
人脈は仕事において、AIを凌駕する絶対的な武器となります。私の経験で言えば、超絶ビビリなのにフリーランスになったのも、法人化することになったのも、TV出演や書籍出版や企業タイアップのオファーも、1回の展示会の出会いから1000万円の仕事を得たのも、「すべては出会った方々のおかげ」です。
この世の「人脈の本質」はパラドキシカルなもので、「人脈」を口に出す人ほど人脈が薄く、「人脈」を口にしない人ほど人脈が厚くて熱いものです。
それは、人脈に躍起になっている人がナンセンスで、人脈の本質を捉えている人は、人脈を意識することなく、多様な人間関係を構築していってるからです。
人脈は私人としても、仕事人としても、その個人のオリジナリティを分かりやすく示します。ですから、「自分を殺して無理やり作る人脈」は、「自分らしさとはほど遠いモノ」になるわけです。
そこで、今回は、他の記事とは一線を画す、自分らしく、本質的に人脈を広げる「人脈術」を、徹底的に解説していきたいと思います。
本記事の目次
人脈を作るうえで大切なこと

人脈の質を高める行動体質
人脈を広げたい、人脈を作りたい、そう意識している方の多くは「良い人と結ばれて、自分をより良い状態に築きたい」と考えていると思います。
人脈は量より質、むしろ、1人の質の高い脈が量を伴うことがしばしばです。
人脈作りのコツは「決めつけないこと」「相手にとって格別になる」この2つです。
人脈は地雷のようなもので、自分から踏み込んでいくことで、良い人脈に当たってしまうのですが、相手の印象を決めつけて、自己開示させるまでに至らないと、「実はあの人はとても凄かった」(もしくは後々そうなる)ような人を素通りしていきます。
また「脈起こし」のために場に繰り出して、いろんな人と出会うわけですが、実際に「脈が出来上がる」のは、次に再度コンタクトを取って、関係が昇華された時です。そのためには、1度会って、相手が会いたくなるような唯一性を刷り込む必要があります。
相手に提示できるものが「個性的」かつ「魅力的」であれば、あなたは出会った人から再度お声が掛かる確率が高まり、自然に新しい出会いがスパイラルします。人脈を意識せずに、自分らしく相手に良い時間を提供するだけで、どんどん素敵で社会的に成功した人と出会えるようになっていきます。
人脈作りのコツは「キャリアの打ち出し方」である

個性的なキャリアを初速から打ち出す
人脈作りのコツは、場所選びというよりは、自分の状態をどう作るかが大切です。一番効果的な人脈作りのテクニックは、
キャリアをパラレルにして、それをキャッチーに刷り込むこと
もちろん、自分の実績が1つの分野で突き抜けていれば、人脈を引き寄せるのが簡単ですが、そういったケースでない場合は、2つ以上の分野で専門性を身に付けておくと、「人当たりの瞬発力」が格段にアップします。
会社員の方でも、趣味で料理の研究、もしくはもっとコアに「ご飯のお供」だけを徹底して研究をしているとか、そんな感じでいいんです。
男性が仕事の生産を高めるために、ヨガの要素を取り入れた体操を独自で作ってます!まぁ、趣味レベルなんですけどね。
自分昔O脚でそれを自力で改善したんですけど、それだけでオシャレに着れる服が格段に増えたんですよ。たまに友達にO脚改善とショッピング同行して服選んだりして、それでめっちゃ喜ばれてます!
こんなエピソードが自然に出せるようになると、素敵な人脈を持っている人は「もしかしらら、自分の知り合いと会ったら、何か発展しそうだから、今度紹介していい?」みたいなことが増えてきます。
情熱と想いがあって、しかも、相手に何かを提供できる人を見ると、素敵な人脈を持っている人は、自然に人を繋ごうとします。なぜなら、素敵な人脈を持った人は、自然に人に救われてきたからです。
人を愛し、人に愛され、本質的な実力を持っている人は、取引のように「人脈」を扱うことはしません。自然に相手のために取った行動の結果、出来上がったものが「人脈」という呼ばれ方をしているだけに過ぎないのです。
人脈作りと「初速」と「名刺」

人脈作りは名刺一つでも大きく変わる
異業種交流会などの出会いの場で与えられた時間は多くても数時間、しかも、お互いに知らない者同士で、不特定多数の人が集まる中、私たちは人間関係を構築していく必要があります。
そこで圧倒的に使えるのが名刺です。名刺は一番最初の「話題リスト」の役割を果たしますが、お堅い会社の名刺は非常にシンプルなもので、「話題リスト」の役割を果たせずに、相手が名刺を貰っても即座に話題を振り返す流れを作るレベルに至っていません。
できれば、個人用の名刺を作りたいところです。名刺は思いっきり個人的なものにしましょう。
趣味や没頭していることをキャリアに仕立てて、それを「名刺」などのツールにきちんと表現するとかなり良いです。名刺が人脈を広げる際に「自分の格別さをキャッチ―に刷り込む」一番のツールです。名刺を渡した瞬間に「初頭効果」と「ハロー効果」を相手に与えることができれば、その後のコミュニケーションが円滑になります。
具体的な情報を名刺に羅列することで、相手がリアクションできる話題が増えるだけでなく、相手の初期の警戒心を外しやすくもなります。自分を開示してることで、自己開示の返報性が高まり、相手も自分の本性をあなたに開示しやすくなるからです。
オススメは二つ折り名刺です。4ページに渡って自分をアピールできます。出会った初期に口(喋り)で自分のことを伝え過ぎるのは良い印象を与えません。だから、名刺の情報量を適度に増やすことで、自然な話題の展開が広がっていきます。
人脈で大事なのは可能性を示すこと

今の自分が凄い存在じゃなくていい
学生や経験の浅い社会人の人が、実績のある経営者や専門家と繋がろうとした場合、大事なのは可能性を感じてもらうことです。
彼らの価値観に沿った「可愛げ」を表現することもその1つです。自分の努力を語ることも大切です。自分ならではの視点で相手が語りたい事に言及することも大切です。
もし、相手と話していて、相手の実績や才能が突き抜けていても、、その相手の人間性が素晴らしいとは限りません。マッチしない人と無理にマッチしようと思わなくて良いのです。自分を殺して人脈を優先させるのはお薦めしません。合わない人にあえて寄り添ってみることで、コミュ力や器量を高める機会にしていきましょう。
だからこそ、相手に合わせ過ぎずに、でも、相手を尊重し、それでいて、他の人が聞けない質問や内容に踏み込めた時は、自己開示の大チャンスです。
相手が自己開示したら、深い返報性が生まれます。すると、相手はこちらのことを聞いてくれます。その際に、キャリアをパラレルしていて、他の人よりも格別な可能性を感じたら、「じゃあさ、今度、○○っていう人がいるから、繋げるよ!飯でも行こう!」なんてなるわけです。
人脈を作りに最適な5つの場所

人脈を作れる場所はたくさん存在します。その中で重要なのは、「自分にとって心地よいこと」と「相手に心地よく思われやすいこと」のバランスです。リアルな対面の場が合っている人もいれば、ネットでの交流が合う人もいます。いろいろと試して、自分らしく人に恵まれる環境を整えたいところです。
異業種交流会

人脈を作る最もシンプルかつパワフルな方法だと感じています。主催者が交流をエスコートしてくれるものから、完全に自主性に委ねられるものまで様々です。後々の素晴らしい人との繋がりの「起点」となることが非常に多いです。
早急に大きな結果を期待するのではなく、「多くの人の仕事や価値観を知ることができ、自分のことも語ることができたらオッケー」というくらいのノリでやることで、出会った人と長期的な関係に発展していきます。
BNIのように、お互いが完全にビジネスで何かしらの貢献を行うことが前提となっている異業種交流会もありますが、BNIにおける関係性は私の中では素敵な人脈に定義されないので、非推奨です。
交流会に関しては、フェイスブックの検索エンジンから「異業種交流会」や「クリエイター」「医療」「30代」「起業」など、任意の言葉で検索して、検索結果のカテゴリーを【イベント】にすると、返報性の高い人が集まるイベントを見つけることができます。
オンラインサロン

著名人や影響力のある人と簡単に繋がることができる人脈ツールです。オンライン上で積極性を出せる人にはフィットします。また、既に提供できるスキルやコンテンツを持っている方は転機を作りやすいです。著名人であるサロン主が見出してくれる可能性もあります。
会員数が多く、活発なサロンでは、四六時中情報のやり取りが飛び交い、その情報を追うだけで疲れる人もいます。リアルな交流の場を設けるオンラインサロンも多いため、「純粋に入りたい!」と思ったサロンがあれば、入るといいかもしれません。
オンライン上のほどよいガツガツ感が必要になるので、自分のモチベーションがあまり高くないと、「オンラインサロンは意味ない」と感じるかもしれません。また、サロンの質は、サロン主次第なので、ハズレサロンももちろん存在します。
朝活

異業種交流会のようにがっつりとした交流会ではなく、よりラフでライトな交流が多いのが朝活です。カフェで開かれることが多く、短いもので30分、人数は5人以下で、自己紹介&フリートークで終了といった流れになります。
会社員のかたは、隙間の時間を利用することができますし、ワンコインで参加できるのも魅力です。朝活で仲良くなった人と一緒に、夜の異業種交流会に出る流れは非常に良いです。新しい場所には「複数」で参加することで、緊張しづらくなり、初期のコミュニケーションが非常にスムーズになります。一人参加で控えめな人に対して、複数で参加した自分たちがフォローすることで、相手にも非常に喜ばれます。
DM(ダイレクトメッセージ)

SNSやブログのお問い合わせにダイレクトに連絡するという手法があります。私自身は、ブログから声を掛けてもらいアーティストに作詞をさせて頂きまし、そのアーティストから紹介してもらった経営者のおかげで、別のアーティストさんからもコラボのオファーも貰いました。
リニューアルのため、テイストが合わなくなって消してしまったのですが、以前は書評記事も書いていて、その書評を実際に著者のかたが読んでくれて、お茶を定期的にする仲になったこともあります。
DMで人脈を築けるタイプの人は、オンラインサロンで人脈を築けるタイプの人に近いかもしいれません。「オンライン上のほどよいガツガツ感」と「自分がスキルやコンテンツをある程度提供できるレベルにある」、この二つがDMの結果を変えるでしょう。
展示会

展示会に参加すると、自分の日常とは180度違った人との繋がりを得ることができます。個人として出展する側に立つことができれば、来場者に自分を明確に表現できるので、一番人脈が発展する場所の一つになるでしょう。例えば、ライター、ブロガー、イラストレーター、デザイナー、作曲家、書道家、漫画家、写真家、絵本作家などのクリエイターは、「クリエイターEXPO」という明確に自分を表現し、メーカー、広告代理店、出版社など数万人の来場者と繋がれる場所があります。
私自身は、年に一度のクリエイターEXPOで、向こう一年の500万円~1000万円以上の仕事を貰っています。自分がゲストになれる場所があるなら、それがベストで、ゲストになった際は、ゲストとして最大のパフォーマンスを出すことが人脈の質を高めます。
もしくは、来場者として、いろんなEXPOに参加し、興味を持ったブースに対して飛び込んでいき、出展者と名刺交換をするというパターンがあります。願わくば、そのブースで名刺交換をする必然的な理由があると、関係が発展しやすいです。しかし、単純に「すごく興味を持ったので、名刺交換させて頂いてよろしいですか?」という切り口でも良いでしょう。
せっかく来場したので、損得やマッチング性を考えずに、好きだったり、興味が湧いたりすれば、話し掛けると良いでしょう。
人脈が広がる5つの趣味

趣味が人脈が広がる大きなきっかけとなることもあります。私自身は、プライベートで会った人から直接仕事を依頼されるのは、これまでの関係性に「クライアントとサービス提供者」という関係が加わるため、あまり好きじゃありません。特に私人として仲良くしている人ほど、ビジネスの関係を加える際は躊躇してしまいます。
しかし、趣味の場で出会った人本人からは仕事を請けることはありませんが、紹介を受けることはよくあります。紹介をして頂く人は、ビジネス上で初対面を果たすため、私にとってはシンプルな気持ちで接することができます。
趣味をきっかけにしたい場合は、以下の5つの趣味が人脈を自然に広げやすいと言えるでしょう。
トライアスロン

経営者の間でよく言われるのはトライアスロンです。結局、時間とお金が掛かる趣味はできる人が限られているので、そこには良い人脈が潜んでいると言われています。
9時~17時をズラした早朝に行っているイベントや習い事はエネルギッシュで心にも余裕があり、自分で主体的に社会活動をしている人が多いので、学生なんかにはオススメです。
性格の良い経営者の方が、朝早くから仲良く絡んでくれたりします。人脈を広がる趣味は、まず、自分が趣味を楽しめることが大切です。それでいて、コミュニティとしての機能を持っていて、自然に会話が生まれるような趣味を選ぶと良いでしょう。
ワークアウト

自分の経験上は、ワークアウトもいろんな人に出会えます。スタジオワークアウトは、参加者全員で同じ課題を行うため、自然にコミュニケーションが増えます。自分が行ったことのあるクロスフィットでは、補助をし合ったり、チームとしてペアを組んだり、かなりの交流があります。
自分は「私人」で行く場所に「ビジネス」を持ち込まないタイプなのですが、趣味コミュニティは単に趣味コミュニティに留まらず、属する人たちの人生そのものを底上げする認識を持っているコミュニティも存在します。
ボランティア

ボランティアは、真剣な活動をする中で、他のスタッフや人との交流が増えていきます。そのため、本音で、本質的な部分で仲を深めやすい特徴があります。ボランティアを趣味にすれば、多くの人のためにもなります。真剣にボランティアに取り組んだ結果として、素敵な人との出会いに恵まれるのです。
セミナー・教室・塾

ボランティアと同様の原理で、教室や塾は、真剣な人が多く、人脈として発展しやすい出会いがたくさんあります。特に懇親会が付いているもの、単発ではなく長期的に通うものであれば、力強い「仲間」になる可能性も高くなります。セミナーや習い事を募集するプラットフォームもたくさん存在します。
教室や塾を卒業後、お互いのキャリアが上昇すれば、お互いがより素敵な人を紹介し合えるようになり、人脈はどんどん掛け算になっていきます。
しかし、むやみやたらに高額塾に入るようなことは止めましょう。
料理・食

料理や食が好きだったり、詳しかったりすると、自然に人を誘う流れ、人に誘わる流れが起こりやすくなります。おいしい店をたくさん知っていると、接待や仲介をすることに面倒くささを感じづらくなります。
料理や食の趣味は、相手から質問される機会も多くしてくれます。「ねぇ、今度、20代の後輩女性社員の歓迎会があるんだけどさ、最近のおすすめの店とかある?」といった感じです。
料理教室に通えば、料理教室で出会った人たちから「今度、牡蠣に特化したバーベキューあるんだけど、来ない?」といったイベントに誘われる可能性が出てきます。
人脈は人に会わない方が高められる

人脈の場も「スキル is キング」
相手にメリットを提示すれば、人脈は繋がっていきます。人脈作りは持ちつ持たれつが大事です。ただし、尽くすには時間もお金も掛かります。しかも、単に尽くすよりも、自分自身がスキルアップする方が、より魅力的と思ってもらえるため、「人に会わずに籠って自分を高めること」が人脈の発展への懸け橋であることが多いです。
人脈をどのように高めるのかは自由であって良いのですが、「自分が相手と繋がりにくい」「人と会う時イマイチ思いっ切りの良さを出せない」ということであれば、「自分がスゴくなることに自己投資する期間」をきちんと設け、それから人の場に繰り出すと、かなり人脈が築きやすくなります。自分が自分を表現しやすいようにするには、自尊心を高める必要がありますし、この自尊心が与える影響力というのは、とても大きいんです。
一見スキルがないような人が、飲み歩くだけで様々な人から好かれて紹介され、サービスや商品の成約を取ってしまう、みたいなこともありますが、これは、「人間力」がスキルとして機能しているためです。コミュ力も、人間味も、スキルとして大きく機能するのです。
人脈作りとSNS

単純接触効果を与えられるSNSの交流
一度の交流が深いものであれば、その後はなかなか会う機会がなくても、SNSでの投稿やコメントを通じた交流で単純接触を増やし、仲を保ったり、深めたりすることができます。
特に実名でクリーンなフェイスブックは、過去に出会った人たちとの関係性を友好的なものにしやすいSNSです。できれば、朗報などを小出しにする(2週間~1カ月に1回)投稿頻度が望ましいです。何気ない日常を連投するよりも、自分の頑張っていることや向き合っていることについてのニュースをたまに投稿するほうが、ビジネス的な関係性は強固になります。
人脈が「胡散臭い」と思われる理由

人脈が持つネガティブな印象の本質
検索ニーズを分析すると、「人脈」はを「下品」「いらない」「信用できない」「胡散臭い」「クズ」「くだらない」と解釈されています。人脈がネガティブに捉えられるのは、「低クオリティ・低スキルの意識だけが高い系」の行動に気持ち悪さを感じているからでしょう。
例えば、とんねるずの石橋貴明さんの芸能界の大御所からスポーツ選手、文化人との豊富な人脈網は「人脈」とは感じませんよね。繋がっている人間同士がクオリティや哲学の部分で敬意を示し合っているのが理解できるからです。
一方、反社会勢力と繋がっていたとされるカラテカ入江慎也さんの人間関係は、「下品」「いらない」「信用できない」「胡散臭い」「クズ」「くだらない」と解釈してしまうのではないでしょうか。それは、入江慎也さんが繋がっている人が、入江慎也さんの本業に敬意を抱いていない、むしろ、本質にすら興味を抱いていないことが、私たちにまで伝わっているからです。
私の人脈経験談:人脈の恩恵

個人的なイベントが起点で国の仕事へ
LINEスタンプが全国2位になって10万ダウンロードぐらい売れた時があったのですが、その年にデザインフェスタというイベントでブースを出しました。そこであるイラストレイターの方2人と出会いました。
月末にLINE Creators Stamp Awardにノミネートされたので再び東京に行くのですが、その時に一緒に飲むことになりました。翌年、新宿ロフトプラスワンでトークイベントを主催する彼らに誘われて、自分もイベントに出ます。イベントは大盛況で、そこに客として来ていたITの経営者と役員の方と仲良くなります。
なんと本社は自分の活動地と同じ福岡で、本社でセミナーの仕事と、それから毎月会議に参加してアイデアを出すという仕事を貰いました。
また、役員の方は、国のイベントをプロデュースするような会社に転職していて、観光庁、環境省後援「温泉総選挙」企画で外国人観光客向けに作るグッズの仕事を貰いました。1つの行動を起点しても人脈はかなり広がることの顕著な例だと思います。
異業種交流会からラジオ出演
クリエイティブな職種の人が集まる交流会に参加し、同時やっていた『爆笑ピクト』というブログ専用の名刺を作っていくと、主催者に非常に気に入られ、「本にしたほうがいいから、出版社紹介するよ!」と出版社に営業して頂くことになりました。結局は権利を自分で持ちたいという理由で、自分で出版社を作ったんですが、その時も印刷所を紹介して頂き、さらには、その主催者が出演しているFMで告知をさせて頂きました。
交流会に参加する前は、まだ、会社員でフリーランスになるなんて考えてなかったのですが、その交流会であった2社の方から転職の引き抜きの話がありました。そして、先に会社を辞めて、その2社に連絡したんですが、「面白そうだから、フリーでやったら?貯金なくなったら雇うから」みたいなことをどっちの会社からも言われたので、独立しました。後ほど、聞くと「やりたいことがたくさんありそうだから、会社員じゃないほうがいい」と思っていたようです。
ヘアメイクさんを紹介でモデル業界へ
普通のビジネス交流会に、ヘアメイクの女性が来ていて、普通に食事に誘ったんですが、後々にその女性から「新しいアートな仕事がしたい」と相談を受けました。以前の飲み会で知り合ったカメラマンのかたがいて、フェイスブックで繋がっていたんで、お願いしたら、快諾。撮影現場に行ってヘアメイクさんを紹介したら、その時に、スタイリスト兼ディレクターのかたがいて、そのかたに気にって頂き、様々な飲みの席に呼ばれるようになりました。
そこでモデル事務所の社長さんを紹介して頂きました。すると、自分の物の見方などを気に入って頂き、モデルを含めて多くの業界の人を紹介してもらえるようになりました。特に仕事に直結するわけではないんですが、違う業界で生きる人たちとの交流はとても有意義でした。スタイリスト兼デザイナーのかたが、後々、ファッション雑誌の編集長をすることになり、3回ほどコラムを書かせて頂きました。
このような感じで、たった一つの小さな出会いを大切にする、その場その場で相手の心に向き合い、お互いが良い時間を過ごすことができれば、計算することなく、関係は発展し、違う人を巻き込みながら、世界が作られていく、自分はそのように人脈を捉えています。
人脈を開拓する3つの条件

人と会う際はこの3つを頭に刻み込め
ビジネスコミュニケーションも大事ですが、人脈にはもっと大切な土台があります。人脈の場は「スキル is キング」だと前述しましたが、人脈の解説の締めとして、以下の3つを大切にして頂ければと思います。
1、哲学
2、熱意
3、クオリティ
哲学を持ち続け、熱意を持ち続け、自分のクオリティを上げ続ける、このことが良い人脈を引き寄せる何よりの条件です。特に一見成功してそうなニセモノは、この3つを持った人に大きな引け目を感じます。哲学と熱意とクオリティに向き合う人の本物感が眩しいからです。
思考と実力と人間性を自己研磨することが、「人に会ったときの爆発力」を作るのです。本物で素敵な人とは関係が爆進し、偽物でダークな人を爆破させ、あなたは周囲から恵まれた人になってゆくのです。
最後に:人脈が勝手に広がる「人質」へ
人脈が広がるタチになろう
人質と書くと、聞こえが悪いですが、「人としてのクオリティ」に向き合うと、それだけで人脈が広がります。自分が出せる力と人徳と人格が人脈を跳ね上げるのです。
人質とは「約束を守るしるしとして、相手方に渡される人」という意味ですが、人脈においては、「相手と繋がるきっかけとして、相手に理解される魅力」と言えます。
だから、専門性が突き抜けて、人間的に素敵であれば、すげーモテまくるわけです。類は友を呼びますから、なりたい自分に着実に近づいていけば、会いたい人に確実に会うことができます。
仕事から恋愛まで、ぜひ、たくさんの素敵な人と出会ってみて下さい。
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2019年11月16日
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