受け止める良いスルースキルが身に付きます。
最後に:スルーはしても愛は忘れないスキルを
スルースキルとはあらゆる刺激を上手に咀嚼し、自分をアップデートすること
スルーとは無視ではありません。心に溜め込まないことです。なので、参考にした後に、心から切り離すことができるのです。
そして、相手によっては、愛を持って、あなたのスルーしたいことをぶつけてきます。だから、あなたはスルーしたくても、愛をきちんと受け取って、あなたも愛を持って感謝を示しましょう。
たまには乗っかって凹んでみるのも良い自分を作ってくれる
なので、全部が全部スルーする必要はありません。スルースキルなんて、ほんとに人生においてちっぽけなものです。日頃から自分に向き合って、着実に成長していけば、いずれはスルースキルなんて自然に身に付きますから。
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